男性のカジュアルエレガンスとはどういうドレスコード?春夏秋冬のコーデとNG例を紹介
2024/08/27
スーツの着こなし方
結婚式やパーティ、入学式などに参加する際には、ドレスコードが指定されているケースがほとんどです。詳しく分けると7種類ものドレスコードがあり、一つひとつを理解していない方もいると思います。
特にカジュアルエレガンスは、フォーマルとカジュアルのどちらに近い服装なのか分からない方が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、男性のカジュアルエレガンスについて分かりやすく解説します。春夏秋冬のコーデとNG例も紹介するので、本記事を参考にしてカジュアルエレガンスをかっこよく着こなしましょう。
カジュアルエレガンスとは?
カジュアルエレガンスとはドレスコードの一種で、カジュアル寄りの服装となります。基本的にドレスコードは7種類あり、フォーマル度の高さ順に並べると以下のとおりです。
ドレスコードの種類 | 特徴 |
---|---|
フォーマル | 最も格式の高いドレスコードで、国家式典や結婚式における新郎新婦の服装 |
セミフォーマル | フォーマルよりワンランク下のドレスコードで、結婚式におけるゲストが着用する中で最も格式の高いドレスコード |
インフォーマル | 日本では略礼装と呼ばれ、招待状に記載されている平服と同じ |
スマートエレガンス | 正式な礼装ではなく、結婚式の二次会などで着用するフォーマルに近い服装 |
カジュアルエレガンス | スマートエレガンスよりも少しカジュアルなドレスコードですが、デニムやサンダルなどのカジュアルアイテムは使用しない |
ビジネスアタイア | レセプションや企業が主催するパーティなどで着用するドレスコード |
スマートカジュアル | 普段使いが可能なカジュアルとフォーマルの中間を意識した服装 |
カジュアルエレガンスを簡単に説明すると、カジュアルな要素とエレガントな要素を組み合わせたスタイルです。ただし、デニムやサンダルなどの代表的なカジュアルアイテムは使用しないのが特徴だと言えるでしょう。
カジュアルエレガンスの定義
カジュアルエレガンスは正式な礼装ではないため、厳密な定義はありません。特徴としては、以下の5つがあげられます。
- ドレスコードの一種
- スマートエレガンスよりも少しカジュアルな装い
- 結婚式の二次会やレストランでの食事会などで着用
- ジーンズやスニーカーなどのカジュアルすぎるアイテムはNG
- 適度なカジュアル感を持ちながらも上品さが求められるスタイル
フォーマルさは残しつつ、友人同士の披露宴や二次会など、気負わず楽しむことを目的とする際にふさわしい装いだと言えます。ジーンズやスニーカーなどのカジュアルに寄りすぎるアイテムは、ふさわしくないため避けると良いでしょう。
カジュアルエレガンスと他のスタイルの違い
カジュアルエレガンスは他のドレスコードと比較すると、フォーマルすぎず、かつカジュアルすぎない中間的な位置づけにあります。
ドレスコードをフォーマル度が高いものから並べると、以下のとおりです。
- フォーマル
- セミフォーマル
- インフォーマル
- スマートエレガンス
- カジュアルエレガンス
- ビジネスアタイア
- スマートカジュアル
フォーマル・セミフォーマル・インフォーマルは正式な礼装で、冠婚葬祭や入学式など格式の高い場に相応しい服装です。
スマートエレガンス以降は正式な礼装ではなく、結婚式の二次会やちょっとしたレストランの食事などで使用できる服装となります。カジュアルエレガンスとスマートエレガンスの違いを簡単に説明すると、結婚式での服装か、結婚式の二次会で着用する服装かの違いです。
また、ビジネスアタイアは仕事関連のシーンに適しており、スーツスタイルが基本となっています。一方、カジュアルエレガンスは比較的自由度が高く、社交の場などにふさわしい服装だと言えるでしょう。
カジュアルエレガンスの歴史
カジュアルエレガンスは、社会の多様化に伴い、従来の厳格なドレスコードが徐々に緩和されていく中で生まれてきたと考えられています。高品質でエレガントな素材やデザインがより手頃な価格で入手できるようになり、カジュアルな中にもエレガンスを取り入れやすくなったことも一因でしょう。
また、最近ではリモートワークの主流化といったワークライフバランスの変化によって、フォーマルすぎず、カジュアルすぎない中間的なドレスコードの需要が高まりました。
その中で、柔軟性と適応性を兼ね備えたカジュアルエレガンスが、広く受け入れられる結果となったのです。
男性が知っておくべきカジュアルエレガンスのポイント
男性がカジュアルエレガンスを着こなすうえで、以下の3つについて知っておく必要があります。
- 素材選びのポイント
- カラーコーディネートの基本
- アクセサリーの選び方
これらのポイントを意識して、カジュアルエレガンスをかっこよく着こなしましょう。
素材選びのポイント
カジュアルエレガンスの素材を選ぶ際に意識すべきポイントは、以下のとおりです。
- 上質な素材を選ぶ
- 季節感を意識する
- 光沢感のある素材を取り入れる
シルクやレーヨンなどの上質な素材や、光沢感のある素材を取り入れると、高級感がありエレガントな雰囲気を演出できます。
また、季節感を意識することも、おしゃれにカジュアルエレガンスを着こなすうえで大事なポイントです。たとえば、春夏のシーズンはコットンやリネンなどの通気性に優れた素材を、秋冬はウールやカシミヤなどの保温性が高い素材を選ぶと良いでしょう。
ただし、既製品だと自分で素材から選ぶことはできません。素材からこだわったスーツでカジュアルエレガンスなスタイルをかっこよく着こなしたいなら、オーダースーツがおすすめです。
オーダースーツで選べる素材の種類や自分に合った選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>【オーダースーツの生地一覧】おすすめと選び方のポイントを解説
カラーコーディネートの基本
カジュアルエレガンスに取り入れるカラーは、以下のポイントを意識して選ぶと良いです。
- 落ち着いた色味を基調とする
- アクセントカラーを取り入れる
- トーンを揃える
- 春夏シーズンはパステルカラーを取り入れる
ネイビー・ブラック・グレーなどの落ち着いたカラーを基本として、上品な印象を与えられるコーディネートに仕上げるのが基本です。
モノトーンコーディネートの中にアクセントカラーを取り入れることで、より洗練された印象を醸し出せます。アクセントカラーの例は、以下のとおりです。
- ワインレッド
- パステルピンク
- ミントグリーン
- 赤
また、グレーで統一するなど、同系色でトーンを揃えたコーディネートにすれば、統一感があるおしゃれな見た目に仕上げられるでしょう。
アクセサリーの選び方
カジュアルエレガンスに合わせるアクセサリーは、シンプルで上品なデザインを選ぶのが基本です。派手すぎたり、大きすぎたりするアクセサリーだと、全体のバランスを崩してしまう可能性があります。
また、服装の色味に合わせたアクセサリーを選ぶと、コーディネートに馴染みやすいです。アクセサリーはあくまでもサブアイテムであるため、主張が激しいものは避けましょう。
春の男性向けカジュアルエレガンスコーディネート例
春の男性向けカジュアルエレガンスコーディネートの例は、以下のとおりです。
- ダークネイビーのテーラードジャケット×ベージュのチノパン
- ライトグレーのリネンジャケット×ホワイトのリネンシャツ
- ネイビーのポロシャツ×グレーのスラックス
季節感を出すためには、爽やかさが感じられる素材やカラーを選ぶと良いです。また、ポロシャツはカジュアル寄りのアイテムですが、モノトーン色ならきちんと感を出せるためおすすめです。
夏の男性向けカジュアルエレガンスコーディネート例
夏の男性向けカジュアルエレガンスコーディネートの例は、以下のとおりです。
- ホワイトのTシャツ×チェック柄のブレザー
- ブルーのリネンジャケット×半袖ネイビーリネンシャツ
- ベージュの麻ジャケット×ネイビースラックス
Tシャツはカジュアルよりのアイテムですが、スラックスと合わせることでエレガントな雰囲気を演出できます。リネンは軽やかで通気性が良く、暑い夏のシーズンに適した素材なので積極的に取り入れると良いでしょう。
秋の男性向けカジュアルエレガンスコーディネート例
秋の男性向けカジュアルエレガンスコーディネートの例は、以下のとおりです。
- ベージュの薄手ニット×ネイビーのスラックス
- ネイビーのブレザー×ブルーのホリゾンタルカラーシャツ
- グレーグレンチェックジャケット×チャコールグレーチノパン
薄手ニットは秋の季節感を演出できます。また、グレンチェックは主張が強くなく、さまざまなアイテムと相性が良いです。
起毛感のあるフランネル素材を選ぶとより秋らしさを醸し出せるので、取り入れてみましょう。
冬の男性向けカジュアルエレガンスコーディネート例
冬の男性向けカジュアルエレガンスコーディネートの例は、以下のとおりです。
- チャコールグレーのウールジャケット×ベージュのタートルネックニット
- ネイビーのダウンジャケット×ホワイトのボタンダウンシャツ
- 白タートルネック×チャコールグレースラックス
温かみのあるニットとジャケットの組み合わせは、カジュアルながらもエレガントな印象を演出できるスタイルです。
また、レイヤードスタイルは寒い季節にぴったりで、異なる素材や色を組み合わせることで個性を出しやすいです。
男性のカジュアルエレガンスで避けるべきNG例
男性がカジュアルエレガンスを着こなすうえで避けるべきNG例を、以下の項目別に紹介します。
- 避けるべきアイテム
- 色の組み合わせのNG例
- アクセサリーのNG例
コーディネートで失敗しないために、しっかり把握しておきましょう。
避けるべきアイテム
男性のカジュアルエレガンスで避けるべきアイテムは、以下のとおりです。
- ジーンズ
- 派手な柄やカラーのTシャツ
- スニーカー
- サンダル
- キャップ
- カジュアルなバッグ
カジュアルエレガンスはフォーマルすぎず、かつカジュアルすぎない中間的なコーディネートに仕上げるのが基本です。上記のアイテムを取り入れると、カジュアル感が強くなってしまうため、取り入れるのは避けましょう。
色の組み合わせのNG例
カジュアルエレガンスでは、派手な色や季節感のない色の組み合わせはふさわしくありません。明るすぎる色や原色を多用すると、フォーマルさが失われてしまいます。
また、冬に明るいパステルカラーや、夏にダークトーンを取り入れると、季節感がなく相手にダサいと感じられる可能性があります。
カジュアルエレガンスを着こなすには、落ち着いたカラーで上品さを保ちつつ、季節感のあるカラーをあわせると良いでしょう。
アクセサリーのNG例
男性のカジュアルエレガンスを着こなすうえで、大きすぎるピアスやネックレスなどの派手なアクセサリーは、上品さを失ってしまうためNGです。
また、以下のような素材で作られたアクセサリーも、ふさわしくありません。
- プラスチック
- アクリル
- キャンバス
- ナイロン
- ビニール
- 合成繊維
これらの素材で作られたアクセサリーやアイテムは、カジュアル感が強くエレガントさを欠くため避けるべきです。
カジュアルエレガンスではレザーや金属、シルクなどの上質で、高級感を演出できる素材を採用したアクセサリーを選びましょう。
カジュアルエレガンスを着こなすならオーダースーツがおすすめ
カジュアルエレガンスは、フォーマルすぎず、かつカジュアルすぎない中間的な服装だと言えます。ただし、既製品のスーツでは素材やデザインなどの細部にまではこだわれず、カジュアルエレガンスさを満たすことは難しいでしょう。
細部にまでこだわり、上品さを兼ね備えたスーツでカジュアルエレガンスなスタイルを着こなしたいなら、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツでは、素材やデザインなどを一から選べるため、世界に一つだけのオリジナルスーツを手に入れられます。
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