スーツの相場・値段による違いを年代・素材・種類別に解説
2024/08/30
スーツに関する基礎知識
スーツは単なる衣服ではなく、印象を大きく左右する重要なアイテムです。しかし、値段は数千円から数十万円まで幅広く、何を基準に選べばよいのか迷う方が多いのではないでしょうか。
スーツの価格は、素材や種類、購入する場所によって大きく異なります。価格だけでなく、着心地やスタイル、耐久性にも違いがあります。
そこで本記事では、スーツの値段相場について、年代・素材・種類別に詳しく紹介します。値段による品質の違いやスーツの値段を安く抑える方法も解説しているので、高品質なスーツを安く購入したい方は、ぜひ参考にしてください。
スーツの値段の基本相場
スーツの値段といっても、既製品・オーダーメイド・セミオーダーなのかによって、価格は大きく異なります。ここでは、それぞれの値段相場について紹介していきます。
既製品スーツの相場
既製品スーツの値段相場は、着用シーンや購入場所によって幅広く異なります。価格帯としては、数千円〜数十万円ほどです。
既製品のスーツを購入する場所は、主に以下の3つです。
- 大型ショッピングモールや量販店
- スーツ専門店
- ネット通販
大型ショッピングモールや量販店では安く購入できる場合が多く、数千円〜4万円ほどでしょう。
スーツ専門店は1万円〜数十万円の価格帯が多く、素材やデザインなども豊富です。
ネット通販のスーツは数千円〜1万円前後とリーズナブルな価格で購入できますが、試着ができないため、サイズが合わない問題が起こりやすいです。
オーダーメイドスーツの相場
オーダーメイドスーツの相場は、20万円〜50万円ほどです。スーツをフルオーダーで作る場合は、以下のような項目を自由に選べます。
- 素材(ウール、コットン、リネンなど)
- 色柄
- 厚さや重さ
- ジャケットの丈
- ラペルの幅や形
- ボタンの数
- パンツの裾幅
- 肩幅や胸囲、ウエスト、股下など細かい部分のサイズ
- ボタンの素材や色
- ポケットの形や位置
フルオーダースーツでは、豊富な選択肢から自分好みのオリジナルスーツを仕立てられます。ただし、自由度が高いことから、値段も約20万円以上と高額になるケースが多いです。
自分の好みや着用シーン、体型などを考慮しながら理想のスーツを仕立てたい方には、フルオーダースーツがおすすめです。
フルオーダースーツについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>フルオーダーとは?セミオーダーとの違いや価格についてスーツ店が解説
セミオーダースーツの相場
セミオーダーには、パターンオーダーとイージーオーダーの2種類があり、それぞれの値段相場は以下のとおりです。
オーダー方法 | 特徴 | 値段相場 |
---|---|---|
パターンオーダー | あらかじめ用意されているパターンの中から、自分のサイズ感に近いものを選択 | 約3〜6万円 |
イージーオーダー | 体型に合わせて型紙修正を行い、パターンオーダーより細かな調整が可能 | 約5〜20万円 |
パターンオーダーは既存パターンの中から選ぶため、コストを抑えやすく、店舗によっては約3万円とリーズナブルな価格で仕立てられます。オーダースーツの中でも、既製品と同じ感覚で購入できる方法です。
>>パターンオーダーとは?イージーオーダー・フルオーダーとの違い・おすすめ店舗を紹介
一方、イージーオーダーは既製の型紙をもとに個々の体型に合わせて調整する方法で、パターンオーダーよりもカスタマイズ性は高いです。生地やデザインの選択肢は豊富ですが、その分、価格が高く20万ほどかかるケースも少なくありません。
>>イージーオーダースーツとは?パターンオーダーとの違い・メリット・デメリットを解説
セミオーダースーツは、既製品スーツの利便性とフルオーダーのカスタマイズ性を兼ね備えた選択肢として、多くの人に支持されています。フルオーダーする予算はないけど、サイズ感や素材などにこだわりたい方は、セミオーダーを依頼すると良いでしょう。
【年代別】スーツの値段相場
ここでは、スーツの値段相場を以下の年代別に紹介します。
- 20代
- 30代
- 40代
スーツは、年代によってふさわしい素材や色柄が異なります。自分の年代にふさわしいスーツの値段相場について、確認していきましょう。
20代のスーツの相場
20代が購入するスーツの値段相場は、約2〜5万円です。
社会人としてのスタートを切る20代には、機能性やコストパフォーマンスを重視したスーツを3着ほど購入して、着回すのがおすすめです。たとえば、「ストレッチ素材を使用しており動きやすい」「汗をかいてもすぐ乾く」などの特徴があげられます。
20代の若いうちは素材やデザインなどでこだわった高級なスーツよりも、シンプルなデザインやモノクロカラーを選び、誠実さを表現するのが良いでしょう。
30代のスーツの相場
30代が購入するスーツの値段相場は、約3〜8万円です。20代に比べて、30代は社会的な立場や役職が変わる時期であり、コスパだけでなく見栄えが良い高品質なスーツを選ぶ人が増えてきます。
自分よりも年下の部下を指導する際に安い見た目のスーツだと、先輩・上司としての威厳を保てない可能性もあるでしょう。特に、重要な会議や商談が多くなる30代後半では、フルオーダーやセミオーダーで依頼した、高品質な1着を持っておくと良いです。
オーダースーツ店の「Suit Ya」なら、ゼニア、ロロ・ピアーナなどの高級生地をリーズナブルな価格で注文可能です。初めてのオーダースーツ購入を考えている方は、ぜひ一度、Suit Yaにお問い合わせください。
40代以上のスーツの相場
40代が購入するスーツの値段相場は、約4〜10万円です。管理職となり部下やチームをマネジメントする立場になる人が多いため、年代にふさわしい装いを意識しなければいけません。
既製品の安いスーツだと、シワができやすい、色があせやすい、などのデメリットがあります。見栄えが悪いスーツを着用していることが原因で、大事な商談において成約できない可能性もあるでしょう。
40代の方は、素材やデザインにこだわった高品質なスーツを購入するのがおすすめです。オーダースーツなら素材やデザインだけでなく、サイズ感にもこだわって自分の魅力を最大限に引き出せるスーツを仕立てられます。
40代におすすめのオーダースーツブランドや選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>40代におすすめのオーダースーツブランド10選!年齢に合った選び方・着こなしのポイント
【素材別】スーツの値段相場
ここでは、以下の素材別にスーツの値段相場を紹介します。
- ウール
- ポリエステル
- シルク
- リネン
それぞれの特徴や値段を考慮しながら、自分に合った素材を探していきましょう。
スーツの素材に関して、値段だけでなくより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ウール素材のスーツの相場
ウール素材で仕立てたスーツの値段相場は、約2〜10万円以上と幅広いです。羊の毛からなるウールは、スーツに最も多く使われている素材で、品質や仕立ての違いによって価格はまったく異なります。
ウール素材に関するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・保温性が高い ・通気性に優れている ・シワになりにくい ・吸湿性が高い ・伸縮性がある ・耐久性が高い ・静電気が起きにくい |
・水に弱い ・虫に食われやすい ・価格が高い ・こまめな手入れが必要 |
ウールは水に弱く、手入れは大変ですが、機能性は高く上質感も演出できます。また、保温性が高く寒い季節にふさわしいだけでなく、吸湿性も高いため汗をかきやすい夏場にもぴったりです。
ウール素材のスーツはオールシーズンで気回せるため、コスパが良いといえます。
ポリエステル素材のスーツの相場
ポリエステル素材で仕立てたスーツの値段相場は、約1〜5万円です。人工的に製造されており扱いやすいうえに、大量生産ができるため、比較的安い価格が設定されています。
また、ポリエステル素材は安いにもかかわらず機能性が高いため、アウターやパンツなどさまざまなアイテムに採用されています。
ポリエステル素材に関するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・強度があり摩擦や引っ張りに強い ・シワになりにくい ・家庭用洗濯機で洗えるため手入れがしやすい ・コストパフォーマンスに優れている ・虫害に強く保管が簡単 |
・通気性が悪い ・静電気が発生しやすい ・汚れを吸着しやすい ・高温に弱い |
ポリエステルを採用したスーツは、シワが出にくく、摩擦や引っ張りに強いため、きれいな状態で長く着続けられます。また、家庭用洗濯機で洗えるため、汗をかきやすい夏場におすすめな素材です。
しかし、静電気が発生しやすいので、乾燥する秋や冬の季節には向いていません。夏場に着回せるスーツを安価で手に入れたい場合は、ポリエステルを購入すると良いでしょう。
シルク素材のスーツの相場
シルク素材で仕立てたスーツの値段相場は、約10万円以上と高額です。上品な見た目で機能性も高いシルクは、パーティーや特別な場面で着用するフォーマルスーツやタキシードに採用されるケースが多いです。
シルク素材に関するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・高級感を醸し出せる ・肌触りが柔らかい ・吸湿性と放湿性に優れている ・静電気が起きにくい ・ホコリがつきにくい |
・摩擦に弱く傷みやすい ・水に濡れると縮みやすい ・手入れが難しい ・紫外線で変色しやすい ・シミができやすい |
シルクは光沢感や肌触りの良さによって高級感を演出できますが、摩擦に弱い・変色しやすい・水に濡れると縮むなどの理由からメンテナンスが難しいです。そのため、普段のビジネススーツとして使用するのはふさわしくありません。
結婚式やパーティなどのフォーマルな場面で着用するスーツを探している方に、おすすめの素材だと言えるでしょう。
リネン素材のスーツの相場
リネン素材で仕立てたスーツの値段相場は、約2〜10万円と幅が広いです。基本的にはリーズナブルな価格で手に入れられますが、リネン100%のオーダースーツでは10万円近くなるケースもあります。
夏の定番素材として人気が高く、ジャケットやシャツ、パンツなどのさまざまなアイテムに取り入れられています。
リネン 素材に関するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・通気性と吸湿性に優れている ・涼しげで季節感のある印象を演出できる ・耐久性と耐熱性に優れている ・速乾性にも優れている ・繊維に抗菌性がある |
・シワになりやすい ・カジュアルな印象が強い ・着用する季節が限られる ・水洗いで縮みやすい |
リネンを採用したスーツは通気性と吸湿性に優れており、特に夏場の暑いシーンで着られます。また、繊維に抗菌性があるため、汗をかいても菌が繁殖しにくくきれいな状態を維持できる点がポイントです。
ただし、シワになりやすい、カジュアルな印象が強いなどの理由から、基本的にはルールが厳しくないカジュアルビジネスな場面で着用されます。
【種類別】スーツの値段相場
ここでは、以下の種類別にスーツの値段相場を紹介します。
- ビジネススーツ
- カジュアルスーツ
- フォーマルスーツ
- リクルートスーツ
それぞれ見ていきましょう。
ビジネススーツの相場
ビジネススーツの値段相場は、約1〜20万円です。仕事着として多くの人に着用されるビジネススーツは、素材やブランド、仕立て方によって価格はまったく異なります。
スーツを購入する場所による価格の違いは、以下のとおりです。
- 大型ショッピングモールや量販店:約1〜4万円
- デパートやスーツ専門店:約1〜8万円
- 高級ブランドや百貨店:約10万円
- オーダースーツ:約2〜50万円
ビジネススーツの選び方に正解はなく、好みや年代、着方などで最適なスーツの品質や価格はさまざまです。
カジュアルスーツの相場
カジュアルスーツの値段相場は、約1〜4万円です。ビジネスなシーンだけでなく普段着としても気軽に着用できるカジュアルスーツは、リーズナブルな価格で購入できるケースが多いです。
また、カジュアルスーツの合わせ方はスラックス以外にもジーンズやチノパンなど幅が広く、ビジネススーツのように細かなルールはありません。
フォーマルスーツの相場
冠婚葬祭などの格式の高い場面で着用されるフォーマルスーツは、質の高い生地や仕立てが求められるため、価格が高くなる傾向があります。特に、燕尾服やモーニングなどの格式が高いスーツは、10万円以上する場合が多いです。
フォーマルスーツは、その場にふさわしい品格を表現する必要があるため、予算に合わせつつ、素材やデザインにこだわった高品質なスーツを選ぶと良いでしょう。
高品質なフォーマルスーツを手に入れたいなら、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツなら素材やデザインだけでなく、サイズ感やオプションなど、こだわれる幅は広いです。
オーダースーツを購入した経験がなく、基本知識や素材・オプションの選び方がわからない方は、以下の記事をご覧ください。
>>初めてオーダースーツを作る方へ!失敗しないためのポイント・おすすめデザインを紹介
リクルートスーツの相場
リクルートスーツの値段相場は、約1〜3万円です。基本的に、就職活動をしている短い期間のみ着用する場合が多く、比較的安く手に入れられます。
リクルートスーツは黒やネイビーなどの落ち着いた色や、無地が基本で、個性が出しにくいためビジネスシーンで着用するのはおすすめできません。
高額なら就職で有利になるといったこともないため、清潔感と誠実さを与えられるデザインで、リーズナブルなスーツを購入すると良いでしょう。
スーツの値段と品質の関係
値段が高額なスーツは、高品質な場合が多いです。高額なスーツの品質が良くなる理由は、以下の3つが考えられます。
- 上質な生地を採用している
- 丁寧に仕立てられている
- ボタンや裏地などの細部にまでこだわっている
高額なスーツに使用される上質な生地は、光沢感がある、着心地が良いなどの特徴があります。また、ボタンや裏地などの細部にまで高品質な素材を採用し、長く愛用できます。
しかし、必ずしも高額なスーツだけが高品質というわけではありません。高額なスーツでもサイズが合っていないと、着心地が悪い、体を動かしにくいなどのデメリットがあります。
値段だけで判断するのではなく、見栄え・着心地・サイズのフィット感などの観点から自分に合ったスーツを購入すると良いでしょう。
スーツの値段を抑える方法
スーツの値段を抑える方法は、以下の3つです。
- セールやアウトレットを利用する
- 中古スーツを購入する
- ネット通販を活用する
リーズナブルな価格でスーツを手に入れたい方は、上記の方法を実践してみましょう。
以下の記事ではスーツが安い店舗を紹介しているので、あわせてご参考ください。
>>スーツが安いお店10選!安価で質が高いコスパ最強ブランドを厳選
セールやアウトレットを利用する
セールやアウトレットを利用すると、スーツを安い価格で購入できます。特に、ブランドのアウトレット店では、過去のシーズン商品が品質は高いまま、割引価格で購入できるためコストパフォーマンスが高いです。
また、在庫処分のためにスーツが大幅に値下げされる、シーズンが終わったタイミングで購入するのも良いでしょう。
中古スーツを購入する
スーツの値段を抑える方法として、中古スーツの購入は効果的です。高級ブランドのスーツや良質な素材のものが、安価で手に入る可能性があります。
中古のスーツを購入できる場所は、以下の3つです。
- フリマサイト
- リサイクルショップ
- 古着屋
中古のスーツでも、状態の良いスーツは多くあります。特に、就職活動やローテーションで着回す用のスーツは、中古で購入しコストを抑えるのが良いでしょう。
ネット通販を活用する
ネット通販を活用すると、スーツをお得な価格で購入できます。オンラインショップでは頻繁に割引やセールが実施されており、同じ品質のスーツをより安価に購入できるチャンスが多いです。
また、店舗に出向く必要がないため、仕事が忙しい方でも気軽にスーツを購入できます。
しかし、ネット通販でスーツを購入すると、サイズや生地の質感が想像と大きく異なる場合もあるでしょう。自宅で手間をかけずに、サイズ感や生地にこだわった高品質なスーツを仕立てたいなら、オーダースーツ店の「Suit Ya」がおすすめです。
Suit Yaはオンライン注文でも、サイズ感や生地の質にこだわったオーダースーツを提供しています。オーダースーツに興味をお持ちの方は、ぜひSuit Yaでの購入をご検討ください。
安くて品質の高いスーツならSuit Ya
スーツの値段は、素材・仕立て方・着用するシーンなどによって、大きく異なります。また、単なる値段の違いだけでなく、着心地やスタイル、耐久性などにもさまざまな違いがあります。
素材やサイズ感など細部にまでこだわった高品質なスーツを購入すると、10万円を超えてしまう場合も多いでしょう。少しでも安く品質の高いスーツを手に入れたいなら「Suit Ya」がおすすめです。
Suit Yaなら、高級生地を採用した高品質なスーツを29,800円から購入できます。また、追加料金なしでオプションをつけられるため、自分だけの特別なスーツを仕立てられます。
生地やサイズ感、デザインなどにこだわった高品質なスーツをお得な価格で購入したい方は、ぜひSuit Yaにお問い合わせください。
\新規会員登録で1,000円OFFクーポンプレゼント/