社会人のスーツは何着必要?年代・職業別に枚数目安を解説
2024/09/27
スーツに関する基礎知識
社会人の装いであるスーツを何着持つべきか、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。中には、同じスーツを毎日着回している方もいるかもしれません。
しかし、同じスーツばかり着用していると、ヨレやシワが目立ち、相手にだらしない印象を与える可能性があります。
一般的に、社会人が持つべきスーツの枚数目安は3着です。ただし、年代や職業によって最適な枚数は変わってきます。
そこで本記事では、社会人が持つべきスーツの枚数を状況・年代・職業別に紹介します。
メンテナンス方法や買い替えのタイミングも解説しているので、十分な枚数を用意し、常に清潔感のあるスーツスタイルを保ちましょう。
社会人がスーツを複数着持つべき理由
社会人がスーツを複数着持つべき理由は、主に以下の3つです。
- スーツをローテーションするため
- 清潔感を保つため
- シーンに合わせた着こなしが必要なため
同じスーツばかりを着回していると、傷みやすく、見栄えが悪くなってしまいます。社会人としての印象を下げる可能性も考えられます。
着回せるだけのスーツを持っていない方は、これから紹介する複数着持つべき理由を把握したうえで、自分の状況に合った枚数のスーツを買い揃えましょう。
スーツをローテーションするため
社会人がスーツを複数着持つべき理由の一つ目は、スーツをローテーションするためです。
スーツを1着しか持っていないと、なかなかクリーニングに出せる機会はありません。
2着あれば交互に着回せますが、片方をクリーニングに出している間にもう一方が雨で濡れたり、破れたりした場合、予備がないため困るでしょう。
万が一のトラブルに備えて、ローテーションできるだけの枚数を持つべきです。
また、スーツをローテーションすることで、傷みにくくなり、長く着続けられます。
清潔感を保つため
社会人としての清潔感を保つために、スーツは複数着持っておくべきです。
同じスーツを休ませることなく着続けていると、ヨレやシワが目立ちやすくなります。
スーツは汗や湿気を吸収しやすいため、一度着用したあとは風通しの良い場所で湿気を完全に抜かなければいけません。
湿気を含んだスーツを着続けていると、毛羽立ちして、型崩れや傷みの原因になります。
また、傷んだスーツを着ていることで、清潔感がない、だらしない人だと感じられるかもしれません。
生地の艶感や質感をきれいに保ち、清潔感のあるスーツを着こなすためにも、複数着持っておくと良いでしょう。
シーンに合わせた着こなしが必要なため
社会人としてかっこよくスーツを着こなすためには、シーンに合わせてスタイルを変える必要があります。たとえば、以下のような着こなし例です。
- 結婚式や式典:フォーマルスーツ
- 社内の食事パーティー:カジュアルスーツ
- 葬式:礼服
- 就活:リクルートスーツ
また、季節によってもふさわしいスーツの生地は、異なります。寒い季節は保温性が高いカシミヤやウール素材を、暑い季節は通気性が高いリネンやレーヨン素材を採用したスーツが最適です。
スーツは素材だけではなく、色や柄によっても相手に与える印象はまったく異なります。シーンや季節に合った素材・色・柄のスーツを揃えて、着こなしていきましょう。
スーツの色や柄による印象の違いやシーン別の着こなし方について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
>>スーツの色・柄による印象は?シーン別の選び方やマナーを解説
社会人が持っておくべきスーツの枚数目安
状況・年代・職業別に社会人が持っておくべきスーツの枚数は、以下のとおりです。
項目 | スーツの枚数 | |
---|---|---|
状況 | 就活中 | 2〜3着 |
新卒 | 3〜5着 | |
社会人 | 3〜5着 | |
年代 | 20代 | 3〜5着 |
30代 | 3着以上 | |
40代 | 3着以上 | |
50代〜 | 3着以上 | |
職業 | 営業職 | 4着以上 |
内勤職 | 2〜3着 | |
接客業 | 3着 |
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
状況別のスーツの目安枚数
状況別に持つべきスーツの枚数は、以下のとおりです。
- 就活中:2〜3着
- 新卒:3〜5着
- 社会人:3〜5着
就活生の中には、スーツは1着あれば十分だと考える方が多いかもしれません。しかし、選考を受ける企業の数やスケジュールによっては、1着では足りなくなる場合も多くあります。
説明会や面接で、汚れていたりシワができたりしているスーツを着用していると、企業に与える印象は悪くなるでしょう。
特に就活イベントが多い方や、汗をかきやすい夏場に就活する場合は、2〜3着ほど持っていると安心です。
一方、新卒や社会人はスーツを着用する機会が多く、最低でも3着はないと足りません。
スーツは1日着用したら、生地のシワを伸ばし、染み込んだ水分を蒸発させるために2〜3日休ませるのが基本です。
スーツをきれいな状態で維持し、社会人として清潔で良い印象を保つために、3〜5着ほど揃えてローテーションしていくと良いでしょう。
年代別のスーツの目安枚数
年代別に持つべきスーツの枚数は、以下のとおりです。
- 20代:3〜5着
- 30代:3着以上
- 40代:3着以上
- 50代〜:3着以上
20代はリーズナブルで機能性やコストパフォーマンスを重視したスーツを多めに揃えて、毎日着回すのが良いです。たとえば、ストレッチ素材で動きやすかったり、ポリエステル素材で汗が乾きやすかったりするスーツなどがあげられます。
30代は社会的な立場や役職が変わる時期で、20代と同じ若々しいスーツでは、先輩・上司としての威厳を保てない可能性があるでしょう。そのため、スーツ一つひとつの品質にこだわり、大人の高級感を与えることを意識すると良いです。
40代・50代以上も30代と同様に、枚数よりも品質にこだわらなければいけません。特に管理職となり部下やチームをマネジメントする立場になる人が多く、安見えしてしまうスーツは不適切です。
見栄えの悪いスーツが原因で、大事な商談に失敗してしまう場合もあるでしょう。40代・50代以上の方は、素材やサイズ感、デザインなどにこだわった高品質なスーツを持っておくと安心です。
スーツの年代別や素材別の値段相場を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>スーツの相場・値段による違いを年代・素材・種類別に解説
職業別のスーツの目安枚数
職業別に持つべきスーツの枚数は、以下のとおりです。
- 営業職:4着以上
- 内勤職:2〜3着
- 接客業:3着
営業職で外回りや出張が多い方は、4着以上持っておくと安心です。いつも同じスーツを着て動き回っていると、傷みやすくなります。
傷んで見栄えの悪いスーツを着ていると、顧客や取引先からの信頼感を損なってしまい、自分だけではなく会社のイメージも下げる可能性があります。特に出張が多い方は、5着ほど持っておきましょう。
内勤職やデスクワークが中心の方は、2〜3着を目安に購入すると良いです。ただし、パンツは多めに持っておく必要があります。理由としては、椅子に座る機会が多く、パンツが摩擦で傷みやすいからです。
内勤職の方は、スーツを2〜3着、パンツを4〜5着ほど持っておくと良いでしょう。
接客業の方は業種によってもまったく変わってきますが、基本的に3着が目安です。ただし、会社指定の制服がなく、スーツを着てお客さまと対面する場合は、4〜5着ほど持っておくと良いでしょう。
スーツに合わせるシャツやネクタイは何着必要?
スーツに合わせるシャツは、最低でも1週間分の5枚は必要です。基本的にシャツは着る度に洗濯やクリーニングに出すため、毎日ローテーションできる枚数は揃えましょう。
一方、ネクタイの本数に目安はなく、3本ほどあれば事足ります。ただし、場面に合わせておしゃれにスーツを着こなしたり、毎回新鮮な印象を与えたりしたい方は、異なる色やデザインのネクタイを5本ほど持っておくと良いでしょう。
冠婚葬祭やフォーマルな場に適したスーツは何着必要?
冠婚葬祭やフォーマルな場に適したスーツは、素材やサイズ感、デザインなどにこだわった高品質なスーツを1〜2着ほど持っておくと良いです。
結婚式や葬儀などの大事な場面でビジネスシーンと同じスーツを着用していると、場の雰囲気を壊してしまう可能性があります。また、ヨレやシワが目立っていたり、サイズが大きすぎたりするスーツでは、見栄えが悪く格式が保てません。
冠婚葬祭やフォーマルな場に適したスーツを購入する場合は、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツなら、丁寧な採寸をもとに自分の体にフィットするサイズ感で、素材やデザインにこだわった高品質なスーツを仕立てられます。
オーダースーツの基本情報や値段相場、注文する流れなどを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>初めてオーダースーツを作る方へ!失敗しないためのポイント・おすすめデザインを紹介
季節ごとのスーツの着回し術と必要な枚数
ここでは、季節ごとのスーツの着回し術と必要な枚数について解説します。十分な枚数を用意し、季節に合ったスーツをかっこよく着こなしましょう。
春夏用:2~3着のサマーウールスーツ
春夏シーズンは、2〜3着のサマーウールスーツを用意しておくと良いです。細い羊毛で織られたサマーウールの素材は、通気性に優れており、気温が高く汗をかきやすい季節に最適です。
また、リネンやコットンなどの素材も、夏の定番として採用されています。ただし、リネン素材は、シワになりやすくカジュアル感も強いため、ビジネスシーンで着用するのは避けた方が無難でしょう。
秋冬用:2~3着のウールやフランネルスーツ
秋冬シーズンは、2〜3着のウールやフランネルスーツを用意しておくと良いです。ウールやフランネル素材は、保温性が高く、気温が下がる季節でも快適に過ごせます。
秋冬用のスーツは、春夏用のスーツと違って裏地が付いているのが大きな特徴です。全体に裏地を付けた総裏タイプと、背中の部分だけ裏地が付いていない背抜きタイプがあるため、自分の好みで選ぶと良いでしょう。
スーツのメンテナンスと買い替えのタイミング
スーツをきれいな状態で長く着続けるには、日頃のメンテナンスやクリーニングが欠かせません。また、体型の変化に合わせて買い替えることで、自分の体にフィットするスーツを着用でき、相手に良い印象を与えられます。
これから紹介するメンテナンス方法や買い替えのタイミングを参考にして、常に清潔で自分にぴったりのスーツを着こなしていきましょう。
毎日のブラッシングと風通しが大事
スーツを長くきれいな状態で着続けるためには、毎日のブラッシングと風通しが大事です。ブラッシングをすると、スーツの表面に付着したほこりや汚れを取り除き、生地が持つ本来の風合いや機能性を保てます。
また、風通しの良い場所にハンガーで掛けることで、スーツについた汗や水分を乾かしてカビや変色を防いだり、シワを自然に伸ばしたりできます。
日頃からメンテナンスを行い、スーツの品質を保ちましょう。
クリーニングは月に1回が目安
スーツのクリーニングは、月に1回が目安です。過度なクリーニングは生地を傷める原因で、劣化を早めてしまいます。
特にドライクリーニングは油分を取り除くため、生地の風合いやツヤを失ってしまう可能性があります。
小さなシミや汚れは自宅でのメンテナンスできれいに取り除き、過度なクリーニングは避けましょう。
体型の変化や傷み具合で3年ごとに買い替え
スーツは、体型の変化や傷み具合で3年ごとに買い替えるのがおすすめです。
長い間スーツを着続けていると、生地の摩耗や色褪せが目立ち始めます。傷んだスーツは印象を下げかねないので、買い替える必要があります。
また、若い世代の方は体型が変化しやすいため、3年を目安に買い替えると良いです。
体型の変化に合わせて更新することで、常にフィット感の良いスーツを着用でき、動きやすいだけではなく社会人としての印象も上げられるでしょう。
社会人であれば1着はオーダースーツを持っておきたい
社会人と言っても、状況や年代、職業によって持つべきスーツの枚数は変わってきます。また、スーツは周りからの印象を左右する重要なアイテムなため、品質にもこだわる必要があります。
素材やサイズ感、デザインなどにこだわって、自身の魅力を最大限に引き出すスーツを着こなしたいなら、オーダースーツがおすすめです。
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