スーツの後ろ姿をかっこよく見せるには?襟やシャツ・パンツで意識するポイントを解説
2025/01/21
スーツの着こなし方
スーツの後ろ姿は人の目に付きやすく、ビジネスマンが相手に与える印象を左右する大事な要素の一つです。ジャケットやワイシャツ、パンツをかっこよく着こなすことで、きれいな後ろ姿を表現でき、ビジネスマンとしての清潔感や信頼性を向上させられます。
しかし、スーツを着用する際に後ろ姿まで鏡でチェックするのは難しく、どのように意識すれば良いのか分からない方もいるかもしれません。
そこで本記事では、スーツの後ろ姿をかっこよく見せるポイントを襟・シャツ・パンツ別に解説します。
本記事で紹介するポイントを意識して、後ろ姿までかっこよく見えるようスーツを着こなしましょう。
スーツの後ろ姿が印象を左右する理由
スーツの後ろ姿は、着用者の注意が行き届きにくいものの、他人からよく見られる部分です。とくに後ろ姿はスーツ全体のバランスとシルエットを示すため、適切な着丈やフィット感が、立ち姿の魅力度を大きく左右します。
また、スーツの後ろ姿は、相手に対してその日の最後に見せる部分でもあります。対面している際はスマートに見えても、別れ際の後ろ姿がだらしないと、最後に悪い印象を持たれてしまう可能性もあるでしょう。
意識しないと注意が行き届きにくい後ろ姿にまでこだわることで、相手に清潔感や人としての信頼性を感じさせられます。
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるためのポイント
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるには、以下4つのポイントを意識しましょう。
- ジャケットのサイズ感を適切にする
- パンツのシルエットに気を配る
- シワのない状態を保つ
- 正しい姿勢を維持する
今日から上記のポイントを意識して、かっこよくスーツを着こなしてみてください。
ジャケットのサイズ感を適切にする
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるためには、ジャケットのサイズ感が大事です。サイズ感が適切でないと、だらしなく不格好に見えたり、動きにくく快適性に欠けたりします。
ジャケットのサイズ感を確認する際は、以下の項目を意識しましょう。
- 肩線が自然な位置で収まっているか
- ウエスト部分が体にフィットしているか
- 着丈はヒップを隠す程度になっているか
- 袖丈は中のシャツが約1.5cm程度見える長さか
上記を意識して後ろ姿までかっこよく見せることで、自信を持ってスーツを着こなせるでしょう。
ただし、既製品のスーツは標準体型に合わせて大量生産されているため、自分の体にフィットするサイズが見つけられない可能性もあります。
そういった場合は、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツなら丁寧な採寸をもとに一から製作するので、後ろ姿までかっこよく見せられるサイズ感を実現できます。
自分の体型に完全フィットするスーツを作りたい方は、オーダーメイドを検討してみてください。
パンツのシルエットに気を配る
パンツのシルエットもスーツの後ろ姿をかっこよく見せる上で大事な要素です。
とくに裾先に向かって徐々に細くなるシルエットのテーパードパンツを選ぶことで、脚をスッキリと見せられます。
また、パンツは裾にたるみがない長さに調整すると、よりシルエットを美しく見せられるので意識してみてください。
シワのない状態を保つ
シワのない状態を保つことで、スーツの後ろ姿をかっこよく見せられます。スーツにシワができるのを防ぐには、以下のポイントを意識しましょう。
- 自分に合ったサイズ感のスーツを着用する
- シワになりにくい素材を選ぶ
- 正しい姿勢でスーツが変形するのを防ぐ
- 一度着たスーツは最低でも48時間は休ませる
- 肩幅に合ったハンガーで保管する
スーツにシワができる原因やできにくくさせる保管方法、アイロンなしでシワが簡単に取れる方法などを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>スーツのシワの取り方は?アイロンなしの方法やメンテナンスのポイントを解説
正しい姿勢を維持する
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるには、正しい姿勢を保つことが大事です。姿勢を正しく保つことで、シルエットを美しく見せられるだけでなく、スーツが変形するのを防ぎシワをできにくくしてくれます。
正しい姿勢を保つためのポイントは、以下の4つです。
- 背筋を真っ直ぐにする
- 肩の力を抜く
- 胸を張りすぎない
- 座る際は深く腰掛ける
上記を意識した正しい姿勢で、後ろ姿をスマートに見せましょう。
スーツの後ろ姿を際立たせる襟の選び方
スーツの後ろ姿を際立たせるためには、以下のポイントを意識して襟を選ぶことが重要です。
- ジャケットの後ろ襟が首筋に沿うデザインを選ぶ
- シャツの襟がジャケットから1.5cm〜2cm見えるのが理想
- 襟の形状が全体のバランスに合っていることを確認する
襟まで意識して、際立たせた後ろ姿で相手に好印象を与えましょう。
ジャケットの後ろ襟が首筋に沿うデザインを選ぶ
スーツの後ろ姿を際立たせる襟の選び方として、首筋に沿うデザインを選ぶことが大事です。首筋に沿うデザインを選ぶことで、後ろ姿をより洗練された印象に仕上げられます。
また、自分のサイズに合ったジャケットを選ぶと、首筋に沿うデザインと馴染み、自然な襟の見え方を実現できます。
シャツの襟がジャケットから1.5cm〜2cm見えるのが理想
シャツの襟は、ジャケットの後ろ襟から1.5〜2cm程度見えるのが理想的です。首筋に沿うデザインに合わせてシャツの襟が適切に見えることで、後ろ姿にメリハリが生まれます。
ただし、シャツの襟が見えすぎているとスーツ特有のプロフェッショナルな雰囲気が損なわれてしまうため、注意してください。
襟の形状が全体のバランスに合っていることを確認する
襟の形状が全体のバランスに合っているかどうかも、スーツの後ろ姿を際立たせる上でのポイントです。
襟の形状を選ぶ際は、以下の基準を参考にしてください。
- 細いラペル:小さめのシャツ襟
- 広いラペル:大きめのシャツ襟
- ゴージラインが並行:ワイドカラーなど襟が平行なシャツ
- ゴージラインが下がっている:レギュラーカラーのシャツ
- 細身の体型:ナローラペル
- 標準的な体型:レギュラーラペル
- がっしりした体型:ワイドラペル
これらを参考にして、スーツの後ろ姿を含む全体的なバランスを整えていきましょう。
シャツでスーツの後ろ姿を引き立てるコツ
スーツの後ろ姿は、シャツの選び方でも印象が大きく変わってきます。とくに以下のコツを意識して、シャツを選びましょう。
- 適切なサイズでフィット感のあるシャツを選ぶ
- シャツの襟元が清潔で整っていることを確認する
- ジャケットから見えるシャツの部分を意識する
上記を参考にして、魅力的なスーツの後ろ姿を引き出してみてください。
適切なサイズでフィット感のあるシャツを選ぶ
適切なサイズでフィット感のあるシャツを選ぶことで、スーツの後ろ姿を引き立てられます。さらに、体型にピッタリなサイズのシャツは、清潔感があり、スマートな印象も演出できます。
自分に合ったサイズのシャツを見つけるために、身体の部位ごとの正しいサイズの測り方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
シャツの襟元が清潔で整っていることを確認する
シャツでスーツの後ろ姿を引き立てるコツとして、シャツの襟元を清潔に整えることも挙げられます。
シャツの襟元を清潔で整った状態に保つためのポイントは、以下のとおりです。
- こまめにアイロンがけをする
- 汚れや黄ばみはすぐに落とす
- 汚れや黄ばみが落ちない場合はクリーニングに出す
- シャツのたたみ方に注意する
- 形を崩さないように干す
- スプレーのりや襟芯を使用する
上記のポイントを意識して、清潔で整った襟元をキープしましょう。
ジャケットから見えるシャツの部分を意識する
スーツの後ろ姿を格段に引き立てるために、ジャケットから見えるシャツの部分を意識してください。
シャツ袖は、ジャケットの袖口から1.5cm程度見える長さで、シャツ襟は、ジャケットの後ろ襟から約2cm程度見える長さが理想です。
ジャケットから見えるシャツの袖と襟にまで意識を向けて、メリハリのある着こなしを表現しましょう。
パンツでスーツの後ろ姿をスマートに見せる方法
パンツの選び方や着こなし方を意識することで、スーツの後ろ姿をスマートに見せられます。ポイントとしては、以下の3つです。
- パンツの裾にたるみがない長さに調整する
- ヒップや太ももに適度なフィット感を持たせる
- ポケットに物を入れず、シルエットを崩さない
これらを参考にして、スーツの後ろ姿をスマートに見せられるパンツの着こなしをマスターしましょう。
パンツの裾にたるみがない長さに調整する
スーツの後ろ姿をスマートに見せるには、パンツの裾にたるみがない長さに調整することが大事です。
パンツの裾は、立っているときに靴の甲に軽くたわむ程度の長さが理想的です。また、以下の基準を参考にして、裾幅と長さのバランスも意識しましょう。
- 裾幅16〜18cm:くるぶしが見える少し短めの裾
- 裾幅18.5〜20.5cm:靴の甲に軽く触れる長さ
- 裾幅21cm以上:靴の甲にシワができる程度の長さ
また、人によっては左右の足の長さが異なる可能性もあるので、採寸の際は両足それぞれでサイズを合わせてください。
ヒップや太ももに適度なフィット感を持たせる
ヒップや太ももに適度なフィット感を持たせることで、スーツの後ろ姿をかっこよく見せられます。
フィット感を調整するポイントは、以下のとおりです。
- ウエスト:手のひらが入る程度のゆとりを持たせる
- ヒップ:座っても余裕があり、たるみがないサイズにする
- 太もも:裏側を指でつまめるか確かめる
また、上記に加えてお尻のラインとパンツのヒップラインが自然に合っているかを確認すると、より適切なフィット感を実現できます。
ポケットに物を入れず、シルエットを崩さない
スーツを着用する際は、ポケットに物を入れず、シルエットを崩さないよう意識してください。
ポケットに物を入れると、不自然な膨らみや突起でシルエットが歪み、後ろ姿の美しいラインが崩れてしまいます。
ポケットを空に保ち、スーツの後ろ姿を美しく、スマートに見せましょう。
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるための姿勢と立ち方
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるためには、以下のように姿勢と立ち方にも気を付けてください。
- 背筋を伸ばし、自然な立ち姿を心がける
- 肩の力を抜き、リラックスした状態を保つ
- 足の位置を揃え、バランスの良い立ち方を意識する
今日からそれぞれ実践していきましょう。
背筋を伸ばし、自然な立ち姿を心がける
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるために、背筋を伸ばし、自然な立ち姿を心がけてください。とくに胸を張りすぎず、背中を真っ直ぐに保つことで、自然に背筋が伸びてくれます。
ただし、無理に背筋を硬くするとぎこちない印象を与えてしまうので、力まない自然な姿勢を意識しましょう。
肩の力を抜き、リラックスした状態を保つ
肩の力を抜き、リラックスした状態を保つことも、スーツの後ろ姿をかっこよく見せる上で大事なポイントです。
ただし、意識しすぎて逆に肩に力が入ると、スーツのシルエットが歪んだり、精神的にも肉体的にも余裕がないと感じられたりする可能性があります。
自然でリラックスした立ち振る舞いを心がけて、スーツの後ろ姿をかっこよく見せつつ、より親しみやすく、信頼感のある印象を与えましょう。
足の位置を揃え、バランスの良い立ち方を意識する
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるためには、足の位置と立ち方のバランスも大事です。バランスの良い立ち方をするためのポイントは、以下が挙げられます。
- 足を肩幅に開いて重心をまっすぐに保つ
- 力まずに自然な姿勢を維持する
- 片足に体重を偏らせない
自然でバランスの取れた立ち姿を心がけて、スーツを後から見た際のシルエットを美しく保ちましょう。
オーダースーツで後ろ姿をかっこよく見せよう
スーツの後ろ姿をかっこよく見せるには、ジャケットやパンツのサイズ感、シャツの襟の形状や見え方などにこだわる必要があります。しかし、既製品のスーツだと、細部にまでこだわるのは難しく、なかなか理想のスーツと出会えないでしょう。
細部にまでこだわったスーツで、後ろ姿をスマートかつ美しく見せたいなら、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツなら、丁寧な採寸をもとに一から製作するため、世界で最も自分の体にフィットするスーツが手に入ります。
とくに「Suit Ya」は、初回の1着目は無料でサイズを直してもらえる「ジャストサイズ保証」があるので、オーダー初心者の方でも安心です。
オリジナルのオーダースーツで後ろ姿をかっこよく見せたい方は、ぜひ「Suit Ya」での購入をご検討ください。
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また、以下の記事でおすすめのオーダースーツブランドを紹介していますので、あわせてご覧ください。