スーツのベストのおしゃれな着こなし方・押さえておくべきマナーを解説
2024/09/30
スーツの着こなし方
ビジネスマンにとって、ベストはおしゃれでフォーマルな印象を与えられるアイテムです。ただし、着こなし方が難しく、なかなか挑戦できない方もいるかもしれません。
そこで本記事では、スーツベストのおしゃれな着こなし方を春夏秋冬や結婚式、ビジネスなどのシーン別に紹介します。また、ベストを着こなす際のルールや、おしゃれに見せるコツも解説しています。
ベストを取り入れて、周りと一味違うスーツスタイルを楽しみたい方は、参考にしてください。
スーツのベストを着用する4つのメリット
スーツのベストを着用するメリットは、以下の4つです。
- 体温調節がしやすい
- フォーマル度が増す
- ジャケットを脱いでもおしゃれに見える
- シルエットを整え上品な印象を与える
メリットを理解したうえで、スーツのベストを着こなしていきましょう。
体温調節がしやすい
スーツのベストは気温に合わせて手軽に脱ぎ着できるため、体温調節がしやすいです。
特に寒い季節は、室内と屋外における気温の差が大きくなりがちですが、外に出る際はベストを着用し、暖かい室内では脱いで調整できます。
より保温性の高いニットベストを選べば、防災対策としてさらに役立つでしょう。
また、春夏のシーズンにも、ベストは活躍します。クーラーが効いたオフィス内や移動中の車内・電車内などでは、肌寒く感じる人もいるかもしれません。
そこで、シャツの上にベストを重ねると、快適な温度で過ごせるでしょう。
フォーマル度が増す
ベストを着用すると、よりフォーマルな印象を与えられます。
ビジネスシーンではフォーマルさが求められますが、スーツを脱いでシャツだけの状態ではカジュアルな印象を与えかねません。大事な商談や顧客に対面する場では、信頼を失ってしまう可能性も考えられます。
しかし、スーツを脱いだ下にベストを着用していると、一定のフォーマルさを維持できます。また、ベストを着用していないスーツスタイルに比べて、より格調の高い印象を与えられるでしょう。
ジャケットを脱いでもおしゃれに見える
ベストを着用すると、ジャケットを脱いだ時でもおしゃれな印象を維持できます。
ジャケットを脱いでシャツ一枚になると、カジュアルな印象を与えるだけではなく、シワや汚れが目立ったり下着が透けたりする場合もあります。これが原因で、清潔感がなく、だらしない人だと感じられてしまうかもしれません。
しかし、スーツスタイルにベストを着用しておくと、シワや汚れ、下着の透けをカバーしながら、スマートな印象を与えられます。
また、ジャケットを着ている際は、ジャケットの襟とワイシャツの襟、ネクタイで作られるVゾーンに立体感や奥行きをプラスし、スタイリッシュ感を強調できるでしょう。
シルエットを整え、上品な印象を与える
ベストを着用すると、スーツスタイルのシルエットを整え、上品な印象を与えられます。スーツと同色系のベストを選んで縦のラインを強調すれば、よりスタイリッシュに見せられます。
また、ベストを重ねることで胸元に厚みが出るため、立体的でたくましい印象を演出できるでしょう。さらに、ジャケットより丈の短いベストは、腰の位置を高く見せるため、脚長効果も期待できます。
スーツのベストを着こなすための基本ルール
スーツのベストを着こなすための基本ルールは、以下の3つです。
- シャツやベルトが見えない丈感
- 同系色でまとめる
- Vゾーンの見え方を意識する
ベストの丈感は、シャツやベルトが隠れる長さが理想とされています。
シャツの襟がベストの上から出てしまうと、上品さが欠け、だらしない印象を与えてしまう可能性もあります。ビジネスマンとしての上品さを保つために、ベストの丈はパンツとの境目が見えない程度にすると良いです。
また、フォーマル感を維持するためには、ジャケットやパンツと同系色のベストを選ぶのが基本です。異なる色合いで個性を出す場合は、ネイビー・ブラック・グレーなどのビジネスシーンにおける定番色から選びましょう。
さらに、ベストの選び方で、Vゾーンの見え方は大きく異なります。男らしくたくましい印象を与えたい場合は浅めを、スタイリッシュな印象を与えたいなら深めを選ぶと良いでしょう。
スーツのベストを使ったおしゃれな着こなしのコツ
スーツのベストを使っておしゃれに着こなすためのコツは、以下の3つです。
- カラーや柄でアクセントを加える
- ベストのフィット感を重視する
- カジュアルスタイルにベストを取り入れる
これらのコツを意識して、おしゃれにベストを着こなせるビジネスマンを目指しましょう。
カラーや柄でアクセントを加える
ベストを使ってカラーや柄でアクセントを加えると、おしゃれにスーツスタイルを着こなせます。スーツとベストを同系色でまとめることで、落ち着いた印象かつフォーマル感のあるコーデに仕上がります。
一方、カジュアルなシーンやパーティーなどでは、スーツと異なるカラーや柄のあるベストを選ぶと、おしゃれ感を演出できるでしょう。たとえば、明るいカラーや、チェックやストライプなどの柄であれば、一層目を引くコーデに仕上げられます。
ベストのフィット感を重視する
ベストのフィット感を重視すると、スタイリッシュで洗練された印象を与えられます。自分の体に合っていないサイズでは、だらしなく見えてしまい、見栄えが良くありません。
スタイリッシュな印象を与えるために、ベルトやシャツが隠れる丈感、肩周りや胴周りにゆとりが出過ぎないサイズ感のベストを選びましょう。
しかし、既製品のベストは、標準体型に合わせて大量生産されているため、なかなか自分にジャストフィットするサイズ感や丈感には出会えません。
自分にぴったりなサイズのベストを探している方には、オーダーベストがおすすめです。オーダーメイドなら、丁寧な採寸をしたうえで製作するため、自分に合ったサイズに仕上げてくれます。
ベストをおしゃれでスタイリッシュに着こなしたい方は、オーダーメイドで製作すると良いでしょう。
カジュアルスタイルにベストを取り入れる
カジュアルスタイルにベストを加えることで、リラックス感の中にも洗練された雰囲気を演出できます。
ベストでフォーマル感をプラスするだけではなく、デニムやリネン素材でカジュアル感を強調すれば、おしゃれな私服として役立つでしょう。特にスーツと異なる生地や色のベストはさまざまなアイテムと相性が良く、個性を表現しやすいです。
また、スニーカーやローファーなどのカジュアルな靴と合わせることで、全体のバランスが取れたおしゃれなコーデに仕上がるでしょう。
【季節別】スーツのベストの着こなし術
季節別のスーツベストを使った着こなし方は、以下の3つです。
- 春夏:リネンやコットン素材のベスト
- 秋冬:ウールやツイード素材のベスト
- 季節に合わせた色味の選び方
素材や色味が違うベストを、季節に合わせて着こなしていきましょう。
春夏:リネンやコットン素材のベスト
気温が高くなりやすい春夏の季節は、リネンやコットン素材のベストが最適です。
リネンやコットン素材は、通気性や吸湿性に優れているため、暑い季節でも蒸れることなく快適に過ごせます。特にリネン素材はサラッとした見た目で、涼しげで季節感のある印象をより演出できます。
しかし、リネンやコットン素材は、縮みやすかったり、シワができやすかったりするため過度な洗濯は避けましょう。
秋冬:ウールやツイード素材のベスト
秋冬にはウールやツイード素材のベストを着用すると、暖かさを維持しながら快適に過ごせます。
ウールやツイード素材は、保温性の高さだけではなく、厚手で秋冬の季節感も強調できます。また、シワになりにくいため、長く愛用できる点もポイントです。
グレーやブラウン系のパンツや革靴と合わせて、秋冬らしい印象を演出していきましょう。
季節に合わせた色味の選び方
季節に合わせた色味を選ぶと、季節感のあるおしゃれなベストスタイルを着こなせます。
春夏は、明るく爽やかな色合いが最適です。たとえば、ライトグレーやベージュ、パステルカラーなどは、軽やかさを演出し季節感を感じさせられます。
一方、秋冬は、ダークグレーやネイビー、ブラウンといった深みのある色合いがふさわしいです。深みのある色は、温かみのある見た目に仕上げられます。
スーツのベストを着用する際に押さえておくべきマナー
スーツのベストを着用する際に押さえておくべきマナーは、以下の3つが挙げられます。
- ボタンは全部留めない
- ネクタイがはみ出さない丈感にする
- ジャケットのボタンは全開にしておく
ベストの一番下のボタンは留めないのが、基本です。「アンボタンマナー」と呼ばれ、動きやすさを考慮して決められています。
また、ネクタイに合わせる際は、シャツやベルト同様にベストの下からはみ出さないように意識しましょう。
ジャケットのボタンに関しては、明確なルールがある訳ではありませんが、基本的には全開にしておくと良いです。全開にすると、動きやすいだけではなく、ベストによるスタイリッシュな印象を強調できます。
【シーン別】スーツのベストの着こなし例
スーツのベストを使った着こなし例を、以下のシーン別に紹介します。
- ビジネスシーン
- 結婚式やパーティー
- カジュアルな場面
シーンに合ったベストのコーデで、おしゃれに着こなしましょう。
ビジネスシーンでのベストの着こなし
ビジネスシーンでベストを着こなすなら、スーツと同系色でまとめて、全体的に落ち着いた印象を演出するのが良いです。特にグレーやブラウン、ネイビー系などが、定番とされています。
また、信頼感が必要なビジネスシーンでは、スリーピーススーツも最適です。スーツとは異なる色のポケットチーフやネクタイを合わせれば、きちんと感は残しつつ、個性を表現できます。
ただし、目上の方との面談や会議、営業での外回りなどがある日は、避けた方が良いです。相手によっては、生意気だと感じられてしまう可能性もあるからです。スリーピーススーツは、1日のスケジュールを考慮したうえで着用していくかを決めましょう。
スリーピーススーツの失礼にならない着用シーンや、着こなしマナーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>スリーピーススーツは失礼?シーン別のマナー・NG例を解説
結婚式やパーティーでのベストの着こなし
結婚式やパーティーでもビジネスシーン同様に、ジャケット・パンツと同じ生地や同系色にするのが基本です。
シンプルなモノトーンスタイルに、アクセサリーで華やかさや格式を加えると、より洗練された印象を与えられます。たとえば、ワインレッドやシルバーのネクタイ、クラッチバッグ、レザーシューズなどが効果的です。
また、センスが問われますが、蝶ネクタイを取り入れると、より華やかで特別感のあるスタイルに仕上がるでしょう。
カジュアルな場でのベストの着こなし
カジュアルな場での着こなしは、決まりがないため、素材や色を変えてさまざまなスタイルを楽しめます。たとえば、以下のような着こなし例が考えられるでしょう。
- ネイビーのジャケットとベスト×グレーのパンツ
- 白シャツ×薄手のベスト×チノパン
- グレーのデニムパンツ×ニットベスト
- 白シャツ×ダークカラーのベストとジャケット
カジュアルな場でベストを取り入れて、自分自身のスタイルや好みに合わせながら、さまざまなコーディネートを楽しみましょう。
自分に合うベストスタイルを確立するならオーダーメイドがおすすめ
ベストをスーツに取り入れると、フォーマルな印象やおしゃれさを演出できます。素材や色、アイテムの組み合わせ次第で、カジュアルなシーンからフォーマルな場面まで幅広く活用できます。
ただし、ベストをおしゃれに着こなすためには、サイズ感が大事です。ベルトやシャツが隠れる丈感、肩周りや胴周りにゆとりが出過ぎないサイズ感が理想的です。
しかし、既製品では、なかなか自分にジャストフィットするサイズのベストは見つかりません。そこでおすすめなのが、オーダーメイドです。
オーダーメイドでは丁寧な採寸をもとに仕立てるため、自分にフィットするサイズで作れます。また、一から自由に素材を選べるので、見た目や機能性を追求して理想のベストに仕上げられるでしょう。
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