初めてオーダースーツを作る方へ!失敗しないためのポイント・おすすめデザインを紹介
2024/03/31
オーダースーツ
オーダースーツは既製品と異なり、自分の体型・希望に合ったスーツが仕立てられるのが魅力です。細かなカスタマイズができるため、唯一無二のスーツを手にすることができます。
一方で「完成までの工程が多い」「生地・オプションの種類が豊富で何を選べばよいか分からない」ことで、自分の希望に合ったスーツが注文できるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- オーダースーツの特徴とメリット
- オーダースーツの基本知識
- オーダースーツにおすすめの色とデザイン
- オーダースーツで失敗しないためのポイント
初めてオーダースーツを作る方に向けて、具体的な例を挙げながら解説をしていきます。購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
オーダースーツとは?特徴やメリット
オーダースーツとは、注文者がサイズ・デザインなどを決めて、オリジナルの1着が注文できるスーツのことです。こちらではオーダースーツの特徴・メリットについて、3つの項目に分けて紹介していきます。
自分の体型に合ったスーツがつくれる
オーダースーツの1番の特徴は、自分の身体に合ったスーツが作れることです。既製品の場合、決まったサイズから自分の体型に近いものを選択します。一方で、オーダースーツは自分の身体を採寸してサイズを調節するため、ジャストサイズのスーツを作ることができます。
また、身長や胴回りなどのサイズだけでなく、姿勢や体型に合わせて細かな補正ができるのもメリットです。猫背や反り腰はもちろん、いかり肩やなで肩など、個人の体型のクセに合わせたスーツが仕立てられます。
気軽に手に入れやすい既製品スーツですが、個人の体型に細かく合わせるのは難しい点がデメリットです。一方で、オーダースーツは納期に多少時間がかかるものの、ジャストフィットのスーツが手に入るのが大きなメリットです。
着心地に優れている
体型に合ったスーツは、着こなしに優れているだけでなく、着心地がよいというメリットもあります。自分の身体にフィットしたスーツは、部分的に長さが足りないということがないので、生地がつっぱるような感覚はほとんど感じられません。
さらに、サイズがあわないスーツを着用すると、生地のこすれが発生してスーツに負担がかかることがあります。オーダースーツは自身の身体に合わせて作られているため、スーツがダメージを受けにくく、長持ちしやすいというメリットもあります。
好みや希望に合ったスーツがつくれる
オーダースーツは、自分の希望に応じてデザインにこだわることができます。生地・裏地・ボタンなど、細部まで好みに合わせて選択することができるため、唯一無二の1着を仕立てることが可能です。
また、使用シーンや用途が決まっている場合には、適したスタイルでオーダーすることもできます。ビジネスシーン・結婚式の参列・プライベートでの使用など、使用する場面ごとにマナーに合ったスーツを仕立てられるのも魅力です。
既製品スーツでは細かな要望に合ったものを探すのは難しいため、より自分の希望に合うものを探す場合には、オーダースーツを検討してみてもよいでしょう。
【初めての方へ】オーダースーツの基本知識
オーダースーツの注文が初めての方に向けて、オーダースーツの基本知識を4つの項目に分けて解説していきます。これから注文を考えている方は、ぜひ購入時の参考にしてください。
オーダースーツの種類
オーダースーツには、大きく分けて3つのオーダー方法があります。
- パターンオーダー
- イージーオーダー
- フルオーダー
「パターンオーダー」は、既成のサンプルスーツから体型に合うスーツを選び、そこからサイズ調整を行うオーダー方法です。ほかのオーダー方法に比べて完成品のイメージがつきやすいのがメリットですが、細かな調整が難しいという特徴もあります。
>>パターンオーダーとは?イージーオーダー・フルオーダーとの違い・おすすめ店舗を紹介
「イージーオーダー」は、用意されたゲージ服を試着し、採寸・細かな体型補正を行うオーダー方法です。イージーオーダーといっても型紙に制約が多いものや、フルオーダーに近い作成方法まで、幅広いパターンがあります。
>>イージーオーダースーツとは?パターンオーダーとの違い・メリット・デメリットを解説
「フルオーダー」は、採寸したうえで自分専用の型紙を作成し、仮縫い・フィッティングを挟みながら調節を行うオーダー方法です。基本的にハンドメイドで作られることが多く、3つのオーダーの中で、最も体型にフィットしたスーツを仕立てることができます。
>>フルオーダーとは?セミオーダーとの違いや価格についてスーツ店が解説
オーダースーツの相場
オーダースーツの相場は、オーダーの種類によって異なります。種類ごとの平均価格は以下の通りです。
オーダーの種類 | 平均価格 |
---|---|
パターンオーダー | 約20,000円~70,000円 |
イージーオーダー | 約50,000円~200,000円 |
フルオーダー | 約200,000円~ |
既製品スーツからサイズを調整するパターンオーダーは、細かな調整が難しいぶん、工程が少ないため価格を抑えることができます。一方で、フルオーダーは採寸をもとに専用の型紙を作成するため、行程が多いぶん価格が高くなるのが特徴です。
また、オーダースーツは選択する生地によっても大きく価格が変わってきます。生地の産地ごとの平均価格は以下の通りです。
生地の産地 | 平均価格 |
---|---|
中国製 | 約10,000円~20,000円 |
日本製 | 約30,000円~60,000円 |
イギリス製 | 約70,000円~150,000円 |
イタリア製 | 約70,000円~200,000円 |
「中国製」の生地は、大量生産によって低価格のものが多いです。ウールとポリエステルの混紡素材の生地は、シワになりにくいだけでなく、水に強いというという特徴があります。一方で人工的な光沢があるため、天然素材に比べて高級感を感じにくい見た目のものが多いです。
「日本製」は、耐久性の高い生地が多いという特徴があります。また、ストレッチ素材といった機能性に優れた生地や、シルクを使用した高級感のある生地も選ぶことが可能です。
「イギリス製」は生地メーカーが少なく希少性が高いため、生地の価格が高くなる傾向があります。イギリス伝統の色や柄が多く、クラシカルな印象が感じられるのが特徴です。
「イタリア製」の生地は高品質なものが多いですが、繊細で耐久性が低いという特徴があります。日常使いには向きませんが、ファッション性の高い生地が多いので、特別な日に着用するスーツとしてぴったりです。
>>オーダースーツの値段相場はいくら?種類別に比較!予算の決め方のポイントも解説
オーダースーツの平均納期
オーダースーツの納期は、オーダーの種類によって異なります。種類ごとの平均納期は以下の通りです。
オーダーの種類 | 平均納期 |
---|---|
パターンオーダー | 約2~3週間 |
イージーオーダー | 約3~4週間 |
フルオーダー | 約1~2ヶ月 |
パターンオーダーは製作の工程が少ないため「約2~3週間」と、完成までの納期が短めです。
一方で、型紙から作成するフルオーダーは行程が多いため「約1~2ヶ月」と完成までに日数がかかります。また、フルオーダーでは細かな調節のためにフィッティングを行うので、回数によって納期が前後するので注意が必要です。
イージーオーダーは、型紙に制約の多いものからフルオーダーに近い自由度の高いものまで、制作過程に幅があります。店舗によって納期が大きく異なる場合があるので、事前に納期を確認しておくと安心です。
>>オーダースーツの納期はどれぐらい?完成までの期間流れ・早く届けてもらう方法を紹介
オーダースーツのオプション
オーダースーツには、基本的なオーダー内容とは別に、別途料金を支払って利用できるオプションが存在します。
オーダースーツのオプションは、大きく分けて「スーツのデザインに関するオプション」と「納期短縮オプション」の2つがあります。こちらでは2つのオプションについて、項目ごとに解説していきます。
スーツのデザインに関するオプション
オーダースーツのデザインに関するオプションは、注文する店舗によって異なります。代表的なオプションは、ボタン・裏地・ステッチなどがあり、細部までこだわったデザインにしたい方は、オプションの多い店舗を選ぶとよいでしょう。
店舗によって、通常料金の中にボタン・ステッチなどの価格が含まれる場合や、別途料金が必要な場合もあります。基本料金が安くても、オプションによって費用がかさむこともあるので、あらかじめ希望の内容にあわせてオプション料金を確認しておくと安心です。
納期短縮オプション
納期短縮オプションは、追加料金を支払うことで、スーツの納期を短くすることができるオプションのことです。店舗によってオプションの有無や、短縮できる納期は異なります。また、利用条件が設けられている場合も多いので、利用の際には注意が必要です。
オーダースーツの納期は時期や注文状況によって前後するため、余裕を持って注文するのがよいですが、少しでも早く手元に欲しい方は利用してみるとよいでしょう。
初めてのオーダースーツにおすすめの色・デザイン
初めてオーダースーツを注文する方に向けて、おすすめの色・デザインを紹介します。それぞれの特徴や使用に適したシーンも解説しているので、購入の際の参考にしてください。
おすすめの色
おすすめのオーダースーツの色を3色紹介します。
- ダークネイビー
- チャコールグレー
- ブラウン
色ごとに与える印象も解説しているので、用途に応じて選んでみてください。
ダークネイビー
ダークネイビーは、着用されることの多いベーシックなカラーです。初めてスーツを購入するという方にもおすすめで、特にビジネスシーンで活躍します。
「知的」「真面目」など引き締まった印象を与えることができ、シャープな雰囲気が感じられるのが特徴です。ダークトーンはフォーマルな場面にも適しているため、会議や商談など、よりかっちりとした着こなしが求められる場合にも着用できます。
>>ネイビースーツのおしゃれな着こなし例とポイント!シャツ・ネクタイとの合わせ方も解説
チャコールグレー
チャコールグレーは、ネイビーに次いでビジネスシーンで着用されることが多いカラーです。グレーはどんな色とも合わせやすいため、合わせるアイテムによって、幅広い場面で活躍します。
品格のある色味で洗練された雰囲気があるため、ビジネスの場でもネイビーとは違ったイメージを与えることが可能です。
>>チャコールグレースーツの魅力とは?着こなすポイント・コーディネート例を紹介
ブラウン
落ち着きや温かみのある印象を与えるブラウンは、大人っぽい雰囲気を演出することができます。
接客や商談の多い職種などで柔らかさを出したい場合や、プライベートで堅くなりすぎないスーツの着こなしをしたい場合におすすめです。
>>ブラウンスーツのおしゃれな着こなし方は?ネクタイとの合わせ方やコーディネート例を紹介
おすすめのデザイン
こちらでは、3つのシーンごとに、オーダースーツのおすすめデザインを紹介します。押さえるべきポイントも解説しているので、注文時の参考にしてみてください。
>>スーツの色・柄による印象は?シーン別の選び方やマナーを解説
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、シンプルでかっちりとしたデザインのスーツを着用するのが一般的です。スーツの形状は、シングルのツーピーススーツを選ぶとよいでしょう。
どんなシーンでも着用できるものを注文するなら、色はダークトーンのネイビー・グレーを選ぶのがおすすめです。明るいトーンのスーツは、フォーマルな装いを求められる場面ではカジュアルな印象を与えてしまう場合があります。オフィスカジュアルが可能で、やや砕けた印象のスーツを着用したい方は、明るいトーンのネイビーやグレーを選ぶのもよいでしょう。
生地は無地が無難ですが、柄ありを選択する場合は、知的な印象が与えられる「ストライプ」を選ぶのがおすすめです。さりげない柄物がよい方は「シャドーストライプ」を選ぶとよいでしょう。
就職活動
就職活動では、ブラックスーツを着用するのが一般的です。どんな業界の就職活動でも活用できる「無地ブラック」の生地を選びましょう。
ジャケットは誠実さが感じられる「3ボタンスーツ」がおすすめです。
パーティー
華やかなパーティーでは、明るめの装いがマッチします。ビジネスシーンに比べてマナーの制限も少ないので、スタイリッシュな着こなしを楽しむことが可能です。
スーツの色はやや明るめのブルーやブラウンがおすすめで、爽やかさを演出したい場合は「ブルー」を、柔らかくあたたかい印象を与えたい場合には「ブラウン」を着用するとよいでしょう。柄も派手すぎないものであれば取り入れられる場面が多いです。ストライプ柄やチェック柄など、パーティーのドレスコードに合わせて取り入れてみましょう。
ポケットの種類やステッチなどでアクセントを加えることで、よりおしゃれな着こなしに仕上げることができます。
オーダースーツを注文してから完成するまでの流れ
オーダースーツは、完成するまでの間にさまざまな行程があります。オーダーの種類によって短縮される行程もありますが、一般的な流れについて解説をするので、注文時の参考にしてください。
カウンセリング
店頭で購入するオーダースーツの場合、始めにスタッフによるカウンセリングを行います。カウンセリングはどんなスーツを作成したいかを伝えて、予算や使用シーンなどを考慮してイメージを固めていく工程です。
スタッフはスーツの専門知識を持った人が多いので、スーツについて詳しくなくても心配はありません。使用用途や希望が固まっていれば、どんなスーツが適しているかアドバイスしてもらうことができます。
1時間ほどかかる店舗が多いため、あらかじめ予約して店舗に向かうと安心です。予約必須の店舗もあるため、注文時には事前に確認しておきましょう。
ネット注文の場合は、自身で希望の内容を選択して注文するため、基本的にカウンセリングはありません。明確に注文したいスーツが決まっている場合は、手軽に注文できるネット注文もおすすめです。
生地を選択する
カウンセリングでどんなスーツがよいかが固まれば、次は生地を選択します。具体的なイメージが決まっていれば、スタッフからスーツに合った生地を提案してもらうことが可能です。
生地はスーツの値段にも大きく関わるため、予算やデザインの希望に合わせてじっくりと検討するのがよいでしょう。
ネット注文では、オンラインショップのラインナップの中から生地を選択します。生地サンプルを請求できる店舗もあるため、実物を見て選びたい方は確認してみるとよいでしょう。
採寸する
サンプルやゲージ服を着用するオーダー方法の場合は、着用後に採寸を行います。身体の部位を採寸し、サイズの調節をする工程です。フルオーダーの場合は、細かな採寸を行い、型紙作成に必要なサイズを計測していきます。
オンライン注文の場合は、自己採寸、既製サイズから選択、他社オーダーの採寸情報から注文など、さまざまな方法があります。店舗によって採寸方法は異なるため、注文前にあわせてチェックしておきましょう。
縫製
イージーオーダー・パターンオーダーは、基本的に機械によって縫製を行います。
一方で、フルオーダーは手縫いによって作られるのが特徴です。フルオーダーでは仮縫い・フィッティングを途中で挟み、フィッティングの回数は店舗によって異なります。
縫製も「国内縫製」と「海外縫製」があり、一般的には国内縫製の方がクオリティが高いのが特徴です。そのぶんコスト面では高価な場合が多いため、縫製が選べる店舗の場合はあわせてチェックしておくとよいでしょう。
完成
縫製が完了すれば、オーダースーツの完成です。店舗によって、直接受け取りか郵送での受け取りかは異なります。ネット注文の場合は、基本的に郵送での受取です。
採寸を行っても、実際着用してみると仕上がりに違和感を感じることもあります。郵送で受け取る店舗の場合は、アフターサービスにサイズ調整があるかを確認しておくと安心です。店舗で受取できる場合は店頭で試着をして、サイズ感を確認するようにしましょう。
初めてのオーダースーツで失敗しないためのポイント
自分の体型や希望に合ったスーツが注文できるオーダースーツですが、いざ完成すると「イメージと違った」と感じる場合もあります。
こちらでは、オーダースーツで失敗しないための4つのポイントを解説するので、満足する1着が出来上がるように注文時の参考にしてください。
スーツを使用する目的を明確にしておく
スーツが欲しいという目的のみでは、いざ注文する際にさまざまな生地やオプションが用意されているため迷ってしまいます。「どんな場面で着用するのか」「どんな用途のスーツがほしいのか」を明確にしてからオーダースーツを注文しましょう。
目的を明確にしておくことで、着用シーンに適したスーツが決めやすいです。また、シーンごとに着用時のマナーがあるため、自然とどんなスーツがよいのか方向性も定まります。
事前に予算を決めておく
オーダースーツは希望に応じて細かなカスタマイズができるのが魅力です。しかし、カスタマイズには別料金がかかるものも多いため、こだわりすぎることで高額になってしまう場合もあります。
あらかじめ予算を決めてカウンセリング時に伝えておくことで、希望と予算を考慮したオーダースーツに仕上げることが可能です。
対応可能デザイン・オプションを確認しておく
オーダースーツといっても、どこでも同じスーツが仕上がるわけではなく、店舗によって対応可能なデザインやオプションは異なります。自分の希望に合ったスーツが仕立てられるのか、事前に対応可能なデザインとオプションを確認しておくと安心です。
デザイン・オプションだけでなく、取り扱い生地も店舗によって異なります。また、同じ店舗でも季節によって取り揃える生地が異なる場合もあるので、あわせて確認しておきましょう。
アフターサービスを確認しておく
注文時には、アフターサービスの有無を確認しておきましょう。
細かく採寸を行っても、自身の体型の変化でスーツがフィットしないという場合もあります。購入後にサイズ調整をしてもらえるか、保証期間はどれくらいあるかなど、アフターサービスが充実した店舗であれば安心です。
なかにはアフターサービスが有料の店舗もあるので、あわせて確認をしておきましょう。
初めてのオーダースーツならSuit Ya
オーダースーツは自身の体型に合ったものを作ることができるため、普段からスーツを着用する方であれば1着は持っておきたいアイテムです。しかし、工程も多く店舗に直接行くのはハードルが高いと感じている方もいるのではないでしょうか。
Suit Yaはネットのみで注文が完結するため、はじめてオーダースーツを注文するという方におすすめです。高級生地を使用した高品質のスーツを「29,800円~」というリーズナブルな価格で仕立てることができます。
初回注文時は無料で1回サイズ直しをすることができるので、完成時にサイズが合わないと思った場合にも安心です。初めてオーダースーツを購入したいと考えている方は、ぜひ「Suit Ya」での注文もご検討ください。
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