メンズライクスーツの選び方!大人女子の着こなしポイント5つ
2026/04/18
スーツの着こなし方

女性のスーツにおいて、メンズライクスーツが人気スタイルとして定着しています。ただし、男性のスーツを模している分、上手に着こなすのが難しいです。
選び方や着こなしのポイントを押さえておかなければ、ただサイズの合わない服を着ているようなだらしない印象を与え、かえって魅力を半減させてしまう恐れがあります。
本記事では、下記をまとめました。
- メンズライクスーツの選び方
- 着こなしのポイント
- おすすめのコーディネート例
大人の女性を演出し、自分にぴったりのメンズライクスーツを手に入れたい方は、ぜひ最後までお読みください。
メンズライクスーツとは?魅力と人気の理由

メンズライクスーツについての基本を下記の観点から紹介します。
- メンズライクスーツとボーイッシュとの違い
- レディーススーツとメンズスーツの違い
- メンズライクスーツが人気な理由
順番に見ていきましょう。
メンズライクスーツとボーイッシュとの違い
メンズライクとボーイッシュは混同されがちですが、それぞれが与える印象やターゲット層、コーディネートの中心となるアイテムには明確な違いがあります。
「ボーイッシュ」とは、少年っぽい装いを目指すスタイルです。スウェットのパーカーやキャンバススニーカー、ベースボールキャップなど、カジュアルでストリート感のあるアイテムを主軸とします。活動的で無邪気な印象を与え、おもに若年層向けのラフなスタイルと言えます。
一方、「メンズライク」とは、大人の女性が持つ「女性らしさ」をベースに残したまま、紳士服の要素を装いに組み込むコーディネートです。テーラードジャケットやスラックス、ローファーなどのアイテムを取り入れ、洗練された大人の余裕を演出します。
レディーススーツとメンズスーツの違い
レディーススーツとメンズスーツはサイズ感だけでなく、設計思想が異なります。
一般的なレディーススーツは、女性特有の美しい曲線を強調し、柔らかさやしなやかさを表現するように設計されています。着丈は短めでヒップの上部が見える程度、ウエストラインは高く絞り込まれ、肩のラインは自然な丸みを帯びています。また、ボトムスはスカートとパンツの両方が一般的です。
対してメンズスーツは、男性的な存在感を演出することが目的です。ジャケットの着丈は長くヒップが隠れる程度、厚手の肩パッドを使って構築的な肩のラインを作り出し、男性的な胸板の厚みを強調するためにボタン位置も低めに設定されます。ボトムスは実用性を重視した股上の深いスラックスが基本です。
>>かっこいい女性のスーツスタイルとは?選び方から着こなし術まで解説
メンズライクスーツが人気な理由
近年、メンズライクスーツの人気が高まっている背景には、おもに3つの理由があります。
- 「ビッグシルエット」や「オーバーサイズ」が定着しているから
- 身体的・精神的な「解放感」が得られるから
- ビジネスシーンにおける存在感を演出できるから
特に、近年では役職に就く女性が増えています。メンズライクスーツが持つ威厳や信頼感などの要素を取り入れることで、商談やプレゼンテーションで説得力のある印象を与えられます。
メンズライクスーツの選び方

メンズライクスーツを選ぶ際は、下記のポイントを意識しましょう。
- シルエットとサイズ感
- 素材
- カラー
メンズライクスーツは選び方を間違えると「ただサイズの合わない服を着ている」というだらしない印象を与えかねません。洗練された大人の女性を演出するためには、ポイントをしっかり押さえて選ぶことが重要です。
シルエットとサイズ感
メンズライクスーツを選ぶ際は、身体のラインを拾いすぎない直線的なシルエットを意識しましょう。
ジャケットのフロントボタンは2つボタンがおすすめです。一般的なレディーススーツに多い1つボタンは、ウエストのくびれが強調されてしまうため、メンズライクな直線ラインを作りにくくなります。
着丈は「ヒップが完全に隠れる程度の長さ」を選ぶことで視覚的な重心が下がり、威厳が生まれます。袖丈はやや短めに設定し、インナーのシャツの袖口が1cm程度覗くバランスがおすすめです。
ボトムスは、女性的なヒップや太ももの曲線を強調しないワイドサイズのパンツが基本です。裾丈は、靴の甲に当たって少しシワが出る程度にすると、紳士服らしい足元に仕上がります。
素材
スーツの印象は使用される素材(生地)によって変わります。レディーススーツは軽くて柔らかい素材が多いですが、メンズライクスーツでは、男性用と変わらない重厚感やハリのある素材を選ぶのがポイントです。
たとえば、ウールやツイード、温かみのあるフランネルなどです。ハリのある素材は、女性特有の丸みをカバーし、直線的なシルエットを作り出します。
また、ジャケット内部の芯地や肩パッドがしっかり入った仕立てのものを選ぶと、カッチリとした威厳のある印象が高まります。逆に、芯地や肩パッドを極力省いたアンコン仕立てを選ぶと、直線的ながらも適度なリラックス感のあるスタイルになります。
カラー
男性のビジネススーツにおける伝統的なカラーを選びましょう。具体的なカラーは下記のとおりです。
- ネイビー(紺)
- チャコールグレー
- ブラック(黒)
- ライトグレー
- チェック柄
基本はネイビー、ブラックなどのダークカラーを選ぶとシルエットが引き締まり、かっこいい大人のスタイルが完成します。
メンズライクスーツを着こなすポイント

メンズライクスーツを着こなすポイントは、下記のとおりです。
- シンプルなインナーをあわせる
- シャツインと裾出し
- シンプルで派手すぎない時計を着用する
- カッチリした靴をあわせる
- レザー素材のバッグをあわせて高級感をプラスする
上手に着こなさなければだらしなく見えてしまうため、基本的なポイントを押さえておきましょう。
シンプルなインナーをあわせる
メンズライクスーツを着こなすポイントのひとつは、シンプルなインナーをあわせることです。過度なフリルや大きなリボンがあしらわれたブラウスは、メンズライクスーツの雰囲気とあいません。
フォーマルな印象を与えるテーラードシャツや余計な装飾のないハイゲージニット、春夏なら抜け感の出る上質な無地カットソーがおすすめです。
ネイビーのスーツには白やサックスブルー、チャコールグレーには白や同系色のグレーなど、視覚的ノイズを生まないシンプルな配色を心がけましょう。
シャツインと裾出し
インナーの裾をパンツに入れるシャツイン(タックイン)は、ウエストラインを明確にしてシルエットを引き締める効果があります。
一方、インナーの裾をあえて外に出す裾出し(タックアウト)は、緊張感を崩す高度なテクニックです。縦方向のラインが生まれ、ラフでこなれた「抜け感」が演出されるため、オフィスカジュアルが許される職場に適しています。
シンプルで派手すぎない時計を着用する
腕時計を着用する場合は、女性用の華奢でキラキラした時計ではなく、シンプルなものがおすすめです。たとえば、装飾のないステンレススチール製の時計や、上質なレザーの太めストラップを用いたクラシカルな時計などが適しています。
視覚的な重みのある時計を添えることで、知的で力強い手元が完成します。
カッチリした靴をあわせる
足元のコーディネートも重要です。オーバーサイズなスーツの重みを支えるために、足元にも同等の重量感を持たせる必要があります。
紐付きのドレスシューズやローファーなどカッチリとした靴を合わせることで、コーディネート全体に説得力が生まれ、かっこいい女性の印象が強まります。あえて重厚な装いのなかに、少しヒールのあるパンプスを合わせて足の甲を見せ、一点だけ女性らしさを注入するのも有効です。
レザー素材のバッグをあわせて高級感をプラスする
バッグ選びにおいても、スーツにあわせた素材を選びましょう。カジュアルなリュックやキャンバス地のトートバッグは、スーツの緊張感を削いでしまいます。
自立する硬さを持ったレザー素材のバッグをあわせることで、高級感とプロフェッショナルな雰囲気をプラスできます。靴や時計のベルトとバッグのレザーの色を統一すると、隙のない完璧な装いが生まれるためおすすめです。
メンズライクスーツのおすすめコーディネート例

メンズライクスーツのコーディネートにおいて、具体的な例を紹介します。
- シンプルなインナーを合わせたミニマルコーディネート
- オーバーサイズを活かしたトレンドのストリートコーディネート
- ベージュのメンズライクスーツ×白Tシャツで抜け感を演出
- グレーのメンズライクスーツ×タートルネックで上品に
ほかにも自分のスタイルや価値観によって、幅広いコーディネート方法があるので、ぜひこれらの例を取り入れてみてください。
シンプルなインナーを合わせたミニマルコーディネート
無駄を削ぎ落とし、シルエットと素材の良さで勝負する洗練された着こなしです。
少しゆとりのあるテーラードジャケットに、足首に向かって細くなるテーパードパンツをセットアップであわせます。テーパードシルエットにすることで、だらしなさの排除が可能です。
インナーにはシンプルな無地カットソーや薄手のニットを選び、全体を統一しましょう。足元に光沢のあるレザーローファーを合わせれば、クールな印象を演出できます。
オーバーサイズを活かしたトレンドのストリートコーディネート
ストリートアイテムを使ってメンズライクスーツの堅さを意図的に崩すスタイルです。自由な社風の職場に適しています。
ゆったりとしたダークカラーのセットアップをベースに、インナーとしてパーカーをあわせ、立体感とリラックス感を演出します。
ベージュのメンズライクスーツ×白Tシャツで抜け感を演出
親しみやすさと洗練を同時にアピールしたい場合におすすめの、アースカラーを活用したコーディネートです。
視覚的に軽やかで柔らかいベージュ系のセットアップに、白のTシャツをあわせましょう。顔周りが明るくなり、清潔感があります。全体をブラウンやベージュ、ホワイトの柔らかいトーンで統一することで、かっこよさのなかにマイルドな女性らしさを演出できます。
グレーのメンズライクスーツ×タートルネックで上品に
知的でエレガントなオフィスカジュアルに適したコーディネートです。
ダークカラーのスーツに首元を覆うタートルネックをあわせることで、肌の露出を無くし、ストイックで知的な印象を与えられます。グレーに対して黒のタートルネックならモダンに、白なら顔周りが明るく洗練された印象になります。
足元は黒のショートブーツやレザーシューズで重厚にまとめましょう。
理想のメンズライクスーツをオーダーメイドで作る方法

メンズライクスーツを作る方法は、下記の2つが主流です。
- レディーススーツをメンズライクに仕立てる
- メンズの型を女性のスタイルに合わせて仕立てる
それぞれの方法を紹介します。
レディーススーツをメンズライクに仕立てる
1つ目の方法は、レディーススーツの基本デザインをベースにしつつ、サイズ感やディテールを調整してメンズライクに寄せていく方法です。
この方法のメリットは、最初から女性の身体を考慮した設計なため、着心地が良い点です。オーダーの際は、「ウエストの絞りを極力減らす」「着丈をヒップが隠れるまで長くする」「2つボタン仕様にする」「肩パッドを入れる」などをリクエストすることで、違和感のない美しい仕上がりになります。
メンズの型を女性のスタイルに合わせて仕立てる
2つ目の方法は、メンズスーツの型紙を女性の体型データに合わせて補正していく手法です。
この方法の特徴は、構築的な肩のラインや太いラペル、厚い芯地など本物のメンズスーツ特有のディテールを再現できる点です。ヒップラインにゆとりを持たせつつバスト周りの浮きを抑え、全体として直線的なボックスシルエットを崩さないという高度な調整を行うことで、完成度の高いメンズライクスーツが完成します。
理想のメンズライクスーツならオーダーメイドがおすすめ

既製品のレディーススーツで「メンズライク」を実現しようとすると、どうしてもサイズが大きすぎて「着られている感」が出たり、逆に女性らしい曲線が強調されすぎたりと、理想のバランスを見つけるのは難しいものです。
自分にぴったりのメンズライクスーツを手に入れるなら、オーダーメイドという選択肢がもっとも近道です。オーダーメイドをおすすめする理由は、主に以下の3点にあります。
- 「直線的なシルエット」と「フィット感」の両立
- メンズ仕様のディテールを自由に選択できる
- 豊富な生地から「重厚感」を選べる
体の厚みや肩幅に合わせて調整しつつ、ウエストの絞りを抑えた直線的なラインを作れるのは、オーダーならではの強みです。
また、ジャケットのボタン位置、ラペル(襟)の幅、本格的な肩パッドの有無など、既製品にはないメンズライクなデザインを細かく指定できます。
さらに、メンズスーツで使われるハリのある生地を選ぶことで、女性特有の柔らかいラインを適度にカバーし、よりマニッシュな印象を強めることが可能です。
「なかなか理想の一着に出会えない」という方は、自分のこだわりを細部まで反映できるオーダーメイドを検討してみてはいかがでしょうか。以下の記事でおすすめのオーダースーツ店を紹介しているので、ぜひご覧ください。
>>レディースのオーダースーツブランドおすすめ10選!おしゃれでコスパの良いものを厳選
メンズライクスーツでかっこいい大人の女性を演出しよう

メンズライクスーツは、単に男性用のスーツを指すわけではありません。メンズスーツが持つ威厳や構築的な仕立てを取り入れることで、着用者の女性的なエレガンスや芯の強さを際立たせます。
身体のラインを拾いすぎない直線的なシルエットやダークトーンを中心としたカラー展開などのポイントをしっかり押さえることで、美しくかっこいい女性らしいスタイルを実現しましょう。
なお、既製品では難しい理想のシルエットも、オーダースーツを活用すれば、あなたの体型に寄り添う1着を作れます。既製品のスーツに満足できない方は、ぜひ下記のリンクをご確認ください。
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