男性のスマートカジュアルとはどんな服装?NG例・着こなしのポイントを解説
2024/07/30
スーツの着こなし方
男性のスマートカジュアルは、フォーマルとカジュアルの中間に位置するドレスコードです。ビジネスシーンだけでなく、結婚式や同窓会、会社のイベントなどの幅広いシーンで活躍するスタイルです。
しかし、スマートカジュアルの定義や着こなし方について、詳しく理解していない方が多いのではないでしょうか。幅広いシーンに対応できる魅力的なスタイルですが、間違った着こなし方をすると、相手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
そこで本記事では、男性のスマートカジュアルがどんな服装かや、着こなす際のポイント・NG例などについて解説します。季節ごとのおすすめコーディネートも紹介するので、かっこよくスマートカジュアルスタイルを着こなしましょう。
男性のスマートカジュアルとは?
男性のスマートカジュアルとは、ドレスコードの一種になります。男性のドレスコードは、フォーマル度が高い順に並べると以下の通りです。
- フォーマル
- セミフォーマル
- インフォーマル
- スマートカジュアル
結婚式や同窓会のドレスコードとして指定される場合がありますが、概要を知らない方にとってはなかなかイメージしづらいスタイルでしょう。これから、スマートカジュアルの定義や歴史、基本的なアイテムについて紹介するので、かっこよく着こなすために把握しておきましょう。
スマートカジュアルの定義
スマートカジュアルとは、フォーマルとカジュアルの中間に位置する服装スタイルで、上品で洗練された印象を与えながらも、堅苦しすぎない服装を指します。また、フォーマル・セミフォーマル・インフォーマルよりも、カジュアルなドレスコードに分類されます。
カジュアルながら大人の上品さを保っているため、結婚式や同窓会、パーティーなどの幅広いシーンに対応できるスタイルです。ドレスコードとして平服や普段着を指定された際は、スマートカジュアルを着ていけば基本的に問題ありません。
ビジネスカジュアルと混同されがちですが、ビジネスカジュアルはあくまでも仕事をする前提の服装です。一方、スマートカジュアルは、パーティーや食事会などで求められる場合が多く、ビジネスシーンに限りません。
スマートカジュアルの歴史
スマートカジュアルの考え方は、1950年代に誕生したと言われています。時代とともに、ドレスコードの厳密さが薄れていく中で、ビジネスカジュアルをよりカジュアルにトーンダウンしたスタイルとして使われ始めました。
スマートカジュアルが広まった背景は以下のとおりです。
- ビジネスシーンでカジュアルスタイルが流行る
- フォーマルとカジュアルの中間的なスタイルが求められる
- テレワークの普及でリラックスしたスタイルの需要が高まる
- 結婚式のドレスコードとしてスマートカジュアルが記載され始める
- スマートカジュアルのスタイルが広く認知される
スマートカジュアルは、社会の変化や服装の多様化に伴って発展してきたスタイルです。歴史は浅く、多くの人々にとってイメージしづらいスタイルにもかかわらず、現代のファッションシーンにおいて重要な位置を占めるスタイルとして認識されています。
スマートカジュアルの基本アイテム
スマートカジュアルの基本アイテムは、以下の7つです。
- ジャケット
- シャツ
- パンツ
- 靴
- ニットやセーター
- ネクタイやポケットチーフなどの小物
- コート
ジャケットはテーラードタイプがふさわしく、ウール・綿・麻などの素材が基本です。色としては、派手にならないブラック・ネイビー・グレーなどの定番色になります。
シャツは、襟付きのドレスシャツやポロシャツが適しています。ホワイトなど無地や控えめな柄のシャツが好まれますが、ビジネスシーンではないため、ブルーやピンクなどのちょっとしたカジュアル感を演出できるデザインもおすすめです。
パンツは、ドレッシー寄りなスラックスやテーパードパンツ、カジュアル寄りのチノパンが基本になります。色やデザインはジャケットとの相性もありますが、ブラック・ネイビー・グレー・ベージュなどが最適です。
稀にジーンズも許容される場合がありますが、ダメージが入ったものはふさわしくありません。
靴は、大人の上品さがあるローファーやオックスフォードシューズ、カジュアル感を出せる無地のスニーカーなどが良いです。また、ジャケットやパンツがブラックの場合に、靴の色も同じだと堅すぎる印象を与えてしまうため、ブラウン系の靴を選びましょう。
そのほか、冷え込む季節にニットやセーターを合わせたり、ネクタイやポケットチーフなどの小物で上品さを取り入れると、よりかっこよく着こなせます。
スマートカジュアルを男性が取り入れる際のポイント
スマートカジュアルを男性が取り入れる際のポイントは、以下の4つです。
- 適切なサイズ感を選ぶ
- カラーバランスに気をつける
- 質の良い素材を選ぶ
- シンプルで洗練されたデザインを選ぶ
上記のポイントを意識して、スマートカジュアルの良さを最大限に引き出しましょう。
適切なサイズ感を選ぶ
スマートカジュアルを男性が取り入れるなら、適切なサイズ感を選ぶ必要があります。
ゆったりとした大きいサイズだと、だらしない印象を与えてしまったり、シワができやすく服の寿命が短くなったりします。逆に小さすぎるサイズでは、身体のラインが出すぎてしまい、相手に品がないと感じられるかもしれません。また、窮屈に感じ、動きにくくなってしまいます。
スマートカジュアルをかっこよく着こなすためには、適切なサイズ感を選ぶと良いでしょう。
しかし、既製品だとなかなか自分の体にフィットしたサイズは見つけられません。自分の体にジャストサイズなスーツを手に入れたいなら、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツなら、丁寧な採寸を行ってくれるため、自分の体にフィットするスーツを仕立てられます。
自分の体にフィットするスーツでスマートカジュアルをかっこよく着こなしたいなら、オーダースーツで依頼しましょう。
カラーバランスに気をつける
スマートカジュアルなスタイルにする際は、カラーバランスを意識しなければいけません。
ジャケット・パンツ・靴すべての色が同じだと単調な印象になってしまいます。下から上まで黒で統一すると、スマートカジュアルの良さであるラフさが薄れ、お堅いイメージを持たれるでしょう。
黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色は無難ですが、あえてワイシャツをブルーやピンクにしたり、チェック柄にしたりして個性を出すのがおすすめです。
質の良い素材を選ぶ
ジャケットは特に素材の質にこだわる必要があります。
薄くペラペラした素材のジャケットを着ると、安っぽく見えてしまいスマートな印象を醸し出せません。質の悪い素材はシワができやすく、だらしない、お手入れをしていない人だと思われてしまう可能性もあります。
素材の質にまでこだわって、スマートカジュアルの良さをより引き出すためには、オーダースーツで依頼するのがおすすめです。オーダースーツならサイズだけでなく、素材も一から自由に選べます。
また、オーダースーツ店の「Suit Ya」なら、耐久性・ストレッチ素材といった機能性に優れたものや、ゼニア、ロロ・ピアーナなどの高級生地をリーズナブルな価格で注文可能です。素材にこだわったスーツを着て、スマートカジュアルが似合う男性になりたい方は、ぜひ「Suit Ya」での購入をご検討ください。
シンプルで洗練されたデザインを選ぶ
スマートカジュアルをかっこよく着こなすためには、シンプルで洗練されたデザインを選ぶと良いです。たとえば、以下のアイテムがあげられます。
- 無地のポロシャツ
- オックスフォードシャツ
- テーラードジャケット
- ブレザー
- チノパン
- スラックス
素材には上質なコットンやウール、カシミアなどを取り入れると、カジュアルでありながらフォーマルさを維持できます。色使いは、ネイビーやグレー、ベージュなどの定番色に加えて、ブルーやピンクなどでちょっとした個性を出すのがおすすめです。
派手なデザインや色のジャケットやパンツを着用すると、カジュアルに寄りすぎてしまい、上品さを演出できません。フォーマルとカジュアルの中間であるスマートカジュアルの良さを保つためには、シンプルで洗練されたデザインを選びましょう。
男性が避けるべきスマートカジュアルのNG例
男性が避けるべきスマートカジュアルのNG例は、以下のとおりです。
- カジュアルすぎるアイテム
- 派手すぎる色使い
- サイズが合っていない服装
- 不適切なシューズ
スマートカジュアルの良さをなくし、相手に悪い印象を持たれないために上記のNG例は避けましょう。
カジュアルすぎるアイテム
スマートカジュアルな服装において、カジュアルすぎるアイテムを合わせるのはふさわしくありません。たとえば、Tシャツやダメージジーンズ、ショートパンツなどです。
上記のアイテムを取り入れるとカジュアルに寄りすぎてしまい、スマートさがなくなります。また、ジャージやスウェットなどの部屋着を連想させるアイテムも、相手にだらしない印象を与えるため避けるべきです。
派手すぎる色使い
スマートカジュアルにおいて、派手すぎる色使いは適切ではありません。
派手な色を合わせると、スマートカジュアルの上品で洗練された印象を損なう可能性があります。また、スマートカジュアルが求められるのは、結婚式の二次会や高級レストランなどフォーマルな場面が多く、場にそぐわない印象を与える可能性も考えられます。
フォーマルさとカジュアルさのバランスを保つために、派手すぎる色使いは避けましょう。
サイズが合っていない服装
スマートカジュアルを着こなすうえで、サイズが合っていない服装を合わせるのはNGです。
ダボっとしたサイズを選んでしまうと、だらしない印象を与えたり、カジュアル感を強めすぎたりします。スマートカジュアルはフォーマルな場面での着用が多いため、自分に合ったサイズで洗練された印象を醸し出すのが良いでしょう。
自分の体にフィットしたサイズのスーツを着たいなら、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツで自分の体にフィットするサイズに仕立ててもらうと、見栄えが良いだけでなく、着心地も良く体を動かしやすくなるでしょう。
不適切なシューズ
スマートカジュアルに不適切なシューズは、以下のようなアイテムです。
- サンダル
- 汚れたスニーカー
- トレーニングシューズ
- フォーマルすぎる靴
サンダルはリラックスした印象を与えすぎるため、フォーマル感が求められるシーンには不向きです。スニーカーは場合によっては許容されますが、汚れているものや過度にカジュアルなデザインはふさわしくありません。
タキシード用の靴や光沢のあるドレスシューズは上品さは演出できますが、カジュアルさとフォーマルさのバランスを崩してしまうため避けるべきです。
季節ごとの男性向けスマートカジュアルコーディネート
スマートカジュアルは、季節が変わるごとにさまざまなコーディネートを楽しめます。ここで紹介する季節ごとのコーディネートを参考に、一年を通して魅力的なスマートカジュアルスタイルを楽しみましょう。
春のコーディネート例
春におすすめのスマートカジュアルコーディネート例は、以下があげられます。
- グレーのストレッチジャケット×白Tシャツ
- ネイビーデニムテーラードジャケット×白いワイシャツ
- ネイビーストレッチテーラードジャケット×ベージュストレッチスリムチノパン
- グレーストレッチジャケット×黒スリムパンツ
- グレードライテーラードジャケット×ネイビーストレッチスリムチノパン
スマートカジュアルの基本である「ジャケパンスタイル」をベースに、春らしい色合いや素材を取り入れるのがおすすめです。
夏のコーディネート例
夏におすすめのスマートカジュアルコーディネート例は、以下があげられます。
- ベージュの麻ジャケット×ネイビースラックス
- ブルーのリネンジャケット×半袖ネイビーリネンシャツ
- グレーのテーラードジャケット×ブルーストライプ半袖シャツ
- ライトグレーシアサッカージャケット×白厚手半袖Tシャツ
- ネイビーの半袖ニットシャツ×ベージュのスリムパンツ
麻や薄手で通気性のよいジャケットやシャツを使用し、素材感のあるジャケパンスタイルを基本としています。ブルーやライトグレーで夏らしい爽やかさを演出するのがおすすめです。
秋のコーディネート例
秋におすすめのスマートカジュアルコーディネート例は、以下があげられます。
- グレージャケット×黒スリムタートルネックニット
- ネイビーステンカラーコート×ワインレッドタートルネックニット
- ネイビーデニムテーラードジャケット×ベージュストレッチスリムチノパン
- グレーのカシミヤニット×ネイビーのウールパンツ
- コーデュロイジャケット×ダークブラウンのスラックス
タートルネックニットやワインレッドカラーなどの秋らしいデザインや色使いを取り入れて「きちんと感」と「カジュアルさ」のバランスを保つのがおすすめです。タートルネックやダークブラウンのスラックスを取り入れると、上品さも演出できます。
冬のコーディネート例
冬におすすめのスマートカジュアルコーディネート例は、以下があげられます。
- 黒タートルネックニット×グレースラックス
- ブルーチェスターコート×チャコールグレースラックス
- ネイビーコーデュロイのセットアップ×黒タートルネック
- チャコールグレーのウールジャケット×ベージュのコーデュロイパンツ
- ブラウンのツイードジャケット×チャコールグレーのウールパンツ
暖かさと見た目の両立を意識し、レイヤードスタイルを活用するのがポイントです。コーデュロイやタートルネックだけでなく、マフラーや手袋などの小物を取り入れると、より冬らしいスマートカジュアルコーディネートに仕上がります。
ビジネスシーンでのスマートカジュアルの注意点
ビジネスシーンでスマートカジュアルを着る際の注意点は、主に以下の3つです。
- 会社のドレスコードを確認する
- シンプルで清潔感のあるコーディネートを意識する
- 過度なアクセサリーは避ける
相手からの信用を失ったり不快に感じさせたりしないように、上記のマナーを守ってスマートカジュアルスタイルを着こなしましょう。
会社のドレスコードを確認する
ビジネスシーンでスマートカジュアルを着る際は、会社のドレスコードを確認しなければいけません。会社によってドレスコードの基準は大きく異なり、スマートカジュアルが許容される会社もあれば、より保守的なドレスコードを求める場合もあります。
適切なドレスコードを把握せずにスマートカジュアルを取り入れると、会社からの信用を損なう可能性も考えられるため、絶対に避けるべきです。
シンプルで清潔感のあるコーディネートを意識する
ビジネスシーンでは、シンプルで清潔感のあるスマートカジュアルスタイルを意識するのが良いです。
相手に不快感を与えないビジネスマナーとして、清潔感は大事な要素です。清潔感のある服装や身だしなみは、どんな企業・職種・部署・シーンにおいても好印象を与えられます。
また、派手なデザインやカラーを採用すると、スマートカジュアルの良さであるスマートさを失ってしまいます。フォーマルさとカジュアルさのバランスを取るためにも、シンプルで清潔感のあるコーディネートを意識しましょう。
過度なアクセサリーは避ける
ビジネスシーンでスマートカジュアルを採用する際は、過度なアクセサリーは避けなければいけません。避けるべきアクセサリーは主に以下の5つです。
- ファッション指輪
- ネックレス
- ブレスレット
- ピアス・イヤリング
- キャップやハット
ビジネスシーンで目立つアクセサリーをつけていると、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。大事な商談の場合は、アクセサリーによる不快感が原因で失敗するケースもあるでしょう。
ビジネスシーンでスマートカジュアルを着る際は、過度なアクセサリーを避けて、プロフェッショナルな印象を保つのが大事です。
スマートカジュアルに着こなすならオーダースーツがおすすめ
スマートカジュアルは、フォーマルさとカジュアルさを兼ね備えており、結婚式や同窓会、会社のイベントなどの幅広いシーンに対応できるスタイルです。しかし、適切でないサイズ感や安っぽい素材のスーツだと、相手にだらしない印象を与えてしまいます。
特にビジネスシーンで採用する際は、相手に不快感を与えないために、サイズ感や素材にこだわる必要があります。しかし、既製品だとなかなか自分の体にフィットするサイズは見つかりません。また、素材にこだわると高額になってしまいます。
自分の体にフィットするサイズで素材にもこだわりたい場合は、オーダースーツ店の「Suit Ya」で依頼するのがおすすめです。「Suit Ya」ならジャストサイズなだけでなく、ゼニア、ロロ・ピアーナなどの高級生地をリーズナブルな価格で注文可能です。
さらに、1着目に限り無料でサイズ直しを依頼できる「ジャストサイズ保証」があるため、オーダースーツ初心者の方でも安心できます。スマートカジュアルをかっこよく着こなせるスーツを仕立てたい方は、ぜひ「Suit Ya」での購入をご検討ください。
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