メンズリネンスーツとは?特徴・選び方・着こなし・お手入れまで完全解説
2026/06/09
スーツの着こなし方

夏に向けてリネンスーツを買おうか検討しているけれど、「シワだらけにならない?」「ビジネスで着てもおかしくない?」「リネン100%と混紡ってどっちがいいの?」など、選び方で迷っていませんか。
リネンスーツは、素材組成・色柄・シルエットの選び方さえ押さえれば、夏の暑さに圧倒的に強く、ウールにはない上品な風合いで長く愛用できる一着になります。逆に、ポイントを外すと「だらしない印象」になりがちな繊細な素材でもあるため、購入前に知っておきたいことが多いのも事実です。
そこでこの記事では、リネンスーツの素材特性、失敗しない選び方、お手入れのコツまでを順番にまとめました。読み終わるころには、あなたにぴったりのリネンスーツの選び方が分かるようになっているでしょう。
リネンスーツとは?素材の特徴と普通のスーツとの違い

リネンスーツとは、リネン(麻)素材を主に使用したスーツのことです。ここではリネンの素材特性、普通のウールスーツとの違い、メリット・デメリット、向き不向きまでを整理します。
リネン(麻)の素材特性|綿の約4倍の吸湿性と速乾性
リネン(麻)は世界最古の繊維素材のひとつで、紀元前から人類が利用してきました。
最大の特徴は綿の約4倍の吸湿性と、優れた速乾性です。汗をかいてもすぐに吸って素早く蒸発させるため、夏の高温多湿でも「ベタつきにくい」「不快感が少ない」のが魅力です。
さらに、繊維自体に天然の抗菌・防臭効果があり、洗濯回数を抑えても清潔に保てる省手間素材でもあります。
リネンを使ったスーツは、ウールを使った通常のスーツとは「涼しさ」「軽さ」「風合い」が大きく異なる点を、まず押さえておきましょう。
リネンスーツと普通のウールスーツの違い
リネンスーツとウールスーツの違いは、素材特性に由来して通気性・シワのなりやすさ・見た目・対応シーズン・手入れの面で大きく異なります。下の表で全体像を確認してください。
| 観点 | ウールスーツ | リネンスーツ |
|---|---|---|
| 通気性 | 良いが汗を吸うと重くなる | 抜群(綿の約4倍の吸湿・速乾性) |
| シワ | なりにくい(形状記憶あり) | なりやすい(独特の味になる) |
| 見た目 | 上品な光沢・キチッと感 | カジュアルで涼しげな印象 |
| 対応シーズン | 通年(特に秋冬) | 春〜夏(4〜9月) |
| 手入れ | クリーニング前提 | リネン100%は自宅洗濯OK(表示確認要) |
リネン100%とリネン混紡の違い
リネンスーツには「リネン100%」と「リネン混紡」の2タイプがあり、それぞれにメリットがあります。
リネン100%は涼しさ・通気性が最高峰で、ナチュラルな風合いを楽しめる本格派向け。ただしシワになりやすい点には注意が必要です。
一方のリネン混紡には、以下の3タイプがあります。
- リネン×ウール(シワになりにくくビジネス向き)
- リネン×コットン(肌触りが柔らかくカジュアル向き)
- リネン×ポリエステル(速乾性とシワ防止に優れる)
初めてのリネンスーツなら、シワになりにくい「リネン×ウール混紡」または「リネン×ポリエステル混紡」を選ぶと安心です。
リネンスーツの3つのメリット

リネンスーツのメリットは大きく3つあります。
- 圧倒的な涼しさと通気性
- 上品で大人らしい見た目
- 長く着るほど味が出る
以下で順番に整理します。
圧倒的な涼しさと通気性
リネンの一番の魅力は、夏でも涼しく着られる吸湿性・速乾性の高さです。綿の約4倍の吸湿性を持ち、汗をかいてもすぐに繊維が吸い取り、素早く蒸発させてくれます。
さらに、リネン繊維には中空構造(パイプ状の空洞)があり、通気性が抜群。風を通して涼しさを実感できるため、ウールスーツに比べて体感温度が2〜3℃低いと感じる方も多くいます。
日本の高温多湿な夏の通勤・外回り営業で、ウールスーツの蒸し暑さに悩んでいる方には強力な選択肢です。
上品で大人らしい見た目
リネンスーツは、シャリ感のある独特の風合いと、ややマットで自然な光沢が特徴です。Tシャツやポロシャツのような完全なカジュアル素材とは違い、「リラックス感のある大人の上品さ」を演出できます。
ノーネクタイで着ても砕けすぎず、ジャケットを脱げばパンツ単品でも様になるため、オフィスカジュアル化が進む現代のビジネスシーンや、夏の結婚式・パーティーにも自然になじみます。
色合いも淡いベージュ・ライトグレー・ネイビーが映えやすく、季節感を演出できる点も大人世代から支持される理由です。
長く着るほど味が出る
リネンは天然繊維の中でも丈夫さで知られています。糸を引っ張る力に対する強度は綿の約2倍とされ、使い込むほどに繊維がしなやかになり、独特の柔らかさと光沢感が増していきます。
「新品の張りのある質感」から「着込むほどに馴染む風合い」へと変化していくのは、合成繊維にはない天然素材ならではの魅力。さらに繊維自体に抗菌・防臭性があり、洗濯回数を抑えても清潔に保てるため、1着を長く愛用したい方に向いた素材です。
知っておきたいリネンスーツの3つのデメリットと対策

メリットの多いリネンスーツですが、ウールスーツに比べて以下の3つのデメリットがあります。
- シワがつきやすい
- 縮みやすい
- カジュアル印象が強い
それぞれの対策と合わせて整理します。
シワがつきやすい
リネン素材の最大のデメリットは、シワがつきやすい点です。特にリネン100%は、座る・腕を曲げる動作だけで折り目がつきやすく、シャツのようにキッチリしたシルエットを保つのは難しい素材です。
対策として、初めてのリネンスーツなら「リネン×ウール混紡」「リネン×ポリエステル混紡」を選ぶと、シワがつきにくくビジネス用途でも使いやすくなります。
リネン100%を選ぶ場合は、霧吹きで湿らせてからアイロンを当てる、もしくは着用後にハンガーにかけて自然に伸ばすことで、シワを軽減できます。
縮みやすい
リネンは水分を吸収しやすい性質上、洗濯すると縮みやすいデメリットがあります。特に高温の水で洗ったり、乾燥機にかけたりすると、3〜5%程度縮むケースもあるため注意が必要です。
対策は、ドライクリーニングを基本とすること。自宅で洗う場合は30℃以下の水温で、洗濯ネットに入れて手洗いモードで洗い、脱水時間を短くする、自然乾燥(陰干し)させるのが基本です。
リネン100%の場合は購入時の品質表示で「洗濯可」を必ず確認しましょう。
カジュアルな印象が強い
リネンスーツは天然の風合いとリラックス感が魅力ですが、その分ウールスーツに比べてフォーマル度が下がります。金融・士業・官公庁など堅い職場や、結婚式の親族席など格式高いシーンでは、リネンスーツは避けたほうが無難です。
対策として、ビジネスでリネンスーツを着る場合は、ネイビー・チャコールグレーの暗めの色を選び、シルエットをクラシックに(ジャケットの肩幅を強調し、パンツも軽くテーパード)すると、フォーマル感を強めることができます。
シャツは白orサックスブルー、シューズはブラウンレザーで仕上げると、夏の上品なビジネススタイルが完成します。
リネンスーツに使われる代表的な生地ブランド

リネンスーツの仕立てを決める要素のひとつが、生地ブランドです。世界には多数の生地ミルがありますが、リネンスーツに使われる代表的な生地ブランドとして、特に有名なのが以下の2社です。
ロロピアーナ(Loro Piana)
ロロピアーナは1924年創業、北イタリア・ピエモンテ州を拠点とする世界最高峰の生地ブランドです。カシミア・ウール・リネン・シルクなどの上質素材を一貫生産しており、世界の高級ファッションブランドが生地を採用するほどの評価を得ています。
リネン関連の代表的な生地として有名なのが「サマータイム(SUMMERTIME)」シリーズで、ウール・シルク・リネンを絶妙な比率で混紡。シワになりにくく、上品な光沢感と涼やかな着心地を両立した夏スーツの定番素材です。
ピアチェンツァ(Piacenza)
ピアチェンツァは1733年創業、イタリア・ビエラ地方(Pollone村)に本拠を構える老舗生地ブランドで、世界最古級のミルのひとつとして知られています。
300年近い歴史で培われた技術により、リネン・ウール・カシミア・シルクなどの天然素材を組み合わせた高品質生地を生み出しています。
リネン関連の代表的な生地として、「ウールリネン」「ウールリネンシルク混紡」が有名です。リネン特有の涼しさを保ちつつ、ウールの上品な光沢とシルクの艶感を加えることで、夏でも品格を保てるスーツを作ることができます。
その他の有名生地ブランド|カノニコ・REDA等
上記2社以外にも、世界には有名な生地ブランドが多数あります。
- カノニコ(Vitale Barberis Canonico):リネン混紡の生地が春夏コレクションで人気
- REDA:リネン×ウールの3D織りでシワになりにくい夏向け生地を展開
- スペンスブラソン(Spence Bryson):アイリッシュリネンの老舗で、世界最高峰のリネン100%生地で知られる別格の存在
これらのブランドはオーダースーツ専門店や高級セレクトショップで選べることがありますが、リネンスーツを初めて作るなら、ロロピアーナ・ピアチェンツァのような有名ブランドを基準に選ぶと安心です。
失敗しないリネンスーツの選び方5つのポイント

リネンスーツ選びで失敗しないために、押さえておきたいポイントは5つあります。
- 素材組成
- 色・柄
- シルエット
- 入手方法(既製品orオーダーメイド)
- 購入時期
以下で詳しく解説します。
素材組成
まず重要なのが、リネン100%と混紡素材のどちらを選ぶかです。
リネン100%は最高の通気性・涼しさを実現できる一方、シワがつきやすく、ビジネスシーンでは見た目が崩れて感じる場合があります。
一方の混紡素材は、以下の3タイプが主流です。
- リネン×ウール(シワになりにくくビジネス向き)
- リネン×シルク(光沢感アップ・上品な印象)
- リネン×ポリエステル(速乾性とシワ防止に優れる)
ビジネス用途には「リネン×ウール混紡」または「リネン×ポリエステル混紡」、カジュアル用途には「リネン100%」が適しています。
色・柄
リネンスーツの色は、ビジネス用ならネイビーまたはチャコールグレー、カジュアル・パーティー用ならベージュ・ライトグレー・サンドカラーが王道です。リネン特有の風合いは淡い色のほうが映えるため、夏らしさを意識するならベージュ系もおすすめです。
柄は無地が基本ですが、ピンストライプ・ウィンドウペン・チョークストライプなどの上品な柄もリネン素材と相性が良い選択です。チェック柄は柄が強くなりすぎるため、カジュアル用途で選ぶと良いでしょう。
シルエット
リネンスーツのシルエットは、用途で大きく変わります。
ビジネス用途なら肩幅を活かしたクラシックなシルエット(やや肩がパッドで強調された英国調)が、フォーマル度を高めてくれます。
一方、カジュアル・リゾート用途なら、肩を落としたリラックスシルエット(イタリア南部風のソフトな仕立て)や、細身のスリムシルエットが軽快感を演出します。
リネンは生地自体に柔らかさがあるため、シルエットの違いで印象を大きく調整できる素材です。
入手方法(既製品orオーダーメイド)
リネンスーツの入手方法は大きく3つに分かれます。
既製品(吊るし)はサイズが合えば最も手軽でセール時には2〜3万円台でも購入可能ですが、リネン素材は体型差が出やすく、サイズが合わないと「だらしない」印象になりがちです。
パターンオーダーは、用意されたサイズパターンから選んで仕立てる方式で、3〜10万円台が中心です。
フルオーダーは、寸法を一から測って作る本格仕様で、価格は10〜30万円台と高めですが、自分の体型に完璧に合わせた1着が手に入ります。
オーダー方法に関して詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
▶ パターンオーダーとは?イージーオーダー・フルオーダーとの違い・おすすめ店舗を紹介
▶ フルオーダーとは?セミオーダーとの違いや価格についてスーツ店が解説
購入時期
リネン素材は春夏シーズン(4〜9月着用)が中心のため、各ブランドの生地展開は春先(3〜4月)にピークを迎えます。「夏に着たい」と思って6〜7月に注文すると、希望の生地が売り切れていることも多いため、春先(3〜4月)に注文するのが確実です。
結婚式やパーティーなど特定のイベントに着る予定があれば、イベントの2〜3ヶ月前にはオーダーを完了しておきましょう。オーダースーツの納期は通常2〜6週間で、お直しの時間も考えると余裕を持つことが大切です。
リネンスーツの価格相場|既製品・オーダー・ハイブランドの目安

リネンスーツの価格は、入手方法とブランドによって大きく変わります。ここでは「既製品」「オーダースーツ」「ハイブランド」の3区分で、現実的な価格相場の目安を整理します。
| 区分 | 価格相場 | 代表的な選択肢 |
|---|---|---|
| 既製品(量販店・ファストファッション) | 8,000〜30,000円 | ・ユニクロ プレミアムリネンシャツジャケット7,990円〜 ・量販店のリネン混セットアップ |
| 既製品(セレクトショップ) | 40,000〜100,000円 | ・SHIPS・BEAMS・UNITED ARROWS等のリネンジャケット・セットアップ |
| オーダースーツ | 30,000〜200,000円 | ・Suit Yaリネン素材オーダージャケット34,500円〜 ・ロロピアーナ・ピアチェンツァ生地で仕立てるオーダー88,000円〜 |
| ハイブランド既製スーツ | 300,000〜800,000円 | ・Zegna公式ブティック既製スーツ427,900円〜 |
リネンスーツに予算を割く際の現実的な目安として、以下を参考にしてください。
- ビジネスでも休日でも使えるバランス重視なら5〜10万円台のオーダースーツ
- シーズン使い切りで割り切るなら2〜3万円台の既製品
- 特別な一着を長く愛用するなら15万円以上のオーダーまたは高級ブランド
上位ブランドの生地(ロロピアーナ・ピアチェンツァ等)を使ったオーダースーツは10万円前後が中心で、「実店舗で買うと20万円超のスーツが、ネット完結型オーダーなら10万円以内で作れる」というケースもあります。
コスパ重視ならネット完結型のオーダースーツも選択肢に入れて検討する価値があります。
シーン別・季節別リネンスーツのコーディネート

リネンスーツの着こなしは、TPOで大きく変わります。ここではビジネス・結婚式・パーティー・オフタイム・季節別の5つのシーンに分けて、コーディネートのコツを整理します。
ビジネス・オフィスカジュアル|ノーネクタイで上品に
ビジネスシーンでリネンスーツを着るなら、ネイビー・チャコールグレーの暗めの色を選び、ノーネクタイで着るのがおすすめです。シャツは白かサックスブルーで爽やかに、シューズはブラウンレザーで季節感を演出します。
リネン×ウール混紡やリネン×ポリエステル混紡を選ぶと、シワが目立ちにくく1日中清潔感を保てます。クライアント先や重要商談には、シャツの襟をきちんと立て、ジャケットボタンを留めることでフォーマル度を上げられます。
結婚式・パーティー|ベージュ・ライトグレーで季節感
夏の結婚式や夕方のパーティーでは、ベージュ・ライトグレー・サンドカラーのリネンスーツが大人らしい品格を演出します。インナーは白シャツでクリーンに、ネクタイは細身でシルバー・パステルブルー・サーモンピンクなどの淡い色がマッチします。
ただし、リネンスーツは親族席や格式高い結婚式(神前式・教会式の朝の時間帯)には向かないため、二次会・カジュアル婚・ガーデンウェディング・夕方からのパーティー向きと考えましょう。シューズは茶系のローファーやプレーントゥで足元から軽やかにまとめるのが良いです。
オフタイム・リゾート|白・ストライプで開放感
オフタイムやリゾートシーンでは、白・オフホワイト・サンドカラーのリネンスーツに、ピンストライプやチェック柄を加えると、夏らしい開放感が演出できます。インナーはVネックTシャツやポロシャツでカジュアルダウン、シューズはローファー・白スニーカーで足元も軽快にまとめるのが良いです。
帽子(パナマハットやストローハット)、サングラス、リネンのポケットチーフ等の小物使いも、リゾート感を高めるアクセントになります。シワを気にせず気軽に着れるのが、リネンスーツのオフタイム使いの最大の魅力です。
春(3〜5月)|濃色+差し色で季節感を演出
春は、ネイビーやチャコールグレーの濃いめのリネンスーツに、サックスブルーやライトピンクのシャツで差し色を加える着こなしがおすすめです。
リネン100%は気温が安定する4月後半以降から、リネン混紡(ウール混等)は3月から着用可能です。
夏(6〜8月)|淡色・ノーネクタイで涼しげに
真夏はベージュ・ライトグレー・サンドカラーの淡色リネンスーツが主役。ノーネクタイで開襟、インナーは白かサックスブルーのシャツが基本です。
涼しげな印象を作るため、足元はローファーやレザーサンダルで軽快にまとめましょう。
初秋(9月)|ブラウン系で秋への移行を演出
9月の初秋は、ブラウン・カーキ・テラコッタなどの秋色リネンスーツが活躍します。
インナーをホワイトからクリーム色・薄いベージュに変え、シューズもブラウンレザーで全体に温かみを加えると、夏から秋への移行を演出できます。
リネンスーツのお手入れ・メンテナンス方法

リネンスーツを長く愛用するには、シワ対策・洗濯方法・保管方法の3つを正しく押さえる必要があります。リネン素材の特性を理解した上で、無理なく続けられるお手入れ方法を整理します。
シワの取り方
リネン素材は構造上シワがつきやすいですが、シワを完全に消すのは難しく、「軽減する」のが現実的な目標です。最も効果的なのは、霧吹きで湿らせてから中温(140〜160℃)のアイロンで伸ばす方法です。
アイロンを当てる前に、当て布を1枚かぶせると、リネン特有の光沢を保てます。シワ全消しを目指すと生地を傷めるため、「軽くプレスして整える」程度に留めましょう。
日常的には着用後にハンガーにかけて空気を通し、自然にシワを軽減することで、アイロンの頻度を減らせます。
洗濯方法
リネンスーツの洗濯は、原則ドライクリーニングがおすすめです。リネン100%は縮みやすく、自宅洗いではシワや型崩れが起きる可能性があるためです。シーズン終わりには必ずドライクリーニングに出し、次シーズンまで保管しましょう。
品質表示で「水洗い可」となっている場合、自宅洗いも可能です。手順は、30℃以下の水温/中性洗剤/洗濯ネット使用/手洗いモード(脱水は短く)/自然乾燥(陰干し)が基本。リネン×ウール混紡や、シワ加工が施されたリネン×ポリエステル混紡なら、自宅洗いの難易度が下がります。
保管方法
リネンスーツの保管は、肩のラインが崩れないようにジャケット用の厚みのあるハンガーを使うのが基本です。クローゼットに吊るす際は、隣の服と密着しないよう余裕を持たせ、風通しの良い状態を保ちましょう。
長期保管時には、防虫剤を必ず使用します。リネン素材は天然繊維なので、虫食いの被害を受けやすい点に注意が必要です。
シーズンオフ前にはドライクリーニング→陰干しで完全乾燥→不織布カバーで保管→防虫剤を入れる、という流れを徹底すれば、来シーズンも気持ちよく着られます。
リネンスーツに関するよくある質問

リネンスーツについてよくいただく質問をまとめました。
Q. リネンスーツは結婚式や式典に着てもOKですか?
シーンによります。リネンスーツはフォーマル度がやや低めなので、親族席や格式高い結婚式(神前式・教会式の朝の時間帯)には不向きです。
一方、二次会・カジュアル婚・ガーデンウェディング・夕方からのパーティーには、夏らしい上品さを演出できるため、むしろ歓迎されます。
色はベージュ・ライトグレー・ネイビーが安全で、白の比率が高すぎるものや派手な柄は避けましょう。
Q. リネンスーツは冬でも着られますか?
基本的には春夏(4〜9月)が中心ですが、リネン×ウール混紡で目付けの重い生地なら、初冬(11月頃)まで着用可能なケースもあります。
ただし、リネン素材は「夏の素材」というイメージが強いため、真冬(12〜2月)はTPOとして避けるのが無難です。秋冬のスーツは、ウール・フランネル・ツイード等の温かみのある素材を選ぶのが基本です。
Q. リネンスーツの寿命はどれくらいですか?
正しくお手入れすれば、5〜10年は十分に着用可能です。リネンは丈夫な天然繊維で、使い込むほどに柔らかさと光沢が増すため、新品時よりも数年後のほうが味のある風合いになります。
ただし、洗濯回数が多い/高温で乾燥させる/日光に長時間さらすなどの扱い方をすると寿命は短くなります。
Q. 雨の日に着ても大丈夫ですか?
リネンは水に強い天然繊維ですが、雨で濡れるとシワが目立ちやすく、また縮みのリスクがあるため、本格的な雨天は避けたほうが無難です。小雨や霧雨程度なら問題ありませんが、土砂降りの日は他の素材(ウール混合の撥水加工スーツ等)に切り替えましょう。
雨に濡れた場合は、すぐにハンガーにかけ、陰干しで自然乾燥させてください。
Q. リネンスーツとリネンセットアップの違いは?
一般的に「リネンスーツ」はジャケット+同生地のパンツが対になっており、フォーマル感のある仕立て(裏地あり・本切羽等)が施されたものを指します。
「リネンセットアップ」は同素材のジャケットとパンツを別々にも着用できる、よりカジュアルな仕立て(裏地なし・ストレッチ性重視等)が中心です。
ビジネス用途ならスーツ、カジュアル+ビジネス兼用ならセットアップ、というのが選び分けの目安です。
自分仕様のリネンスーツならSuit Yaのオーダーで

「自分の体型にぴったり合うリネンスーツが欲しい」「ロロピアーナやピアチェンツァの生地で仕立てたい」「でも実店舗には行く時間がない」という方には、ネット完結型オーダースーツのSuit Yaが選択肢になります。
ここではSuit Yaのリネンスーツの特徴と注文の流れを整理します。
Suit Yaなら34,500円〜でリネン素材のオーダーが作れる
Suit Yaは2008年創業のネット完結型オーダースーツ専門店です。リネン素材のオーダージャケットは34,500円から、リネン素材のオーダースーツも豊富に取り揃えており、ロロピアーナ・ピアチェンツァといった世界有数の生地ブランドから選んで仕立てられます。
実店舗のオーダー専門店だと、ロロピアーナの生地で仕立てると20万円台が中心ですが、Suit Yaならネット完結型で運営コストを抑えているため、同じロロピアーナ生地のリネンスーツが88,000円〜と、約半額〜3分の1の価格で作れます。
コスパ重視で本格的なリネンスーツを仕立てたい方におすすめです。
Suit Yaの注文の流れ
Suit Yaの注文から受取までは、4ステップで完結します。
- 公式サイトでリネン生地・襟型・仕様を選ぶ(深夜・週末いつでも可)
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- Webで採寸データを入力して注文確定
- 約25日(エクスプレス便で最短17日)後に完成品が自宅に配送
実店舗のオーダーが採寸+仕立て上がり受取で最低2回の店舗訪問が必要なのに対し、Suit Yaは訪問ゼロで完結できる手軽さが特徴です。サイズが合わなかった場合は初回限定のジャストサイズ保証で対応しています。
Suit Yaのリネンスーツが向く方・向かない方
Suit Yaのリネンスーツは、コスパ重視で本格的なリネンスーツを仕立てたい方、ロロピアーナ・ピアチェンツァなど有名生地ブランドの生地を価格を抑えて選びたい方、実店舗に行く時間が取りにくい方に向きます。
一方、対面で職人と相談しながら細部を詰めたい方、生地を実物で触って決めたい方、採寸はプロにお任せしたい方は、実店舗のオーダーブランドのほうが満足度は高くなるでしょう。
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自分にぴったりのリネンスーツを見つけよう

リネンスーツは、夏の高温多湿でも涼しく着られる吸湿性・速乾性、リラックス感のある上品な見た目、経年変化で味わいが増す経時変化など、ウールスーツにはない魅力を持つ夏の特別な1着です。
一方で、シワがつきやすい・縮みやすい・カジュアルな印象が強いなどのデメリットもあります。
本記事で解説した選び方・お手入れ方法を押さえれば、長く付き合える一着が見つかるでしょう。
オーダーメイドでロロピアーナ・ピアチェンツァなど有名生地ブランドの生地を選んで仕立てたい方には、ネット完結型でコスパよく仕立てられるSuit Yaも検討してみてください。夏の日本を「おしゃれに涼しく」過ごす1着を、ぜひ手に入れてみましょう。
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