女の子の本音

「いくらいいスーツでもブカブカやヨレヨレのスーツじゃがっかり」

これは20代のOLの方達にアンケートをとった際、一番多い意見です。 そうです、いくら良いスーツでも体のラインにきちっと合っていないとだらしがないとか、 イケてないと思われてしまいます。

そこで、皆さんにスーツでジャストサイズを味わっていただくための情報をお知らせします。

ジャストサイズなスーツを選ぶ方法①

まず、スーツを選ぶ際、大きく2種類あります。それは『既製スーツ』と『オーダースーツ』です。
はやり、ジャストサイズのスーツを選ぶにはオーダースーツが基本です。
既製スーツはお値打ちじゃん。裾とか丈も詰めてくれるし。最近はデザインが良い量販店がいっぱいあるし、そんな声がたくさん聞こえてきそうです。既製スーツも現在はだいぶ技術が進みお値打ちな商品もたくさんあります。

しかし、ひとつ大きな問題があります。それは体型補正に限界があるということです。
なぜなら、既製品はできた状態が完璧な状態です。そこに大きな補正を加えるということは形が崩れてしまうことになります。

オーダースーツは体のサイズを採寸しあなただけのサイズで仕立ててくれるため、体にフィットしたぴったりのスーツづくりが可能です。 実はオーダースーツにも種類があるのをご存じでしょうか?大きく3つのパターンがあります。

FULL-ORDER (フルオーダー)

別名『ビスポーク』と言われ、オーダースーツの最高峯でテーラーによってすべての体型を採寸し型紙を一から起こすオーダーシステムです。ちなみにビスポークとは英語の『Be Spoken』からきており(話し合い)を意味しています。 テーラーと顧客が相談をしながら1着を作り上げていき、顧客のために専用の型紙を起こすため、体の癖などを自由に補正でき、顧客の好みや希望に細かく答えられるのが最大のメリットです。
納期はお店にもよりますが来店時に採寸をして、その後2回の仮縫いを終えて完成となり、約2か月~半年前後で完成しますしかし、仮縫い等の複雑な作業や納期の問題で値段が高価となり、デパートや街のテーラーで仕立ててもらうと相場は20~30万円前後となります。

PATERN-ORDER (パターンオーダー)

オーダースーツの中でも最もシンプルでリーズナブルなオーダーシステムで現在流行りのシステムです。 用意された既製品や型紙をベースに拡大・縮小していくタイプで、気軽にオーダー感覚を楽しめます。 ただ、体型補正の点で制約が多く体型に癖のある方は予め確認したほうがよいでしょう。
最近では大手スーツ会社やデパートなどで販売されており、値段も既製服に近く数万円代~あり、10万円以下のほとんどがこのパターンオーダーがメインとなります。納期は仮縫いがないため早いところでは約10日~20日間で完成します。

EASY-ORDER (イージーオーダー)

型紙を様々な形に変更できフルオーダーに近い感覚です。サイズ見本(ゲージ)と呼ばれるサンプル服を実際に着用し、フィッターがサイズやフィット感を確認後、それを基に修正を加えていきます。サイズや体型補正の内容が決まったら、豊富なパターンやディテールを組み合わせてオリジナルの一着を作り上げます。 そのため、なで肩や怒り肩も十分に補正することができます。
また、手間のかかる仮縫いを省くため、値段も数万円後半~15万円前後とお手頃で、納期は2~4週間くらいが一般的です。

このようにオーダースーツにも数種類があると知っていただけたと思います。 選び方のポイントとしては、ご予算や納期はもちろんですが、ご自分の体型を知って、体に合ったシステムを選んでいただくことがジャストサイズのスーツ選びの基本となります。

ジャストサイズなスーツを選ぶ方法② テクニック編

これから紹介させていただく方法は、実際にスーツのサイズを変えるのではなく、生地の柄や色、スーツの形などスーツ選びの際のちょっとしたテクニックによって、よりスーツがジャストサイに見えてしまう方法をお知らせしたいと思います。

背の低い人は、ピッチの狭めの縦のストライプ柄が似合います。その理由は、ストライプ柄には縦に膨張して見せる作用があり遠目に立体感がでるからです。また、背の低い人は、相手の視線のポイントをできるだけ高い位置におくことで、背の低さをカバーすることができます。パンツのプリーツ(タック)をなしにしてすっきり見せる。Vゾーンを華やかにするために明るい色柄のタイを合わせる。3つボタンのスーツを着ることによりVゾーンを高めの位置に持ってくる。等と工夫することによって、背の低さを感じさせにくいスーツとなるでしょう。

細身な人は、スーツを着ているという印象より、スーツに着られているという印象を受ける場合が多くあります。それはサイズ選びの問題でもありますが、スーツの形を選ぶことも関係しています。痩せている人は、ダブルのスーツよりも、シングルの3つボタンのスーツの方がよく似合います。それは、より体にフィットした印象を与え、スーツに着られているという印象をなくすことができるからです。

むっちりな人はスリムなスーツを無理に着ないほうが良いです。 あえて少しゆったりしたスーツに、くっきりとピッチの太いストライプの入ったスーツが視覚効果で引き締まって見え似合います。ピッチ幅は1cmぐらいある柄を選ぶと体型を細く見せる効果があります。 しかし、あまりにオーバーサイズで余裕のあるスーツを着る場合、余計に太って見えてしまいます。ポイントは少しゆったりしたサイズのスーツをジャストに着ましょう。
また、全体の色数は少なくしシンプルにしメリハリのある着こなしをしましょう。 カラーとしては、ダーク系のスーツはベージュなどの膨張色に比べ体を引き締めて見せてくれます。 パンツは余裕を持たせたプリーツが入ったパンツを選ぶよりも、ノープリーツのほうが細く見えます。

今、ご紹介した方法は一種のテクニックです、やはりどんな体型でもジャストサイズのスーツを選ぶことを基本とし。 その上で、体型にあったスーツの柄や色合いなどを選ぶと、よりジャストサイズなスーツになります。

ジャストサイズな生地の選び方

ご紹介したように、スーツ生地の柄や色合いを意識的に変えてあげることでさらにジャストサイズのスーツに近づけます。もちろん色やデザインは大事ですが生地の歴史や個性を少し知っておくと便利でしょう。

日本国内の生地も最近は優れた生地が多いのですが。2大生地メーカの産地としられるのがイギリスとイタリアで 生地メーカーのほとんどがイギリスとイタリアに集中し、もっとも歴史と伝統のある国といわれています。 国柄によって生地の製法や色柄に特徴があり。

イギリスは伝統的な製法を重視しており、素材はハリやコシが強く仕立て映えする生地が多く、ピシッとした英国紳士のイメージを想像していただけるとわかりやすいと思います。

イタリアは流行に敏感で色の豊富さや艶感では他国を圧倒し、その生地はソフトな着心地を与えてくれます。

次は、『Super 120』などと書かれた表示を見たことがあると思います。 この数字は生地の織り方の違いにより異なり、この数字が高いほど生地がきめ細かく高級品といわれておりますが、その分、シワになりやすいといわれています。通常のビジネスシーンには、シワになりにくい120~150前後が着心地も良好で耐久性、高級感もあり、向いていると一般的に言われています。 スーツを着る目的は何か、どんな風に着たいかなどによって、生地の特徴や質で使い分けてみるのも賢い選び方です。

予算を見極める

今までジャストサイズのためのスーツ選びに関して説明してきましたが、 ここではスーツ購入に関して避けてとれない予算のお話をしたいと思います。みなさん購入の際には。ある程度の予算を決めてスーツ選びをされていると思いますが。予想以上の買い物をして後悔してしまったことはないでしょうか?

まず皆さんが身近に感じている既製スーツの料金に関しては分かりやすく問題はないと思います。

問題はオーダースーツの料金に関してですが、これまでよく相談を受けた一つがオーダースーツの料金の分かりにくさです。 料金表示には00000円とかいてあるが、実際話をすすめていくと、この生地が良い、このオプションをつけるとより良く見えますよ、長持ちしますよ。と言われることが多く、見積もりを出してみると基本料金プラス数万円というのがよく聞くパターンです。

はやり、横に置いてある良い生地をみてしまったらそちらを選びたくなるのは当然ですよね? オーダースーツ屋はこういったシステムで利益を上げているのも事実です。

しかし、せっかく既製スーツと同程度で買えるならオーダースーツを作ってみようかな、と考えていた人にとっては敷居が高くなってしまうのではないでしょうか?

現在はオプション料金をやめて通常仕様にしているところもありますし、オプション料金を明確に打ち出しているスーツ屋さんが増えてきました。安心できるオーダースーツ屋さんの一つの選び方として覚えておいてください。