オーダースーツのオプションにはどんなものがある?料金・おすすめを紹介
2024/03/30
オーダースーツ
オーダースーツを注文するときは、さまざまなオプションをつけることができます。
とはいえ、初めてオーダースーツを購入する方や、これまで既製品のスーツをメインに購入してきたといった方は、どのようなオプションをつければよいか分からないといった方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、オーダースーツにおけるオプションの種類や料金、おすすめのオプションについてご紹介します。
オーダースーツのオプションの種類
オーダースーツのオプションにはさまざまなものがあります。具体例を挙げると、以下のようなものです。
- ボタン
- ラベル
- ベント
- ポケット
- 袖口
- パンツ
- タック
- 裏地
- ベスト
- 納期短縮
それぞれオプションの内容や費用相場を解説します。
ボタン
オーダースーツのボタンはさまざまな色、素材のものから選ぶことが可能です。
まず、色はスーツと同系色を選ぶか、反対色を選ぶかなど、スーツの色との組み合わせで考えるのが一般的です。
同系色のボタン | 反対色のボタン | |
---|---|---|
ダークカラーのスーツ | 重厚な印象 | やわらかい印象 |
ライトカラーのスーツ | おしゃれな印象 | スタイリッシュな印象 |
また、ボタンは一般的にプラスチックのものが用いられていることが多いですが、オプションでナットや貝、水牛のボタンなどにすることも可能です。
素材 | 特徴・メリット | デメリット |
---|---|---|
プラスチックボタン | 丈夫でカラーが豊富 | 高級感に欠ける |
ナットボタン | 自然素材で経年変化を楽しめる | 水分に弱い |
貝ボタン | 光沢が美しい | 割れやすい |
水牛ボタン | 高級感がある | 水分に弱い |
プラスチックボタンを標準に、ナットボタンや貝ボタン、水牛ボタンなどに変更する際には、2,000~3,000円程度の費用が必要になるケースが多いです。
ラベル
スーツのラベルのデザインにはノッチドラベルやピークドラベルなどがあり、オーダースーツでは形状を選べるのが一般的です。
ラベルの形状変更オプションの相場は2,000円~3,000円程度です。
ベント
スーツのベントには以下のようなものがあります。
- サイドベント:両端に2本の切れ込み
- センターベント:後ろの中央に1本の切れ込み
- ノーベント:切れ込みなし
オーダースーツでは、どのベントにするか選べ、無料で変更できることが多いです。
ポケット
通常のポケット以外に、ポケットを追加するオプションで、以下のようなものがあります。
- チェンジポケット
- スラントポケット
- アウトポケット
チェンジポケット
チェンジポケットは、ジャケットの腰部分にあるポケットより上の部分に付ける、追加のポケットです。
チェンジとは小銭のことで、小銭を入れるためのポケットです。現代でも小銭入れ用のポケットとして使用することもできますが、どちらかというと、そうした実用的な使い方を目的とするのではなく、デザイン面を重視して採用することが多いです。
チェンジポケットを追加することで伝統的な英国風のジャケットに仕立てることができます。
チェンジポケットの追加は1,000~2,000円程度のオプション費用がかかることが多くなっています。
スラントポケット
スラントポケットはジャケットの腰部分のポケットが斜めになっているものです。
ハッキングポケットやスランテッドポケットと呼ばれることもあります。
スラントポケットは、乗馬中にポケットに手に入れやすくしたことが由来とされています。とはいえ、現在では上記のような機能的な理由ではなく、デザイン面からスラントポケットが採用されるのが一般的です。
スラントポケットにすることで、細身に見える効果を期待できます。
オプションでスラントポケットに変更する場合の費用相場は1,000~2,000円となっています。
アウトポケット
アウトポケットはジャケットの腰ポケットを貼り付けたポケットのような形状にするものです。通常、スーツジャケットの腰ポケットには蓋がついていますが、アウトポケットには蓋がありません。
アウトポケットのスーツはビジネス向けではなく、カジュアルな印象を強調するものとなっています。
オプションでアウトポケットに変更する場合の費用相場は1,000~2,000円です。
袖口
スーツの袖口のデザインにはいくつかの種類があり、オーダースーツのオプションで変更可能です。ここでは、以下3つに分けて見ていきます。
- 開き見せ
- 本切羽
- 重ねボタン
開き見せ
開き見せ(あきみせ)は、袖口のボタンホールが閉じられたデザインで、袖を開くことはできません。そもそも、ボタンホールがついていないデザインもあり、ボタンは飾りとしてつけられています。
既製品スーツの多くはこちらの開き見せタイプであり、スーツの袖口のボタンといえば飾りボタンと認識している方も多いのではないでしょうか。
開き見せはスーツの袖口の基本スタイルであり、開き見せを選ぶことでオプション費用が発生することはありません。
本切羽
本切羽(ほんせっぱ)とは、実際にボタンを留められるボタンホールがついているタイプの袖口のことです。
既製品スーツの多くが開き見せですが、オーダースーツではオプションで本切羽を選べることから、オーダースーツといえば本切羽というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
袖口を本切羽にする際にはオプション費用がかかることが多く、2,000~3,000円程度が相場です。
重ねボタン
重ねボタンとは、ボタンが重なって並んでいるタイプの袖口のことで、イタリアが発祥とされています。実際にイタリアのスーツでよく見られ、おしゃれな雰囲気を演出できることから、オーダースーツのオプションとしても人気があります。
なお、重ねボタンではない、ボタンを並べて見せるタイプのことを並びつけボタンと呼びます。
重ねボタンにする場合、オプション費用の相場は1,000~2,000円程度です。また、重ねボタンにすることで必要なボタンの数が増えることがあり、その場合も追加で費用がかかる可能性があります。
パンツ
パンツのオプションには以下のようなものがあります。
- スペアパンツ
- 滑り止め(マーベルト)
- アジャスター
スペアパンツ
パンツを複数枚仕立てるオプションです。
オプション費用は、オーダースーツの値段により変動しますが、1枚だけ仕立てるのと比べると費用を抑えることができます。
滑り止め(マーベルト)
腰裏部分に滑り止めをつけて、シャツを出にくくする加工です。
オプション費用相場は1,000~2,000円程度となっています。
アジャスター
パンツのウエストを調整するためのアジャスターを追加するオプションです。着用頻度の少ないパンツに追加しておくと、久しぶりに着用したときに、ウエストが入らないといった事態を防ぎやすくなります。
アジャスター追加のオプション費用相場は2,000~3,000円程度です。
タック
タックとは、パンツの生地を重ねた際に生まれるヒダのことで、プリーツとも呼ばれます。オーダースーツではこのプリーツを変更することが可能です。
具体的には、以下のようなものがあります。
- ノープリーツ
- 1プリーツ
- 2プリーツ
ノープリーツ
ノープリーツはその名の通りプリーツのないパンツのことで、シンプルな印象を与えることができます。プリーツありのものと比べるとカジュアル向けとなっています。
1プリーツ
1プリーツは、パンツの左右にプリーツが1つ入っているもので、クラシカルな印象になります。
2プリーツ
2プリーツはパンツの左右にプリーツが2つ入っているもので、ゆったりとした印象となります。
プリーツの追加は無料でできるところから、2,000~3,000円程度のオプション費用がかかるケースがあります。
裏地
スーツの裏地の色を変えたり、素材を変えたりするオプションです。肌触りの良い生地に変更したり、柄やオリジナルプリントデザインを追加するといったことが可能です。
裏地のオプション費用相場は2,000~4,000円程度となっています。
ベスト
スーツに合わせてベストも仕立ててスリーピースにするオプションです。
オプション費用相場はスーツの価格によって大きく変動しますが、ベストを追加することで数万円はかかることが多いです。
納期短縮
通常、オーダースーツの納期は数週間~1ヶ月程度かかりますが、オプション費用を支払うことでより短い納期で仕立ててもらえるサービスが用意されているケースがあります。
納期短縮のオプション費用相場は、数千円から数万円までさまざまで、どの程度納期を短縮できるかによって、費用が変わるケースもあります。
急いでオーダースーツを仕立てたい方、オーダースーツを着用する用途が決まっており、時間があまりないといった方におすすめです。
なお、オーダースーツの納期については「オーダースーツの納期はどれぐらい?完成までの期間流れ・早く届けてもらう方法を紹介」で詳しく解説しています。
オーダースーツのおすすめのオプション例
オーダースーツのオプションは数多くありますが、おすすめの例をご紹介します。
ジャケットのオプション
ジャケットのオプションについては、特に以下の点を押さえておくのがおすすめです。
- ボタンオプション
- 袖口オプション
- 裏地オプション
スーツのボタンについては、プラスチックのボタンが採用されていることが多いですが、ナットや貝、水牛など素材を変えることでおしゃれなスーツに仕立てられます。
ただし、プラスチック以外のボタンは耐久性に劣ることが多いため、より丁寧に扱うことが求められます。
頻繁に着用するスーツはプラスチックのボタンを採用し、特別な日用のスーツは自然素材のボタンを選ぶようにするのがおすすめです。
袖口については、既製品スーツの多くが開き見せタイプということもあり、せっかくオーダースーツを仕立てるのであれば、本切羽を採用するのがおすすめです
また、スーツの裏地は意外と見られる機会が多いものです。デザイン的にマッチしたものを選ぶのに加え、着心地も意識して、満足のいくものを選びましょう。
パンツのオプション
パンツのオプションについては、滑り止めやアジャスター、スペアパンツなどいずれもせっかく仕立てたオーダースーツを長く着用するのにおすすめのオプションです。
頻繁に着用するのであれば滑り止めのオプションを、着用の機会が少ないのであれば体型が変化することを予想してアジャスター追加のオプションを採用するとよいでしょう。
納期のオプション
オーダースーツは注文してから手元に届くまでに日数がかかるものです。
特に急がないというのであればよいですが、「着用する行事が決まっている」「入社に合わせて仕立てたい」といった場合には、納期短縮のオプションを検討する必要があります。
ただし、納期については、あらかじめある程度かかる日数を想定することは可能です。オプション費用を抑えたいという方は、スケジュールを押さえたうえで、できるだけ早いタイミングでスーツをオーダーするようにするのがおすすめです。
Suit Yaなら通常オプション料金がかかる仕様を無料で提供しております
オーダースーツは細部に至るまで、さまざまなオプションが用意されています。しかし、取り入れたいオプションをすべて盛り込むと、費用が高額になってしまうため、ある程度優先順位をつけて取捨選択することが大切です。
ちなみに、Suit Yaは標準料金内、つまりオプション費用なしでさまざまなオプションを利用可能です。例えば、オプション費用不要でチェンジポケットの追加や本切羽への変更、股ズレ防止加工が可能な他、追加費用なしで選べるボタンの数は13種類、また裏地は20種類以上となっています。
できるだけ費用を抑えつつ、理想のスーツを仕立てたいという方は、Suit Yaでスーツをオーダーしてみてはいかがでしょうか。
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