取引先との会食・接待にふさわしい服装・マナーを男女別に解説

2025/07/27

スーツの着こなし方

取引先との会食・接待にふさわしい服装・マナーを男女別に解説

取引先との会食や接待は、単なる食事の場ではありません。会議室の外で行われる、信頼関係を深化させるための重要なビジネスの場です。

その際、服装は相手に対する敬意を伝える無言のコミュニケーションツールと言えます。

本記事では、取引先との会食や接待にふさわしい服装とマナーを解説します。

男女ともに解説するので、これから会食や接待を控えている方は服装選びの参考にしてください。

取引先との会食にふさわしい男性の服装マナーとは?

取引先との会食にふさわしい男性の服装マナーとは?
男性が取引先と会食する際は、以下の服装マナーに注意しましょう。

  • TPOに合った服装を意識する
  • ネクタイは控えめな柄や色にする
  • 香水や整髪料は控えめにする
  • 着席後もジャケットを着用する

会食に不慣れな方のために、それぞれのマナーを解説します。

TPOに合った服装を意識する

会食の服装選びで重要なのは、TPO(時間・場所・場面)の意識です。

TPOに沿った服装は、相手やお店への敬意を示すためのビジネスマナーで、ご自身の信頼性も高める要素です。

服装の基準は、会食会場の格によって大きく変わります。

例えば、高級ホテルのレストランや料亭などの格式の高いお店では、ダークスーツの着用が基本です。

一方で、少しリラックスした雰囲気のビストロや個室居酒屋は、スーツよりも柔軟なジャケパンスタイル(ビジネスカジュアル)が適しています。

どのようなお店でも、ビジネスシーンにふさわしいきちんと感を保つことが大切です。

ネクタイは控えめな柄や色が印象が良い

ネクタイはスーツスタイルの中心にあり、相手に与える印象を左右するアイテムです。

取引先との会食では、自己主張の強い派手なデザインは避け、信頼感や誠実さを演出できる控えめな色や柄を選ぶのが基本です。

色選びに迷った際は、ビジネスシーンの基本色とされるネイビーやブルー系を選びましょう。

ネイビーやブルー系は誠実さや知性を感じさせ、相手に落ち着いた印象を与えます。

柄は、フォーマルな無地、または細かいストライプや小さなドット、小紋柄などを選ぶと上品にまとまります。

ネクタイの選択が評価に影響する可能性もあるため、相手からの印象を大切にしましょう。

香水や整髪料は控えめにする

香水や整髪料も身だしなみの1つですが、その香りの強さには注意が必要です。

強い香りは食事の風味を損ない、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。特に日本では香りに敏感な方も多いため、配慮が求められます。

香水は、自分では香りがわからない程度に、ほのかに香らせるのがマナーです。自分で香りをはっきり感じる場合、周囲にいる人には強すぎると考えましょう。

使用する場合は、出かける30分ほど前に1〜2プッシュを目安に、ウエストや足首などにつけます。

汗の臭い対策として香水を使うのは逆効果になるため、清潔な肌に使用しましょう。

着席後もジャケットを脱がない

会食の席に着いた後、ジャケットは基本的に脱がないのがマナーです。

ビジネスシーンのワイシャツは、下着に近い位置づけとされるため、ジャケットを脱ぐのは礼を欠く行為と見なされます。

相手からの許可がない限り、自らジャケットを脱ぐのは避けましょう。

暑い夏場は、お店に入るまでは手に持っていても構いませんが、ジャケットを着用してから店内に入るのが礼儀です。

相手、特にホスト側や役職が上の方から「どうぞ、楽にしてください」などとうながされた場合に限り、「お言葉に甘えさせていただきます」と一言添えて脱ぐのがスマートな対応です。

取引先との会食で男性が避けるべき服装のNG例

取引先との会食で男性が避けるべき服装のNG例
男性が取引先との会食で避けるべき服装は、以下のとおりです。

  • デニムやスニーカーなどカジュアルすぎる服装
  • 派手すぎる柄やブランドロゴの主張が強い服
  • シワや汚れのある服
  • 香りが強すぎる香水

会食でかえって印象を悪化させないよう、それぞれのNG例を解説します。

デニムやスニーカーなどカジュアルすぎる服装は避ける

取引先との会食では、お店の雰囲気にかかわらず、デニムやスニーカーなどのカジュアルすぎる服装は避けましょう。

カジュアルな服装は普段着と見なされ、ビジネスの場では相手への敬意を欠く行為と受け取られる可能性があるためです。

同様に、Tシャツやパーカー、ハーフパンツ、サンダルなども会食時のマナーに反します。

会食はあくまでビジネスの一環なので、相手に失礼のない品位ある服装を心がけましょう。

ボトムスはスラックスやプレスされたチノパン、靴は手入れの行き届いた革靴が基本です。

派手すぎる柄やブランドロゴの主張が強い服は避ける

会食の主役は取引先になるため、服装で過度に自己主張するのは避けましょう。

派手な色や大きな柄のシャツ、ジャケットは悪目立ちしてしまう可能性があるため控えるのが賢明です。

大きなブランドロゴが入ったアイテムも同様に、相手に威圧感を与えたり、品位を疑われたりする可能性があるため、ビジネスの場にはふさわしくありません。

腕時計やアクセサリーなども、デザインの主張が強すぎるものは避け、シンプルで上品なものを選ぶのがマナーです。

会食時の服装はセンスをアピールするものではなく、相手への配慮を示す手段と心得ることが大切です。

シワや汚れのある服は清潔感を損なう

上質なスーツやジャケットを着ていても、シワや汚れがあれば台無しになってしまいます。

清潔感はビジネスシーンの身だしなみの基本です。清潔感を欠いた服装は相手にだらしない印象を与え、自己管理能力や仕事への姿勢まで疑われる原因になりかねません。

会食の前にはスーツやシャツの状態を確認し、アイロンがけやクリーニングなどの手入れを済ませておきましょう。

外出先でシワが気になった場合は、市販のシワ取りスプレーを使った応急処置が有効です。

スーツのシワや汚れが気になる方は、クリーニングを検討してみましょう。

>>スーツのクリーニング完全ガイド!頻度・値段・出し方・かかる日数を徹底解説

香りが強すぎる香水は相手に不快感を与える

香水や整髪料の強すぎる香りは、料理の繊細な風味を損なうだけでなく、周囲にいる人々に不快感を与えてしまう可能性があります。

特に、和食などの繊細な香りを楽しむ場では、香りのエチケットは重要です。

自分では良い香りだと感じていても、香りに敏感な方も少なくありません。

強すぎる香りは、相手の気分を害したり、場合によっては気分や体調を崩させてしまったりする原因にもなります。

香りも身だしなみの一部ですが、会食では控えめにするか、つけないという選択も相手への配慮になります。

取引先との会食で男性が服装以外に注意すべきマナーとは?

取引先との会食で男性が服装以外に注意すべきマナーとは?
取引先との会食の際は、服装以外にも以下のポイントに注意しましょう。

  • 会話中は相手の話をしっかり聞く
  • 箸の持ち方や音に注意する
  • スマートフォンはテーブルに置かずマナーモードにする
  • 支払いは上司や会社のルールに従う

振る舞いで相手に失礼のないように、それぞれのマナーを解説します。

会話中は相手の話をしっかり聞く姿勢を見せる

会食中の会話は、情報交換だけでなく、ビジネスパートナーとしての良好な人間関係の構築の面でも重要です。

そのためには、自分が話すことよりも、相手の話に真剣に耳を傾ける姿勢が重要になります。

相手の目を見て適度に相槌を打ち、笑顔で応じると、相手は自分の話に興味を持ってくれていると感じ、安心して話ができます。

話題は、天気や料理などの差し障りのないものから始め、徐々に趣味や旅行など相手が楽しく話せるテーマへ広げていきましょう。

共通点が見つかれば、会話は自然に盛り上がります。

相手に気持ちよく話してもらう雰囲気を作ることが、接待する側としての役割です。

食事のマナー(箸の持ち方・音を立てない)に注意する

食事中のマナーはその人の品格が表れるため、特に注意が必要です。和食の席では、正しい箸の使い方が特に注目されます。

具体的には、料理に箸を突き刺す行為や、器の上で箸をさまよわせる行為はマナー違反です。

また、音を立てて食べることも相手に不快感を与えるため厳禁です。

料理を口に運ぶ際に手を添える行為(手皿)も、一見上品に見えますがマナー違反にあたるため、小皿を使いましょう。

こうした基本的な食事マナーを守ることが、相手への敬意を示すことにつながります。

スマホはテーブルに置かずマナーモードにする

現代のビジネスシーンでは、スマートフォンの扱いはその人の評価を左右する重要なポイントです。

会食の席では、スマートフォンはマナーモードに設定したうえで、鞄やポケットにしまっておくのが基本です。

テーブルの上に置く行為はマナー違反と見なされるため注意しましょう。

テーブルの上にスマートフォンがあるだけで、いつでも連絡に対応できるという意思表示になり、目の前の相手よりスマートフォンを優先する印象を与えてしまうためです。

これは、相手への敬意や集中力を欠いていると受け取られかねません。

緊急の連絡を待つなどやむを得ない事情がある場合は、会食が始まる前に相手へ一言断っておくのがマナーです。

支払いは上司や会社のルールに従ってスマートに行う

会食の会計は、その場を締めくくる重要な場面になるため、スマートな対応が求められます。

誰が支払うかは状況によりますが、取引先を招待した場合は、招待側が支払うのが原則です。

上司と同行している際は上司が支払う場合が多いですが、部下として一度は財布を取り出し、支払う意思を示すのが礼儀です。

また、会社の経費で支払う際は、1人あたりの金額によって会計上の会議費となるか、交際費となるか、社内ルールが定められている場合があります。

会社の規定を念頭に置くことも、ビジネスパーソンとして大切な配慮です。

女性が取引先との会食で気をつけたい服装とマナー

女性が取引先との会食で気をつけたい服装とマナー
女性が取引先と会食する際は、以下の点に気をつけましょう。

  • 露出が少なく清潔感のある服装を選ぶ
  • パンツスーツやひざ丈スカートなど上品なスタイルを選ぶ
  • 3〜5cm程度の高さのヒールを選ぶ
  • ナチュラルメイクと控えめなアクセサリーを選ぶ

取引先の失礼にあたらないよう、それぞれの服装とマナーを解説します。

露出が少なく清潔感のある服装を選ぶ

女性が取引先との会食で服装を選ぶ際は、清潔感があり品格を感じさせる着こなしを心がけることが重要です。

シワや汚れのない手入れの行き届いた服装は、それだけで相手に安心感と信頼感を与えます。

そのうえで、ビジネスの場にふさわしくない過度な肌の露出は避けましょう。

胸元が大きく開いたトップスや丈の短すぎるスカートは、相手に気をつかわせてしまうおそれがあり、品位を損ないかねません。

スカート丈は、立ったときに膝が隠れ、座ったときも膝上10cm以内を目安にしましょう。

服装全体の色合いはネイビーやベージュなどの落ち着いた基本色でまとめ、派手な色や柄は避けるのが賢明です。

パンツスーツやひざ丈スカートなど上品なスタイルが好印象

会食の場にふさわしい服装として、パンツスーツやスカートスーツは、知的で洗練された印象を与えるおすすめのスタイルです。

特にパンツスーツは、動きやすく機能的ながら、ビジネスの相手として信頼感のある雰囲気を演出できます。

スカートを選ぶ場合は、前述のとおり膝が隠れる丈が基本です。タイトスカートやAラインスカートなどを選ぶと、上品な印象になります。

また、ジャケットにワンピースを合わせるコーディネートも、女性らしい柔らかさとフォーマル感を両立でき、好印象を与えます。

どのスタイルを選ぶ場合でも、身体のラインを強調しすぎない、適度なゆとりのあるサイズ感のものを選びましょう。

ヒールの高さは3〜5cm程度が歩きやすく上品

足元は、全体の印象を左右する重要な部分です。取引先との会食では、サンダルやスニーカーなどのカジュアルな靴は避け、品のよいパンプスを選びましょう。

ヒールの高さは、3〜5cm程度が歩きやすく上品に見えるためおすすめです。3〜5cm程度のヒールは、長時間の会食でも疲れにくいメリットもあります。

また、服装を問わず、肌の色に馴染むストッキングを着用するのがマナーです。

ナチュラルメイクと控えめなアクセサリーが基本マナー

会食時のメイクやアクセサリーは、華美に飾り立てるのではなく、控えめにまとめるのが基本です。

メイクは清潔感を第一に、健康的で自然に見えるように心がけましょう。

厚塗りのファンデーションや派手な色のアイシャドウ、濃すぎる口紅は避けるのが賢明です。特に、グラスや食器に口紅の跡がつくのは見栄えが良くありません。

食事の前にティッシュで軽く押さえるか、色落ちしにくい口紅を選ぶなどの配慮をしましょう。

アクセサリーは、華美すぎない一粒タイプのネックレスや小ぶりなピアスなどが会食に適しています。

取引先との会食はオーダースーツで好印象に

取引先との会食はオーダースーツで好印象に
取引先との会食は、ビジネスシーンでも重要な場面です。その際、相手に失礼のないように、フォーマルな装いを心がけましょう。

スーツのなかでも、ご自身の身体にフィットしたオーダースーツは、既製品にはない信頼感と自信を演出し、取引先からの評価にもつながります。

品位あるオーダースーツを手頃な価格で購入したい方には、Suit Yaがおすすめです。

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この記事の監修者

田中 通隆

大学卒業後、日系大手企業を経て渡越し、オーダースーツカンパニーを設立。生地の仕入れから企画・生産・販売までを一貫して手がけ、オーダースーツ業界に10年以上携わる。
2008年よりオンラインでのオーダースーツ販売を開始し、複数店舗の立ち上げ・プロデュースも経験。コストパフォーマンスと品質を両立したスーツづくりを強みとし、「手軽に、良いオーダースーツを」を理念に、業界の発展に取り組んでいる。



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