新卒のスーツはどこで買う?値段や買う時期・色まで徹底解説

2024/03/26

スーツに関する基礎知識

新卒のスーツはどこで買う?値段や買う時期・色まで徹底解説

会社から内定を貰い、入社日が近づいている中で、スーツをどこで買えばよいか迷っている方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、新卒の方がスーツを買う場所とスーツの値段相場、買う時期、色まで徹底解説します。

新卒の方で、会社で着用するスーツをこれから購入する予定の方は、ぜひ本記事の内容を参考になさってください。

新卒のスーツはどこで買うべきか

新卒のスーツはどこで買うべきか

新卒で入社を控え、新しい会社に着ていくスーツは気合いを入れたいものです。スーツはさまざまな場所で購入できますが、買う場所によって置いているスーツの特徴は異なります

新卒時にスーツを購入する場所として考えられるのは以下の5つです。

  • 紳士服量販店
  • ツープライスショップ
  • アパレルブランドのセレクトショップ
  • 百貨店
  • オーダースーツ専門店

それぞれの特徴をご紹介します。

紳士服量販店

紳士服量販店では、ベーシックなスーツを中心に取り扱っています。比較的安価なスーツを中心に、さまざまなブランドを置いているといった特徴があります。

まだ購入したいスーツのイメージが固まっておらず、いろいろなスーツを見て比較したい方や、スーツを数着購入したいという方におすすめです。

ツープライスショップ

ツープライスショップは価格帯が2つだけで選びやすさをコンセプトにしたスーツショップで、若者向けに低価格でスーツを購入できる点がポイントです。

紳士服量販店よりもさらに価格を抑えてスーツを購入しやすく、スーツにあまりお金を割けないという方におすすめだといえます。

アパレルブランドのセレクトショップ

アパレルブランドのセレクトショップで売っているスーツでも、新卒時に着用するスーツとして利用できます。好きなブランドのスーツを仕事でも着用したい方、おしゃれなスーツにこだわりたい方におすすめです。

ただし、紳士服量販店と比べると置いているスーツの数は少ない傾向にあり、購入したいスーツのイメージが固まっていない方には向いていないといえます。

百貨店

百貨店は紳士服量販店と同様、さまざまなブランドのスーツが取り揃えられています。

ただし、紳士服量販店と比べるとやや高価格帯のスーツが多い傾向です。高価格帯のスーツは最初に大きなお金を支払うことになりますが、長く持ちやすいため、長期的に見ると費用を抑えられることが多いといえます。

また、百貨店では店員さんがしっかり対応してくれる傾向にあるため、スーツについての知識が乏しく、質問しながら選びたいという方におすすめです。

なお、百貨店ではオーダースーツに対応していることが多く、こだわりの自分のスーツを仕立てたいという方にも向いています。

オーダースーツ専門店

オーダースーツ専門店ではスーツの生地やトレンドに精通したプロの手で仕立ててもらうことができます。自分の体型に合わせて採寸を行い、身体に合ったスーツに仕立てるため、着心地が良く、スーツへの負担が少なく長持ちするといったメリットがあります。

なお、オーダースーツには「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」といったオーダーの種類があり、店舗によって対応してもらえる方法が異なる点に注意が必要です。

パターンオーダーやイージーオーダーの違いについては、「パターンオーダーとは?イージーオーダー・フルオーダーとの違い・おすすめ店舗を紹介」で詳しく解説しています。

新卒のスーツを買う時期

新卒のスーツを買う時期

新卒の方がスーツを買う時期については、遅くとも就業の日の前日までにはスーツが手元にある必要があります。余裕を持って、就業の日から1ヶ月前までにはスーツが着用できる状況にしておくのがおすすめです。

紳士服量販店などで既製品のスーツを購入する場合でも、裾の直しなどの時間があるため、その時間を見積もっておかなければなりません。直しの時間については、一般的には1週間程度ですが、2月~3月は新卒の方などスーツの需要が高く、繁忙期となります。普段より遅くなることも見越して、2週間ほど前までには購入するスーツを決めておくと良いです。

また、オーダースーツを仕立てる場合には、既製品のスーツを購入するのと比べて、時間がかかります。パターンオーダーやイージーオーダー、フルオーダーなどオーダー方法によりどの程度の時間がかかるかが変わります。

一般的には、以下のような日数を見込まなければなりません。

オーダー方法 納期
パターンオーダー 2~3週間
イージーオーダー 4週間
フルオーダー 1ヶ月

上記についても、繁忙期にはより時間がかかる可能性があるため、1週間程度多めに見込んでおくのがおすすめです。

以上から、既製品スーツの場合は2月上旬頃までに、オーダースーツの場合は1月上旬頃までには購入するスーツを決めておくと良いです。

なお、オーダースーツの納期については「オーダースーツの納期はどれぐらい?完成までの期間流れ・早く届けてもらう方法を紹介」を参考になさってください。

新卒のスーツの値段相場

新卒のスーツの値段相場

スーツの値段相場は、「どのような生地を選ぶのか」「既製品スーツにするか、オーダースーツにするか」などで大きく異なります。

新卒の方で、できるだけ費用を抑えたいのであれば、2万円~3万円程度でスーツを準備することも可能です。

また、新卒の方でもスーツに4万円~10万円といった費用をかける方もいらっしゃいます。そうした高価格帯のスーツは上品に見られるだけでなく、スーツが長持ちするため長期的に見るとお得になるケースも少なくありません。

なお、Suit Yaであれば、さまざまな生地から選び、自分の身体に合ったスーツに仕立てたオーダースーツを29,800円から購入可能です。

オーダースーツは採寸して仕立てるため、着心地が良いだけでなく、スーツの負担を軽減することが可能で、長く着ることができます。Suit Yaのオーダースーツであれば、初期費用を抑えつつ、長い目で見てもお得に着用できる可能性が高いでしょう。

新卒のスーツを選ぶ際のポイント

新卒の方がスーツを選ぶ際には以下のような点がポイントです。

  • 派手過ぎないこと
  • 機能的であること
  • コストパフォーマンスが高いこと

それぞれ解説します。

派手過ぎないこと

新卒のスーツとしては、派手過ぎず堅めのスーツを選ぶことが大切です。

新卒のうちは十分に仕事で活躍できないことが多いでしょう。そうした中、先輩より派手なスーツを着て出社してしまうと、常識がないと思われてしまうこともあります。

なお、ITやアパレル・広告など、業界によっては多少派手でも問題ないケースがあります。一般的に、業界ごとの堅さの違いは以下の通りです。

  • 堅め:金融機関/公務員/鉄道 など
  • 普通:自動車/不動産/旅行 など
  • 柔らかめ:IT/アパレル/広告 など

業界のスタンダードにあわせてスーツの色やデザインを決めましょう。

機能的であること

新卒で入社してからしばらくは仕事で役立てる機会が少ないため、雑用など、スーツを着用しながら動き回る機会が多いものです。そのため、機能性を重視して選びましょう。

量販店で取り扱っているスーツの中でも、肩の可動域など機動性の高さを売りにしているものがあります。

コストパフォーマンスが高いこと

特に新卒のうちはまだスーツを始め、ビジネス用の服が揃っていないことも多いのではないでしょうか。

スーツだけでなく、シャツやネクタイ、靴下、ベルトなど複数揃えることを考えると、1着のスーツにあまりお金をかけすぎないのがおすすめです。

新卒のスーツにおすすめの色・柄

新卒のスーツにおすすめの色・柄

ここでは、新卒のスーツにおすすめの色や柄をご紹介します。

新卒のスーツにおすすめの色

新卒の方が着用するスーツの色として、以下のそれぞれについてご紹介します。

  • スーツ
  • シャツ
  • ネクタイ
  • ベルト

スーツだけでなくシャツやネクタイといったアイテムとのバランスが大切です。

スーツ

新卒のスーツとしては、以下の色がおすすめです。

  • ブラック
  • 暗めのグレー
  • 暗めのネイビー

欧米ではブラックのスーツはビジネス用としては着用されないことが多いですが、日本においては、リクルートスーツに採用されていることもあり、ビジネスでも着用できます。新卒の方が選ぶスーツについては、ブラックに近い色の方が、堅めの印象を与えることが可能です。

>>黒のスーツはビジネスシーンでもOK?マナーや着こなしのポイントを解説

ブラックでなくても、グレーのスーツを選ぶのもおすすめです。ただし、グレーといってもさまざまな色合いがあり、ライトグレーなど明るめのグレーになると派手な印象を与えがちです。新卒の方がスーツに選ぶべき色については、暗めのものを選ぶとよいです。具体的には、ダークグレーやチャコールグレーなどの色がよいといえます。

>>チャコールグレースーツの魅力とは?着こなすポイント・コーディネート例を紹介

グレーと同様に、ネイビーもスーツとして一般的な色です。こちらも、明るいネイビーになると派手な印象を与えやすいため、暗めのものを選ぶことが大切です。具体的には、ダークネイビーがよいといえます。

>>ネイビースーツのおしゃれな着こなし例とポイント!シャツ・ネクタイとの合わせ方も解説

シャツ

シャツの色はホワイトかサックスブルーがおすすめです。

ホワイトであればどのような場面でも相手に失礼な印象を与えることはありません。

また、色のあるシャツを選ぶ際には落ち着いた水色であれば同様にどのような場面でも着用しやすいです。特にサックスブルーであれば派手な印象を与えることもありません。

ネクタイ

ネクタイの色については、スーツの色やシャツの色など全体的なコーディネートとして問題なければ、さまざまな色を取り入れやすいです。ここでは、以下の3つの色をご紹介します。

  • ブルー
  • レッド
  • グレー

ブルー系のネクタイを選ぶと、全体として爽やかな印象を演出しやすいです。特にサックスブルーのシャツ、ネイビーのスーツなどと相性がよいといえます。

また、レッド系のネクタイを選ぶと、力強さや熱心さを演出しやすいといえます。新卒の方であれば、周りから一生懸命やってくれそう、という印象を与えやすいといえます。

また、グレー系のネクタイを選ぶと、落ち着いた印象を演出しやすいです。ただし、少し地味すぎる印象を与える可能性があるため、柄付きのネクタイにするなど検討するのがおすすめです。

ベルト

ベルトの色については、ブラックやブラウンのものが合わせやすいです。

バックル部分についても、シンプルなブレーンタイプを選ぶのがおすすめです。

靴もベルトと同様、ブラックかブラウンのものを選びます。

なお、基本的にはスーツやシャツなど全体のコーディネートに合わせつつ、ベルトと靴については同じ色のものを選ぶとよいです。

新卒のスーツにおすすめの柄

新卒のスーツにおすすめの柄について、以下に分けてご紹介します。

  • スーツ
  • シャツ
  • ネクタイ

基本的には目立ちすぎない柄がおすすめです。

スーツ

新卒のスーツの柄は、基本的には無地がおすすめです。無地であればどの業界であっても、新卒の方が着用するスーツとして問題ありません。

柄を取り入れたいのであれば、シャドーストライプなどの落ち着いたものであれば新卒の方でも選びやすいといえます。

シャツ

シャツの柄については基本的に無地がおすすめです。

柄を取り入れたいのであれば、細めのストライプのものであれば取り入れやすいといえます。無地だとやや野暮ったく感じてしまうケースもありますが、細めのストライプ柄を取り入れることで派手過ぎず、上品な印象を与えることができます。

なお、シャツについては襟の形についても注意が必要です。シャツの襟の形については「レギュラーカラー」「ワイドカラー」「ボタンダウン」がありますが、このうち新卒の方におすすめなのはレギュラーカラーとワイドカラーです。ボタンダウンはやや派手な印象を与えやすいため、気になる方は職場に馴染んできた頃にチャレンジするとよいでしょう。

ネクタイ

新卒の方におすすめのネクタイの柄としては以下のようなものがあります。

  • 無地
  • ストライプ
  • ドット
  • チェック

新卒の方で、どうコーディネートすればよいか悩んでいるという方は、無地のものを選んでおくのが無難だといえます。どのようなスーツでも、無地のものであれば合わせやすいです。ただし、地味になってしまう可能性があるため、シルク生地のものにするなどするのも一つの方法です。

また、ストライプ柄はネクタイでよくある柄の一つです。ストライプ柄のネクタイであれば失礼にあたるケースは少ないですが、ストライプの幅が広すぎるものだとカジュアルな印象を与えやすいです。新卒の方がネクタイにストライプ柄を選ぶときは、ストライプ柄の幅の狭いものを選ぶとよいでしょう。

ドット柄についてもネクタイでよくみる柄の一つです。ドット柄はネクタイの上に等間隔に丸い点がデザインされているもので、柔らかい印象になり、どのようなシーンでも着用しやすいといえます。ただし、ドットの丸が大きいとカジュアルな印象を与えやすいため、新卒の方がドット柄を選ぶのであれば、丸の小さなものを選ぶのがおすすめです。

チェック柄は格子状にデザインされた柄です。チェック柄は他の柄に比べるとカジュアルな印象を与えやすくなっています。また、格子を構成する線が複数の異なる色で構成されるケースもあり、色数が多いとより派手な印象になってしまいます。新卒の方がネクタイの柄にチェック柄を選ぶのであれば、色数を少なくすることを意識するとよいでしょう。

新卒のスーツは何着必要か

新卒時にスーツを購入する際、すでに所有しているスーツと合わせて、複数着用意しておくことが大切です。以下それぞれについて用意しておくとよい着数をまとめました。

新卒時に持っておくべき数
スーツ 2~3着
シャツ 3~5着
ネクタイ 3~5本
ベルト 1本
2~3足
その他 靴下や下着は5枚
ハンカチは2~3枚

スーツ

スーツは最低でも2~3着は持っておくのがおすすめです。

スーツは2日連続で着用すると傷んでしまいやすいため、今日着たものを明日も着用しないようにすることが大切です。

2着であれば、スーツを交互に着用していくことになります。クリーニングに出すことを考えると、3着以上持っておくのがよいです。

シャツ

シャツは最低で2~3着、できれば3~5着ほど持っておくとよいです。洗濯した際に、2~3着では天気次第でローテーションが間に合わない可能性もあるからです。

ネクタイ

ネクタイは3~5本ほど持っておくのがおすすめです。

特にネクタイはスーツやシャツと異なり、色や柄などにより全体のコーディネートに大きな影響を与えます。色や柄ごとに、どのようなコーディネートにも合わせられるものを多めに持っておくのがよいです。

ベルト

ベルトについては1本でも問題ありません。ブラックやブラウンなど、色の異なるものを持っていると、スーツ全体のコーディネートに合わせやすくなります。

靴は2~3足は持っておくとよいです。

靴もスーツと同様、2日連続で履くと傷んでしまいやすいため、今日履いたものを明日履かないようにします。そのため、最低でも2足、色やデザインの違いを考慮して、3足以上持っておくのがよいでしょう。

その他

その他、靴下や下着については5着程度以上、ハンカチは2~3枚以上持っておくとよいです。

いずれも、洗濯のタイミングを考慮できれば問題はないのですが、靴下に穴が空いてしまったといったアクシデントに対応するために、多めに持っておくのがおすすめです。

新卒でリクルートスーツを着てもいい?

新卒でリクルートスーツを着てもいい?

就職活動中に着用していたリクルートスーツについては、新卒で出社する会社に着ていっても問題ありません。

新卒の方におすすめのスーツはブラックで無地のもの、またシャツはホワイトやサックスブルーなどリクルートスーツで選ぶべきものと大差はないといえます。就職活動時から、新卒で着用することを想定してスーツを選ぶのもよいでしょう。

ただし、リクルートスーツは初々しい印象を与えやすく、入社後も長く着用していくのはあまりおすすめできません。場合によっては、取引先やお客様から初心者のような印象を持たれてしまうこともあるかもしれません。

入社後、しばらくして会社に馴染んできたら、ネイビーやグレーなどビジネスマンが広く着用しているスーツを改めて購入することを検討するとよいでしょう。

新卒のスーツはオーダーメイドがおすすめ

新卒のスーツはオーダーメイドがおすすめ

業界にもよりますが、新卒の方がスーツを選ぶときは、色はブラックや暗めのグレー、ネイビーなど、柄は無地や抑えめのものといった、落ち着いたものを選ぶのがおすすめです。

その際、入社後の雑務を見越して機動的なものや、複数枚着用することを考慮してコストパフォーマンスの高いスーツを選ぶことも大切なポイントです。

このような新卒のスーツを選ぶ際のポイントを満たすものが、オーダースーツです。オーダースーツであれば、採寸して身体にフィットしたものに仕立てるため、着心地がよく、機動的です。また、Suit Yaであれば29,800円からスーツをオーダーできるため、コストパフォーマンスが高いといえます。

一度採寸したデータがあれば、入社後も同じデータを再利用できる点もポイントです。これから始まるビジネスマンとしての生活を考えて、新卒時にオーダースーツを注文してみてはいかがでしょうか

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