オーダースーツの値段相場はいくら?種類別に比較!予算の決め方のポイントも解説
2023/09/27
オーダースーツ
オーダースーツの製作を検討する際「値段の相場はいくらなのか」「オーダー方法ごとに値段の違いはどれほどあるのか」など疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
オーダースーツは既製品よりも高価な印象を持ちやすいため、特に初めて製作する方にとって値段相場が気になるのは当然のことです。オーダー方法には3種類あり、それぞれの値段は大きく異なります。
この記事では、オーダースーツの値段について以下を解説します。
- オーダー方法ごとの値段相場
- 値段を決める要素
- 予算の決め方
オーダースーツの値段相場について理解し、希望の予算に合った、自分だけの特別な1着を製作してください。
オーダースーツの値段相場は?
オーダースーツは、3種類あるオーダー方法によって値段が異なります。以下は、オーダー方法ごとの値段相場を表にまとめたものです。
オーダー方法 | 値段相場 |
---|---|
パターンオーダー | 2〜5万円 |
イージーオーダー | 5〜20万円 |
フルオーダー | 20〜100万円 |
店舗によって値段が前後する場合もありますが、一般的には表に記載した相場で考えて問題ありません。安くて2万円、高いと100万円を超えるオーダースーツもあり、値段はピンキリです。選択するブランドや生地によっても大きく変動しますが、傾向として、カスタマイズの自由度が広がると値段は高額になります。
ここからは、オーダー方法ごとの値段相場と特徴をくわしく解説していきます。
パターンオーダー
パターンオーダーの値段相場は2〜5万円が一般的で、3種類のオーダー方法の中では最もリーズナブルです。選択するブランドや生地によっては10万円近くかかる場合もありますが、基本的には既製品と大差のない価格帯のため、オーダースーツ初心者におすすめです。
パターンオーダーとは「既製サンプルの中から自分の体型に近いものを選んで調整する」オーダー方法で、着丈や裾丈などの調整が可能なほか、上下で異なるサイズを選べる特徴があります。
「既製品のスーツは、体型は合うけどサイズが合わない」と悩む方や「値段をできるだけ安く抑えたい」と考える方におすすめのオーダー方法です。
>>パターンオーダーとは?イージーオーダー・フルオーダーとの違い・おすすめ店舗を紹介
イージーオーダー
イージーオーダーの値段相場は5〜20万円で、既製品のスーツと同額か、やや高額な値段です。パターンオーダーとフルオーダーの中間にあたる価格帯で、カスタマイズ次第でどちらにも寄せられます。
イージーオーダーとは「既製の型紙から自分の体型に合うものを選んで調整する」オーダー方法です。最大の特徴は体型補正が可能な点です。体型補正とはいかり肩や猫背、反り腰など体型の悩みに合わせて補正することで、ほとんどの体型をカバーし、きれいなシルエットが演出できます。
「既製品では体型が合わない」と悩む方や「既製品よりは予算を多く出せる」と考えている方におすすめのオーダー方法です。
>>イージーオーダースーツとは?パターンオーダーとの違い・メリット・デメリットを解説
フルオーダー
フルオーダーの値段相場は20〜100万円ですが、高級なブランドや生地を選べば100万円を超えることもあるでしょう。値段の幅が広いため、フルオーダーの場合は特に予算を明確にしておく必要があります。
フルオーダーとは「型紙からすべてオリジナルで製作する」オーダー方法で、主にハンドメイドで製作されるのが特徴です。イージーオーダーでは対応できない細かな体型補正が可能で、より身体にフィットしたスーツを製作できます。
高額な分、カスタマイズの自由度も高く「イージーオーダーの体型補正ではカバーできない」と悩む方や「高額でもいいから、とことんこだわりたい」と考える方におすすめのオーダー方法です。
>>フルオーダーとは?セミオーダーとの違いや価格についてスーツ店が解説
オーダースーツの値段を決める要素
オーダースーツの値段はさまざまな要素によって決定されます。そのひとつがオーダー方法です。カスタマイズの自由度や体型補正の有無によって値段は異なり、パターンオーダーはリーズナブルに、フルオーダーは高額になります。
ここでは、オーダー方法以外の値段を決める以下の要素について解説します。
- 生地の生産国
- 生地のブランド
- オプション
どんな要素で値段が左右されるのかを理解しておくと、予算に合うオーダースーツ製作に役立つでしょう。
生地の生産国
生地が国内産か外国産かによって値段や特徴は異なります。 国内産と、主な輸入生地の生産地であるイタリアとイギリスを比較した以下の表をもとに、それぞれの値段と特徴を解説します。
生産国 | 値段 | 特徴 |
---|---|---|
日本 | 比較的リーズナブル | 高品質で耐久性に優れる |
イタリア | 高価 | バリエーション豊かで軽く滑らか |
イギリス | 高価 | 伝統的なデザインでハリがある |
国内産生地は物流費や関税などを抑えられるため、輸入生地に比べると比較的リーズナブルとなっています。繊維の密度が高いため、耐久性に優れているのが特徴です。国内産で流通している生地の約70%は愛知県尾張産で、イタリアのビエラ地区やイギリスのハダースフィールドと並ぶ、世界三大ウール繊維産地のひとつでもあります。
一方の輸入生地は、送料や関税のほかロイヤリティ料(使用料)が発生するため、国内産よりも高額となります。さらに、国内産の素材はウールが多い一方で、輸入生地にはリネン・シルク・カシミア・キッドモヘアなどの高級素材が混率されていることも高額となる要因のひとつです。
輸入生地の代表的な産地はイタリアとイギリスで、デザイン性に富んでいて有名ブランドが多くを占めています。イタリア産の生地は滑らかで柔らかく幅広いデザインがある一方、イギリス産の生地はハリと丈夫さがあり、伝統的なデザインが用いられているのが特徴です。
生地のブランド
さまざまなファッションブランドがあるように、オーダースーツの生地にも数多くのブランドが存在し、ブランドごとに値段や特徴は異なります。オーダースーツで使用される主な生地ブランドを紹介するので、比較検討する際の参考にしてください。Suit Yaで取り扱いのあるブランドは価格も記載しています。
まずは、日本国内にある生地ブランドです。
生地ブランド | 特徴 |
---|---|
御幸毛織(みゆきけおり) |
|
葛利毛織(くずりけおり) |
|
国内産の生地は高品質で低価格のため、コストパフォーマンスに優れたオーダースーツを製作できます。
次に、イタリア産の生地ブランドを紹介します。
生地ブランド | 特徴 |
---|---|
Loro Piana(ロロピアーナ) |
|
Canonico(カノニコ) |
|
REDA(レダ) |
|
イタリア産の生地はデザインが豊富なため、おしゃれに着こなしたい方にぴったりです。比較的リーズナブルなブランドもあるため、価格を抑えたい方にも検討しやすいでしょう。
続いて、イギリス産の生地ブランドをみていきましょう。
生地ブランド | 特徴 |
---|---|
Dormel(ドーメル) |
|
SCABAL(スキャバル) |
|
JOHN FOSTER(ジョンフォスター) |
|
イギリス産の生地は伝統的なデザインが多く、きっちりとした印象を演出したい方におすすめです。
店舗ごとに取り扱いブランドが異なるため、好みのデザインや予算に合う生地を取り扱っているかを事前にリサーチしておくとよいでしょう。
オプション
オーダースーツは、オーダー方法や生地だけでなくオプションも選択できるため、何を選ぶかによって値段も左右されます。細かい部分ではありますが、選択するオプションによって個性を出したりおしゃれを楽しんだりできます。選択できる主なオプションは以下の通りです。
- ボタン
- 裏地
- ステッチ
- その他
まず、ボタンの種類や価格、特徴の一覧です。
種類 | Suit Yaでの価格 | 特徴 |
---|---|---|
樹脂 | 無料 | オーソドックスで取り扱いやすい |
水牛 | 1,870円~ | 模様がすべて異なり、高級感がある |
貝 | 2,420円 | 光沢がある一方で割れやすい |
ナット | 2,200円 | 落ち着いた色で柔らかい印象になる |
メタル | 1,650円 | 金属製でより個性を出せる |
オーダースーツ製作で選択できるボタンは一般的に5種類です。ボタン単体で選ぶのではなく、生地の色味や着用シーンに合わせて選択しましょう。
次に、裏地の種類と価格、特徴を紹介します。
種類 | Suit Yaでの価格 | 特徴 |
---|---|---|
ポリエステル | 無料~ | シワができにくく、摩擦に強い |
キュプラ | 3,300円 | 再生繊維で、肌触りが良く吸湿性に優れる |
裏地は普段見えませんが、肌に近いため着心地の良し悪しに直結する重要な部分です。オプションで選択できるキュプラは、吸湿性や放湿性に優れた機能的な生地で、光沢があるため高級感ある仕上がりとなります。
続いて、ステッチの価格と特徴です。
種類 | Suit Yaでの価格 | 特徴 |
---|---|---|
AMFステッチ | 3,300円 | 手縫いで高級感がある |
AMF糸色指定 | 無料 | 色によって印象を変えられる |
AMFステッチは、ジャケットの襟や胸ポケットに施された手縫いステッチで、立体的な襟となります。
最後に、その他オプションの価格と特徴を確認しましょう。
種類 | Suit Yaでの価格 | 特徴 |
---|---|---|
本切羽(ほんせっぱ) | 無料~ | 袖口を開閉できる仕様で抜け感を演出できる |
バルカポケット | 1,100円 | 船底に似たカーブのポケットでこなれ感が出る |
本切羽とは代表的なオプションのひとつで、袖のボタンホールを開く仕様のものです。イタリアのジャケットに多く用いられており、洗練された印象となります。バルカポケットとは、胸ポケットを船底のようにカーブさせた仕様で、こなれ感を演出できます。
オプションによって有料と無料があるため、自分の予算や好みによって選択しましょう。
オーダースーツの予算の決め方
オーダースーツを製作する際には、事前に予算を決めておく必要があります。決めないまま進むと、不要なオプションをつけてしまったり、想像以上に高額になったりする恐れがあるためです。
予算を決める際は「目的を明確にする」「予算は低めに見積もる」ということを意識してみてください。
目的を明確にする
なぜオーダースーツを製作したいのか、どのような形にしたいのかなど、目的を明確にしておく必要があります。目的によってオーダー方法や値段が異なるため「体型を補正してほしい」「昇進祝いにこだわった1着を製作したい」など目的を明確にした上で予算を検討してください。
一例として、以下の表を参考にしてもよいでしょう。
目的 | オーダー方法 | 最低限の予算目安 |
---|---|---|
既製品よりワンランク上のスーツを製作したい | パターンオーダー | 2万円 |
ある程度カスタマイズしたい・体型補正が必要 | イージーオーダー | 5万円 |
細部までこだわりたい | フルオーダー | 20万円 |
表は、オーダースーツ製作の目的例と、各オーダー方法の最低限必要な予算を記載したものです。目的に合わせてオーダー方法を決定すると、予算をスムーズに定められます。
予算は低めに見積もる
オーダースーツの値段はピンキリのため、まずは予算を低めに見積もった上で、上限も決めておくとよいでしょう。店舗やオーダー方法だけでなく、選択する生地やオプションによっても値段は大きく変動するため、ある程度幅を広くしておくと安心です。
候補の店舗があれば、生地の種類やオプションなどをリサーチしておくと、具体的な予算を想像しやすくなります。
コスパ重視のオーダースーツならSuit Yaがおすすめ
スーツの値段は幅が広く、既製品より安く購入できる場合もあれば、カスタマイズ次第で100万円を超える場合もあります。オーダー方法や生地の種類によって値段は大きく変わるため、オーダースーツの製作を検討する際は、予算や目的を明確にしておく必要があります。
店舗によってオーダー方法や値段、生地の種類が異なるため、複数を比較検討して自分の納得のいくスーツ製作ができる店舗を選びましょう。店舗を比較検討する際には「Suit Ya」を候補に入れることをおすすめします。
Suit Yaはイージーオーダーを採用しているため、なで肩や反り腰などに対応し、体型を補正したスーツの製作が可能です。さらに、高級生地にこだわっており、ウール100%の生地を使用したオーダースーツは身体にフィットしてきれいなシルエットとなるでしょう。
イージーオーダーの値段相場は一般的に5〜20万円ですが、Suit Yaは29,800円〜と相場を下回る価格で製作できるのが特徴です。低価格で高品質なスーツを製作できるため、コストパフォーマンスには自信があります。
実店舗を持たないSuit Yaは、採寸から生地の選択まですべてネット上で行えます。そのため、忙しいビジネスパーソンでも都合に合わせて気軽にオーダースーツの製作が可能です。完成後の試着でサイズが合わない場合はお直しが可能なため、ネット注文に不安を感じる方にも安心してご利用いただけます。オーダースーツ製作の際は、ぜひSuit Yaをご検討ください。
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以下の記事で安いオーダースーツブランドを紹介していますので、あわせてご覧ください。