汗止め
汗止めとは・・・
スーツやコートなどの上着裏の脇下分部(アームホール底)につけられる、
通常、裏地で作られる楯型のパーツの事。
脇下の汗が表に染み出さない為や、補強の為に付けられたものであるが、
昔、裏地はアルパカを用いていた為、現在のものと比べると
非常に保温性が高く発汗しやすかった。
最近の裏地はスベリや軽量等の理由から
比重が高く保温性を優先しないため発汗も抑えられている。
また、昔のものに比べに期待対応年数が短いこともあり、
表地への影響を考慮することが少なくなった。
そのため現在、汗止めとして用いられるのは、
脇下の補強と、デザイン的な懐古趣味としてのウエイトの方が高くなっている。
似た物に「脇刺し(※)」があるが、フルオーダー以外では、
これはあまり見られなくなった仕様。
※脇刺しとは・・・
上着緒アームホールの下に
わきの下に当たるところに半円を描くように細かく入れる針目のことを指す。
この部分は体温と汗で湿気が伴うため、
裏地のほころびが出やすく、その補強として使用されるもの。
昔は裏地にはシルクや混紡(ウール、綿)を用いていたため、
現在の裏地に比べるととても素材が弱いため、
すぐ擦り切れてしまっていた。
"脇刺し″はその対策として使用されたもの。
また脇刺しに使用する刺し糸は朱色や金といったように
裏にも凝った施しになるよう目立つ色を用いられることもある。
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