ラペルホール:オーダースーツ辞典:Suit-Ya
ラペルホールとは、昔は風よけのためにスーツの衿を立ててきることがあり、その際にバタつきを防ぐために付けられたボタンホールの名残。 その後、この部分に花を挿して飾っていたことから「フラワーホール」とも呼ぶ。 現在はラペルピンなどをこの部分につける場合もある。 ※ラペルとは、スーツなどジャケットの下襟部分のこと。 きざみの入った切替部分(ゴージライン)を境に、上襟を「カラー」、下襟を「ラペル」と呼ぶ。 ラペルの返りの良し悪しが、良いスーツを見分ける上での重要なポイントにもなる。 もともとジャケットのはじまりは詰襟スタイルだった。 そのうちに、首元も窮屈で、いかついイメージのあるこのスタイルを、暖かい季節には上部ボタンのみ外して折り返し着る着方が一般化した。 そして、それを前提とした形が仕立てられるようになった。 折り返した部分は襟と呼ばれ、元に戻らないよう折線で縫うなどした。 いわゆる今のジャケット型のはじまりである。 折り返した部分には、ボタンとボタンホールがなごりとして残り、ボタンは、ボタン止めが襟の表面に出てみっともない、むしろ邪魔になるなどで廃れていった。 しかし、ボタンホールは、その後バラなどの枝つき花を挿すおしゃれポイントとなったり、公式行事に身分や所属をあらわすきらび やかな衿章をつけたりするなどの味を持ち、そのために残された。 

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