スーツにスニーカーはダサい?ビジネスマナーや合わせる際のポイントを解説
2025/09/26
スーツの着こなし方
スーツでの通勤や外回りの際に「歩きやすいスニーカーで仕事ができたら」と感じたことはありませんか。
しかし、いざ試そうにも「スーツにスニーカーはダサいと思われないか」「ビジネスマナーとして非常識ではないか」などの不安からいつもの革靴を選んでしまう方は少なくありません。
靴の選び方や合わせ方を間違えると、カジュアルすぎたりだらしなく見えたりして、あなたのビジネスパーソンとしての評価を下げてしまう可能性があります。
ですが、ポイントさえ押さえれば、スーツにスニーカーを合わせても問題ありません。
本記事では、スーツに合わせるスニーカーの選び方から許されるビジネスマナーの範囲、そしておしゃれなコーディネート術まで解説します。
この記事を読んで、明日からの通勤を快適でスタイリッシュなものに変えましょう。
スーツにスニーカーを合わせるのはダサい?
結論からいえば、スーツにスニーカーを合わせるスタイルはダサくありません。着こなしのポイントを押さえれば、現代的で洗練された印象を与えられます。
実際に、社会全体の価値観の変化にともない、スーツとスニーカーを合わせるスタイルは一般化しつつあります。
この流れを後押ししたのが、2018年にスポーツ庁が開始した『FUN+WALK PROJECT』です。
当時の長官が自らスーツにスニーカーを合わせてイベントに登場し、健康増進などを目的にスニーカー通勤を推奨しました。
スーツとスニーカーの組み合わせは、新しいビジネススタイルの一環として社会的に認められつつあります。
スーツにスニーカーを履くのがダサいと言われる理由
スーツとスニーカーの組み合わせがダサいと言われる理由には、以下のようなものがあります。
- フォーマルとカジュアルのミスマッチに見えるから
- 場にふさわしくないと感じる人が多いから
- スーツの色とスニーカーの色が合っていないから
スーツとの合わせ方やTPO(時・場所・場合)を間違えないように、それぞれの理由を解説します。
フォーマルとカジュアルのミスマッチに見えるから
スーツにスニーカーがダサいと言われる理由は、スーツのフォーマルさとスニーカーのカジュアルさの差にあります。
本来、ビジネススーツはフォーマルな服装、スニーカーはカジュアルなアイテムです。
この2つをそのまま合わせると、コーディネート全体のバランスが取れず、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
この問題を解決するためには、スーツはセットアップのようなカジュアル寄りのものを選び、スニーカーは革素材でできたシンプルなデザインのものを選ぶなどの工夫でバランスを調整しましょう。
場にふさわしくないと感じる人が多いから
おしゃれなコーディネートでも、TPOに合っていなければマナーを知らない人と印象づけられてしまいます。
特に、重要な商談や冠婚葬祭など、フォーマルさが求められる場面でスニーカーを履くのはマナー違反と見なされる可能性が高くなるため注意しましょう。
また、業界によってもスニーカーが許容されるかは異なります。
ITやクリエイティブ業界などではスニーカーが受け入れられやすい一方、金融や公的機関などでは革靴が基本とされています。
TPOに合わないと、ファッションセンスの問題ではなく、ビジネスパーソンとしての配慮が欠けていると見なされかねません。
スーツの色とスニーカーの色が合っていないから
スーツとスニーカーの色合わせが悪いこともダサいと思われる原因のひとつです。
特に、蛍光色や原色など派手な色のスニーカーは、スーツのフォーマルな印象を損ないます。
スニーカーだけが悪目立ちし、スーツスタイル全体のバランスが崩れてしまうためです。
派手な色のスニーカーはスーツのよさを消してしまうため、結果的にダサいと思われてしまいます。
スーツにスニーカーを合わせてもダサくならないためのポイント
スーツとスニーカーのコーディネートを成功させるために、以下のポイントを押さえましょう。
- スニーカーは無地やシンプルなデザインを選ぶ
- スーツの色に合わせたスニーカーを選ぶ
- パンツ丈を短めにしてスッキリ見せる
- 汚れたスニーカーは絶対に避ける
おしゃれなスーツスタイルにするための具体的なポイントを解説します。
スニーカーは無地やシンプルなデザインを選ぶ
スーツに合わせるスニーカーは、無地でシンプルなデザインを選びましょう。
例えば、テニスシューズのようなクラシックなローテクスニーカーは、ボリュームが抑えられているためスーツのシルエットを崩しません。
一方で、ソールが厚いハイテクスニーカーや大きなブランドロゴが入ったものはカジュアルな印象が強すぎるためスーツには不向きです。
スニーカーを選ぶ際の基本は無地で、色数は1〜2色に抑えるのがおすすめです。
スーツの色に合わせたスニーカーを選ぶ
コーディネート全体に統一感を出すためには、スーツとスニーカーを同系色でまとめるのがおすすめです。
例えば、ネイビースーツにネイビーのスニーカーを合わせると、コーディネート全体にまとまりが出ます。
また、スニーカーの色をインナーと合わせる方法も効果的です。
インナーのTシャツとスニーカーの色を白で統一するなど、上半身と下半身で色をリンクさせるとおしゃれな印象になります。
スニーカーの色だけが浮かないよう、コーディネート全体で配色を考えましょう。
パンツ丈を短めにしてスッキリ見せる
スーツとスニーカーを合わせる際は、パンツ丈の調整が重要です。
スニーカーは革靴よりボリュームが出やすいため、普段のパンツ丈のままだと裾がスニーカーの上でたまってしまい、だらしない印象になります。
裾がスニーカーの甲に触れないノークッションか、くるぶしが見えるアンクル丈に調整しましょう。
ノークッションやアンクル丈は足元がすっきり見え、軽快な印象を与えます。
特に、足首に向かって細くなるテーパードパンツとスニーカーを合わせると、よりシャープな印象に仕上がります。
汚れたスニーカーは絶対に避ける
スーツに合わせるスニーカーは常に清潔に保ちましょう。ビジネスシーンでは、清潔感が欠かせません。
いくらよいスーツを着ていても、スニーカーが汚れているだけでだらしない印象を与え、信頼を損なう可能性があります。
特に、人気の白スニーカーは汚れが目立ちやすいためこまめなケアが欠かせません。
スーツにスニーカーを合わせる場合、革靴と同様に日頃の手入れが必要になります。
きれいなスニーカーを選ぶことが、スーツとのコーディネートを成功させる基本です。
ビジネスシーンにおけるスーツとスニーカーのマナー
ビジネスシーンでスニーカーを履く際は、以下のマナーに配慮しましょう。
- 社外の人と会う場では避けるのが無難
- 会社のドレスコードによってはOKな場合もある
- ベンチャー企業やクリエイティブ系では定着しつつある
スニーカーがマナー違反にならないように、それぞれのマナーを解説します。
社外の人と会う場では避けるのが無難
ビジネスシーンのなかでも社外の人と会う場面では、特にコーディネートに注意を払いましょう。
取引先との重要な商談や初対面の挨拶の場では、スーツにスニーカーを合わせるのはマナー違反になる可能性があります。
重要な場では、伝統的な革靴を選ぶのが安全な選択肢です。
なぜなら、相手が服装に対してどのような価値観や規範を持っているか事前にわからないためです。
特に、業界や年代が違えば、コーディネートに対する考え方も異なります。
ビジネスの場では、個性の表現よりも相手との信頼関係を築くことが優先されます。
相手に敬意を払い、商談に集中できる環境を作ることこそ、ビジネスパーソンの基本です。
社外の人と会う場面では、スニーカーではなく革靴を選びましょう。
会社のドレスコードによってはOKな場合もある
スーツにスニーカーを合わせてもよいかは、会社のドレスコードによって決まります。
まずは就業規則を確認し、上司や先輩のコーディネートを参考にして社内の雰囲気をつかみましょう。
オフィスカジュアルが推奨され、スニーカーを履いている社員が多い職場では、スニーカーを選んでも問題ありません。
ただし、部署や役職によってはカジュアルな服装が認められない場合もあります。
スニーカーを選んでよいかの判断に迷う場合は、上司や先輩に相談してみるのが確実です。
自分の好みよりも、組織の一員としてふさわしい服装を心がけましょう。
ベンチャー企業やクリエイティブ系では定着しつつある
ベンチャー企業やクリエイティブ系の業界では、スーツにスニーカーを合わせるスタイルが定着しつつあります。
IT・広告・デザイン業界などがその代表例です。
比較的若い世代の多い職場では、伝統や形式に縛られず、常に新しいアイデアやスピード感が求められます。
そのため、フォーマルな革靴よりも、アクティブで軽快な印象を与えるスニーカーの方が、働き方や企業の価値観に合っていると見なされやすくなります。
スニーカーを選ぶことは、単なる快適性や機能性の追求だけではありません。
服装を通して「自分は現代的な価値観を持つ人材だ」と表現する、セルフブランディングの効果もあります。
スーツに合うスニーカーの選び方
スーツに合うスニーカー選びで迷っている方は、以下のポイントを押さえましょう。
- 白や黒などベーシックな色を選ぶ
- 細身のスニーカーを選ぶとスーツと合いやすい
- 革素材やレザー風のスニーカーはフォーマル感を出せる
おしゃれにスニーカーを履きこなしたい方は参考にしてください。
白や黒などベーシックな色を選ぶ
スーツに合わせるスニーカーは、黒・白・ネイビー・グレーなどのベーシックな色を選ぶのが基本です。
黒は革靴に近い感覚でコーディネートを引き締め、白は清潔感と軽快さを与えてくれます。
また、ネイビーやグレーは黒ほど重い印象にならず、白ほど汚れも気にならないため日常使いしやすい色です。
ベーシックカラーのスニーカーは、どのような色のスーツとも合わせやすく、全体のコーディネートを損ないません。
ビジネスシーンでは、派手な色や多色使いのスニーカーは避けましょう。
細身のスニーカーを選ぶとスーツと合いやすい
スーツに合わせるスニーカーは、全体のシルエットが細身でスマートなものを選びましょう。
ソールが厚いスニーカーは足元だけが目立ってしまい、スーツのきれいなシルエットを崩してしまいます。
逆につま先にかけて細くなるようなシャープなデザインのスニーカーは、パンツからのラインが自然につながり、コーディネート全体のバランスがよく見えます。
スーツスタイルをきれいに見せるためには、スニーカーのボリューム感を抑えましょう。
革素材やレザー風のスニーカーがフォーマル感を出せる
スニーカーの素材選びは、フォーマル感を演出するために重要なポイントです。
キャンバスやメッシュ素材はカジュアルな印象が強いため、スーツにはレザー(本革・合成皮革)やスエード素材のものを選びましょう。
レザーやスエードのスニーカーは革靴に近い質感を持つため、上品な印象を与えられます。
最近では、革靴の見た目とスニーカーの機能性を両立させたドレススニーカーも人気です。
スーツに合わせるスニーカー選びに迷ったら、ドレススニーカーから試してみるのがおすすめです。
TPOを見極めておしゃれにスーツ×スニーカーコーデを着こなそう
スーツとスニーカーをおしゃれに着こなすには、TPOを見極めることが重要です。
まず、会社のドレスコードでスニーカーが問題ないかを確認し、取引先など社外の人と会う場面では革靴を着用しましょう。
次に、スニーカーは白や黒のベーシックカラーで、レザーやスエード素材のタイプを選ぶのが大切です。
スーツに自然と馴染み、フォーマル感を演出するために細身のデザインを選びましょう。
TPOをしっかり見極めれば、スーツとスニーカーの組み合わせはスタイリッシュで現代的な印象を与えます。
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