スーツをジャストサイズで着こなすための基準をアイテム別に解説!
2024/06/28
スーツの着こなし方
ビジネスシーンでは、スーツの着こなし方によって相手に与える印象や信頼を勝ち取れるかが大きく変わってきます。ジャケットの肩幅が大きすぎたり、背中に横シワができていたりすると、相手に仕事ができない人だと思われてしまうかもしれません。
スーツをジャストサイズで着こなせると、見栄えが良くなるだけでなく、スーツ特有の体の動かしにくさがなくなります。
そこで本記事では、スーツをジャストサイズで着用する際に注意すべきサイズ感をアイテム別に解説します。自分の体にフィットしたスーツを着用して、相手の信頼を勝ち取れるビジネスマンを目指しましょう。
スーツをかっこよく着こなすにはジャストなサイズ感が重要!
スーツをかっこよく着こなすためには、ジャストなサイズ感が重要です。自分の体にフィットしないスーツを着てしまうと、相手に悪い印象を与え、最悪の場合は不快感を抱かせてしまう可能性もあります。
スーツを着用する機会は、ビジネスシーンだけでなく冠婚葬祭といった改まった場面などさまざまです。どのシーンにおいてもかっこよく着こなせているか、だらしなく着ているかで相手への印象はまったく異なります。
人の印象は会って数秒で決まり、一度だらしない人とレッテルを貼られると払拭するのは難しいです。
また、高級ブランドのスーツを着ていても、サイズ感が合っていなければ相手への印象は悪くなります。自分の体にジャストサイズなスーツを選んで、かっこよくスマートに着こなしましょう。
ジャケットのジャストサイズ
ジャケットをジャストサイズに着こなすために、以下の部位別にポイントを解説します。
- 着丈
- 肩
- アームホール
- 後ろ襟
- 胸
- 袖丈
それぞれの基準を理解し、ジャストサイズなジャケットを着用しましょう。
着丈
着丈は基本的にお尻が隠れるくらいの長さが良いです。また、まっすぐ立った際に裾が人差し指の第二関節に届くサイズかどうかを意識しましょう。
お尻が見えるほどの着丈サイズだと、スタイリッシュに見えますがカジュアルすぎる印象を与えるため、ビジネスシーンには不向きです。着丈が長すぎる場合は、脚が短く見えてしまいます。
ジャケットは裾に縫いしろがなく着丈の調整が基本的にはできません。そのため、ジャケットを購入する際には、試着でお尻が隠れているか、まっすぐ立った際に裾が人差し指の第二関節に届くサイズかを確認しましょう。
肩
スーツは肩で着ると言われるように、ジャケットのサイズを確認するうえで大事なポイントです。
ジャケットを着用した際に、以下のような状態であれば肩のサイズが体にフィットしていると言えます。
- 肩骨の位置にジャケットの肩と袖の縫い合わせがきている
- 肩と袖の縫い合わせを指でつまめる
- 肩のラインがジャケットよりほんの少し外側に出ている
- 肩のラインがまっすぐでよれていない
肩幅が狭いジャケットは、生地に余裕がないため肩と袖の縫い合わせを指でつまめません。生地に余裕がないと、背中に横シワができてしまいます。
逆に肩幅が大きすぎるジャケットは、肩周りにシワができてだらしなく感じられてしまいます。上記の項目を確認し、見栄え・着心地が良いジャケットを着ましょう。
アームホール
ジャケットのアームホールが大きすぎると腕をあげた際に、引っ張られすぎてしまいます。逆に、小さすぎるサイズは動きにくさにつながるでしょう。
また、自分の体に合っていないサイズのアームホールだと、脇がこすれて痛みを感じる可能性もあります。アームホールのサイズを確認する際は以下の項目を意識してください。
- 腕の付け根あたりが少しつまめるほどのゆとりがあるか
- お腹周りにシワがよりすぎていないか
- 胸元に掌がちょうど入るくらいの隙間があるか
- 裾まわりはベントがストンと落ちるくらいのゆとりがあるか
アームホールは大きすぎても小さすぎても相手への印象は悪くなってしまうため、ジャストなサイズを選びましょう。
後ろ襟
ジャケットの後ろ襟は首の後ろにフィットしているのが最適です。また、中に着ているワイシャツが約1.5〜2.0cm見えるくらいがジャストなサイズになります。
後ろ襟が首から離れすぎていたり、逆に小さすぎてシワがよっていたりする場合は、ジャストサイズではありません。前だけでなく後ろ姿もかっこよく着こなすために、後ろ襟のサイズ選びも慎重に行いましょう。
胸
胸のサイズ感は、ジャケットのボタンを閉めた状態で行うのが良いです。ボタンを留めた状態で胸に拳が一つ入るくらいのゆとりがあると、ちょうど良いサイズです。
ジャストサイズだと胸の生地が余っておらず、襟は胸に沿っています。胸のサイズが大きすぎる場合は縦にシワができてしまい、小さすぎる場合は横向きにシワができてしまいます。
特に細身のスーツはシワがよりやすいのでサイズ感のチェックは必須です。ジャケットの襟がきれいに胸に沿っているか、シワができていないかを確認しながら、ジャストサイズのジャケットを購入しましょう。
袖丈
袖丈は机に手を置いた際に、手の甲にジャケットが少しかかるサイズ感がベストです。袖が短すぎると、中に着ているワイシャツの袖が見えてしまいだらしなくなります。
また、手を下ろした際に、ジャケットの袖口からワイシャツが約1〜1.5cmほど見えているくらいが理想のサイズです。
ジャケットの袖丈サイズが合っていても、ワイシャツの袖丈が長すぎるとバランスは悪くなってしまいます。ジャケットとワイシャツ両方のバランス関係も意識しましょう。
パンツのジャストサイズ
パンツをジャストサイズで履くためには、以下の項目を確認する必要があります。
- ヒップ
- ウエスト
- 裾
- センターライン
- 太もも
これから紹介するポイントを意識してパンツをかっこよく着こなしましょう。
ヒップ
パンツを履いた時にお尻の形がはっきり浮き出てしまう場合は、サイズが小さい証拠です。細身で体にフィットするパンツが好きな方でも、サイズが一つ大きいパンツを選ぶと良いでしょう。
しかし、サイズが大きすぎても生地がだぶついてだらしない印象を与えてしまいます。そのため、まず自分のヒップの大きさに最適なサイズを選び、ウエストサイズを調整していきましょう。
ウエスト
ウエストの正しい位置は、へその下、腰骨の高さになります。サイズ感は、ベルトをしていなくても下に落ちてこないくらいが最適です。
また、パンツを履いた際にポケットが開いていないサイズか確認すると良いです。サイズが小さすぎると、ベルトラインの下にシワができたりポケットが浮いたりして見た目がきれいではありません。
ベルトをしていなくても下に落ちてこないかつ、自分の握りこぶしが一つ入るくらいのゆとりを持ったサイズを選びましょう。
裾
パンツの裾丈は、一般的なタイプと細身のタイプなど着用するスーツによってベストなサイズはさまざまです。
一般的なタイプでは、ハーフクッションにするとセンターラインが美しくなります。一方、細身のタイプは、パンツの裾が靴の甲に当たらないノークッションにした方が、だぶつかずきれいに見えます。
店舗で購入する際は、スタッフに相談しながら自分に合ったものを選びましょう。
センターライン
パンツのセンターラインはサイズにあまり関係ありませんが、きれいに入っているとシルエットが美しく脚を長く見せられます。特に、O脚やX脚の方は、センターラインが入っているかどうかで相手への印象が変わります。
既製品だと個人のクセにフォーカスしたパンツはなかなかありません。ただし、オーダースーツ店であれば、体型のクセを考慮したパンツを仕立てられます。オーダーで自分の体に合ったスーツを仕立て、かっこよく着こなしましょう。
太もも
太もものサイズ感は、パンツを履いて立った時に裏側の生地を指でつまめるかで確認します。ゆとりがなく指でつまめないサイズである場合は、一つ大きくすると良いです。
しかし、細身のスーツの場合はあえてゆとりをなくし、スタイリッシュな見た目にしています。そのため、店舗のスタッフに相談しながら選びましょう。
ワイシャツのジャストサイズ
スーツをかっこよく着こなすためには、ワイシャツのサイズ感も大事な要素です。ワイシャツのサイズを選ぶ際は、以下の項目を確認すると良いです。
- 肩
- 首周り
- 裄丈
上記の項目を意識して、自分の体型にジャストサイズなワイシャツを選びましょう。
なお、ワイシャツのサイズに関しては以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
肩
首周りと裄丈のサイズだけを頼りにワイシャツを選ぶと、体型によっては肩幅の位置がズレてしまう可能性があります。
サイズが合わないワイシャツでも着続ける方がいますが、肩や腕の動きが制限されることで動きにくかったり痛みが生じたりするケースも考えられます。そのため、何度も試着を行い、着用した際に違和感がなく肩幅の位置がズレていないワイシャツを選びましょう。
首回り
首周りのサイズ感は、第一ボタンを留めた際にできるワイシャツと首の隙間に指が一本入るくらいが理想です。
首周りにゆとりがなくきついとボタンを閉められなくなります。また、ゆるすぎてもネクタイの締まりが悪く見栄えが悪いです。
首周りのサイズは見た目だけでなく着心地にも大きく関係する場所なため、既製品の中にジャストサイズのワイシャツがない場合はオーダーを検討すると良いでしょう。
裄丈
ワイシャツの裄丈は、ジャケットの端からシャツの袖が約1〜2cmほど見えるサイズが良いです。長すぎるとだらしない印象を与えてしまうため、最大でも約2.5〜3cmほどの間で調整しましょう。
ベストのジャストサイズ
ジャストサイズなベストを選ぶためには、以下の項目を確認すると良いです。
- 肩
- 首周り
- 裄丈
ベストはジャケットを脱いだ際の顔となるため、ジャストサイズを着用してシルエットを美しくしましょう。
肩
ベストの肩幅は、サイズで確認するのが難しいです。ベストを着用した際に動きにくくないか、サイズが大きすぎてだぼっとしていないかを確認するのが良いです。
ベストのサイズ感は個人で決めるのではなく、なるべく店員さんと相談しながら最適なサイズを探しましょう。
首回り
ベストの首周りのサイズ感は、着用した際にワイシャツとの隙間に指が2本入るくらいのゆとりが良いです。ジャケットやパンツが細身のタイプなら指1本分くらいのサイズ感でもフィットします。
しかし、逆にゆるすぎる場合は、だらしなさを相手に与えてしまうため避けましょう。
裄丈
ベストの裄丈は、ベルトのバックルが隠れるくらいのサイズが理想です。ベルトのバックルが見える長さだと、腰の位置が低く見え相手にだらしない、脚が短いなどの印象を与えてしまいます。
しかし、ベストが長すぎてもかっこよく着こなせないので、上手く調整しながらサイズを選びましょう。
ジャストサイズのスーツを着るにはオーダースーツがおすすめ!
スーツを着用する機会が多いビジネスマンにとって、サイズ選びは大事なポイントです。
サイズが自分の体に合っていないスーツを着ていると、見栄えが悪くなり相手にだらしない印象を与えてしまう可能性があります。また、体へのフィット感や着心地が悪くなる要因となります。
しかし、既製品だとなかなか自分の体にジャストサイズなスーツは見つけられません。オーダースーツなら採寸を行って自分の身体に合ったものを作成するため、体型のクセも考慮した世界に一つだけのスーツを仕立てられます。
ビジネスマンの中には、仕事が忙しくて店舗に行く時間が取れない方も多いでしょう。そういった方には、オンラインでオーダーできるSuit Yaがおすすめです。
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オーダースーツで自分の体にジャストサイズなスーツを仕立てて、かっこよく着こなしましょう。オーダースーツブランドでの購入を考えている方は、サイズ感だけでなく生地やデザインにもこだわれるSuit Yaでの依頼をご検討ください。
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